高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

菌床しいたけのおたより ~会員さんより

2022-11-09 09:00:00 | 日記
会員M.M.です。

4月24日、宗安寺きのこセンターの見学の時に、
シイタケの菌床ブロックを買って帰りました。


それから湿度60~65%に保つために、
お風呂場に持ち込み、
時々水をたっぷりかけたり、
光や温度にも注意し、
お風呂場を使うときには、
他の場所に移したりと
細心の注意と手間をかけ続けました。

暫くすると待望の
小さなシイタケの赤ちゃんが
次々と7個膨らみ、
1~2週間くらいすると
立派な笠になりはじめました。
待ちきれずに、
“どんこ”(笠が開ききらないうち)で
食べた味は格別でした。


その後、さらに注意深く
お世話をした甲斐あって、
少しの間お休み後
2クール目もひとつ、
3クール目もひとつと、
6月に入っても収穫できました。
プロは5,6回採れるそうですが、
これから温度も高くなるので、
どうかな?

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2022年7月号より転載しました。

「シイタケのおたよりの続編です!」
その後、夏になり
忘れがちになりながらも、
水をかけたり、水に浸したりと、
お世話をしていました。

本音では、
もう無理だろうと思っていた矢先、
先日可愛い小さな
シイタケの赤ちゃんが出てきました!
これはもう奇跡。
さすがに直径2cmくらいにしか
成長しませんでしたが、
2つに割って味噌汁に入れて食べました。
それは食感といい、香りといい、
なんとも言えないおいしさでした。


そして今、もう一つ
小っちゃな頭が出てきました。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2022年11月号より転載しました。
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四方竹の加工場 ~夢産地とさやま開発公社

2022-11-01 09:00:00 | 日記
★ 四方竹の加工場 ★

10月は四方竹の季節でした。


高知の方なら皆さんご存知。
秋に1ヶ月間だけ取れる珍しいタケノコです。
切り口が四角いことから
四方竹と名前がついたと言われてます。


夢産地とさやま開発公社の加工場を
見学せてもらいました。
場所は高知市土佐山地区の山の上。


タケノコですが、
掘るのではなく、
ひざ下ぐらいの長さで
ポキっと折って収穫します。


土佐山地区の生産組合はおよそ30軒。
四方竹は生産農家から午前中に入荷され、
加工場が稼働するのは午後からです。


皮ごとゆがかれた四方竹を
穴の中に入れてエアで皮を剥ぎます。
前は手作業だったそうで
この機械が入ってから
作業が非常に楽になったとか


ほら、黄色の
美しいタケノコが現れました。


太さごとに
長さを切り揃えます。
ベテランの方は作業が速い!


たくさんの方が働いてます。
水を扱う労働は大変そう。


湯がく人
皮剥ぐ人
切り揃える人
あらゆる工程が手作業でした。

こういう工程を経て
量販店に並ぶ四方竹。
鮮度を保ちつつの配送が難しいため
土といのちでは扱えませんでしたが。。。。

管理人
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共同購入委員会と運営委員会

2022-10-27 09:00:00 | 日記
★ 共同購入委員会と運営委員会 ★


土といのちはNPO法人です。
年一回の総会・年数回の理事会で、
協議・運営されています。
理事会の下にはいくつかの委員会があります。
そのうち共同購入委員会と運営委員会は毎月開催。
毎月発行する『土といのち通信』裏面に
委員会報告を載せてます。
読んでくださいね。


もともと生産者と消費者が集まってできた会。
運営も経営も手探りです。
いつでも委員募集中 ♪
やる気のある方歓迎します。


( 管理人 )
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アニマルウェルフェアと「土といのち」~コラム

2022-10-17 09:00:00 | 日記
高知大学地域協働学部教員の森明香です。

アニマルウェルフェアと「土といのち」~コラム

土といのちの生産者さんや食材を見ると、
グローバルスタンダードになりつつある概念や
在り方を先駆けたものが散見される。
「アニマルウェルフェア」(AW)もその一つだ。

ジャーナリストの枝廣淳子さんによれば、
AWとは、「生まれてから死ぬまで
その動物本来の行動をとることができ、
幸せ(well-being)でなければならない」
とする考え方だ。
家畜をめぐっては、
ストレスが少なく行動欲求が満たされた
健康な生活ができる飼育方法や屠畜が
実現されていることが、
AWに叶う畜産ということになる。

始まりは1960年代、
いちはやく近代畜産が進んでいたイギリスで
ルース・ハリソンが『アニマル・マシーン』を著し、
工業的な畜産の虐待性や
薬剤多投などによる汚染が
大きな社会問題となったことによる。
イギリス政府は、
後にAWの基本原則「5つの自由」に連なる基準を提唱した。
*5つの自由とは
飢え・渇き及び栄養不良からの自由、
恐怖及び苦悩からの自由、
物理的、熱の不快さからの自由、
苦痛、傷害及び疾病からの自由、
通常の行動様式を発現する自由

その後、
世界を震撼させたBSE
(狂牛病、草食動物である牛に
未処理の肉骨粉を飼料として与えた影響による
ことが指摘されている)等を経て、
消費者の食の安全を希求する声が
AWの広まりに繋がった。
ベルギーやスウェーデンでは、
コストが取り組みの阻害要因とならぬよう、
AWに取り組む農家に
政府が補助金を出すなどして、
AWの普及を支えているという。

一方で、日本では
AWは普及も浸透もしているとは言い難い。
たとえば採卵鶏をめぐって
日本では最もAWに反した
バタリーケージ
(1羽あたり平均で
20cm×21.5cmの約B5サイズのケージで
何段にも重ねて飼う方法)を
92%の採卵養鶏場が採用し、
83%以上がヒナのうちに
くちばしを焼き切られている(2015年3月)。
AWにかなった平飼い(屋内の地面に放し飼い)や
放牧(屋外にも出られる)はごくわずかだという。
欧米のように法的拘束力のある
ルールもなければ補助金もなく、
多くの消費者や市民の
関心も薄いことの表れだろう。

そうした中、「土といのち」では
AWに叶う畜産を経た食品を取り扱ってきた。

6月のイベントでお邪魔した
奥田養鶏場さんもその一つ。
平飼い鶏とケージ飼いのおばあちゃん鶏とは、
卵の価格に差をつけて販売している、
とも教わった。

(平飼い卵の奥田養鶏場)

イベントに参加し
通信に寄稿なさった斉藤牧場さんも、
AWに叶う畜産をされている。

(山地酪農牛乳の斉藤牧場)

食の安全を希求した
地域の生産者と消費者とがつながり、
生態系の一存在のヒトとして
食や農や環境と向き合い、
「土といのち」は細々と地道な活動を続けてきた。
気候崩壊や食糧危機への懸念が
現実となりかねない今日こそ、
その活動や実践に
最先端の知恵が在るのかもしれない。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2022年10月号より転載しました。
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ある日の事務所

2022-10-12 09:00:00 | 日記
すっかり秋めいたこの頃。
久しぶりに事務所の様子の投稿です。

これはまだ猛暑だった頃。
あいにくこの頃
車のエアコンが壊れてしまって……
お疲れ気味の配送員Bさん。


荷物をきれいに積んでますね。
さすが配送プロの腕前。


配送表は必需品。
えーっと○○さんは、
段ボール●個・スチロール●箱


さあ出発の準備ができました


いってらっしゃい
空が秋っぽい


配送車が出発した後
休む間もなく倉庫の片づけ


こちらもまた休む間もなく
事務仕事にとりかかります


月曜日から金曜日まで
やることいっぱい
いいものを会員さんにお届けします!

( 管理人 )
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かざぐるまさんの パプリカ

2022-09-30 09:00:00 | 日記
★ パプリカ ★


赤・黄・橙・緑
キレイな色が食卓に映えるパプリカ。
果肉が厚く、甘みがあってジューシーなのが特徴です。

量販店の立派なパプリカは
なかなかのお値段みたいです。
というのもパプリカは
大きくなるのも
キレイな色になるのも
ピーマンに比べたらたいそう時間がかかります。
色づく前に傷んでしまうことももしばしば。


実はピーマンは未熟なうちに
収穫している実なのです。
だから収穫までの時間もかからず
次々に収穫できます。


パプリカに似た赤ピーマンというのもありますが
これは完熟したピーマンです。
苦味成分が甘み成分に変わり、
緑色ピーマンとはまた違った味に変身。
それでもパプリカの厚みとジューシーには負ける?


ある日の事務所ではちょうど
かざぐるまさんのパプリカを計量中でした。
会員さんにお届けするためのひと手間
はい、量り売りなのです。
アナログな会ですから電卓とペンは必須アイテム。


かなりお手頃な価格で出してくださった
かざぐるまさんのパプリカも
そろそろ終わりに近づいてきました。
味わっていただけましたか?

( 管理人 )
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最近の食や農に関する県内のニュース ~高知県

2022-09-15 09:00:00 | 日記
★ 最近の食や農に関する県内のニュース ★

(こうち食と農を守る連絡会FBカバー写真より転載)

高知市議会6月定例会(第490回)で、
高知県知事に対し
「高知県が独自に種子条例を定めることを求める意見書」
が原案可決されました。
2018年4月に主要農産物種子法が廃止され、
また種苗法も2020年3月から改正施行されました。
その結果、登録品種の種は守られる反面、
種の自家増殖の許諾が必要となってきました。
それらの法律の廃止・改正に伴い、
2022年末現在で、
日本の31の道県で
種子条例(種苗法改正の問題点も踏まえているものも多い)が
制定されています。
高知県でも、
「こうち食と農をまもる連絡会」だけでなく、
その他団体や市民が、
県内市町村で意見書や請願の提出を働きかけています。
これまでに、土佐町で意見書採択、
四万十町で継続審議になっています。
高知の種をしっかりまもる条例ができると良いですね。


<高知市意見書要旨>
食料問題は最大の安全保障問題でもあるとし、
優良品種の原種を安易に海外に移転することは許されない。
また国内での農業者が
伝統的な品種や独自に取得している原種等が、
グローバル企業等によって取得され,
権益を独占するようになってくると,
その品種を栽培したい農家は
種子や種苗を購入しなければならなくなり,
農家が不利益を受けることとなる。
高知県は条例に代わるものとして
要綱を定めているが,
公的な取組としては脆弱との理由で、
高知県に対し先進自治体に倣って
種子条例を定めることを強く求めている。

(文責:こうち食と農をまもる連絡会 世話人 丸井)


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2022年9月号より転載しました。
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第2回理事会でした

2022-09-13 09:00:00 | 日記
9月10日、2022年度第2回理事会でした。
現在、当法人の理事は10名。
この日は委任を含めて8名の出席です。


理事長のあいさつから始め
各委員会からの報告事項へと続きます。


続いて検討事項に移ります。
話し合うことがたくさんあって
2時間では足りないくらい。
でも、ダラダラと長時間続けるより
時間を区切ったほうが
効率よく進むようです。


理事会の詳細は
10月号土といのち通信で報告します。

( 管理人 )
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月曜日の土といのち事務所

2022-09-06 09:00:00 | 日記
月曜日は楽しい!!
あ、失礼。
月曜日は忙しい!!
生鮮食料品以外の
たくさんの荷物がトラックで届けられます。

それを火・水・木の会員さんに仕分け。
ここで欠品の連絡が入ることもあります。


ちょっと覗いてみましょう。
初めて見るものもあってワクワク
さっそく9月の新共同購入品“四万十のめぐみ”も


麦茶、番茶、青汁、、、、


せんべい、クッキー、ドライフルーツ、、、


クッキー、カステラ、飴、、、


曜日ごとに分けたあとで
次は会員さん個人に仕分け
をして箱に詰められて
会員さんのお手元に届きます。

( 管理人 )
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暑中お見舞い申し上げます

2022-08-07 09:00:00 | 日記
★ 暑中お見舞い申し上げます ★


8月は行事がお休みです
スタッフもちょっと一休み

今年は、かなり早く
梅雨明け宣言がでましたが、
その後も湿度の高い
雨がちな天気がつづいています。
早く高知らしい
暑いけどからっとした夏が
来て欲しいですね。

日頃忙しくされている皆さまも、
ここらでちょっと一休み。
冷房の効いた部屋でだらだら過ごすも良し、
山や川辺・海辺など野外でぼーっと過ごすも良し、
逆にスポーツで汗を流すも良し、
ぜひ夏のひととき思い思いの過ごし方で、
これからの英気を養って下さい。


事務所は8月②回目の週(8月11~15日)はお休みです。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2022年8月号より転載しました。
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