あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

毛虫の季節がやってきた

2021-05-19 23:55:27 | 生き物
 今年は毛虫を見ることが少ないなあ、まだ早いのかなあ。雨続きで蝶が飛び交うのもあまり見かけず、わたしの季節感も怪しくなってきました。
 
 まだ晴天続きだった頃、散歩道で見つけた蛾
 
 
 
 
 なかなかきれいだなあと思ったのですが、こうして拡大されてみると、幼虫時代のちょっと気持ち悪い模様を残しているみたいです。
 
 これは蜂の仲間かな? 羽の模様がなかなかおしゃれ。



 そして生まれたばかりの、ぴかぴかのアゲハチョウ。
 こんなに完璧な姿はなかなか見られません。まだ羽が伸びきってないのか逃げようとしませんでしたので、じっくりと見せてもらいました。
 
 
 
 
 話はそれますが、この写真を撮るために、ポチに「ちょっと待っとって。」言ってリードを手にしたまま写しました。わりとわたしの言うことを理解して行動するんです。写している間ちゃんと止まってくれています。「帰ろう」と言えばくるりと向きを変えるし、うちの子、案外お利口なのかもしれない。
 
 
 そして、その辺に勝手に生えているエノキ。エノキにはゴマダラチョウの幼虫がいることがあるので、ついつい葉っぱをしげしげと見てしまうのですが、10年ほど前に一回見たっきりで見つけたことがありません。ゴマダラチョウ自体珍しいので、虫食いの葉っぱがあろうものなら期待を込めて探すのですが、
この日見つけたのは、
 
 ヒメシロモンドクガ?
 


 
これはチャドクガ?


 
 うじゃうじゃいるのを発見。いよいよ毛虫の季節の到来ですかね。毒があるようなので、庭木にでも着いていたら大変です。これからは草引きをするにも用心しなくてはなりません。
 
 そうそう、草を引いていたら根っことともにこんな物が転がり出てきました。それも3匹も。
 
 
 
 カブトムシの幼虫です。飼育箱に入れようかと思ったけど、やっぱりこのままにしておこうと、また埋めておきました。



 






 
 
 
 
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梅雨が早すぎて

2021-05-18 23:12:53 | 植物
 シャクヤクが雨の中で咲きました。一番先に咲いたのは白。
 




 少し遅れて、ソルベット
 
 
 これは3株もあります。
 それが雨に打たれて



 相当傷んでいたので五,六本切ってしまいました。花瓶に挿していたら、家の中がいい匂いがするので初めてシャクヤクっていい匂いがしたんだと気づきました。
 
 
 かろうじて立っているのも大夫傷んでいました。あ~あ、きれいな時を見ずに終わってしまいました。
 
 
 ニオイバンマツリは、ほぼ例年通りの咲き方でした。これもいつもなら五月晴れの下で咲くものを、梅雨が早く来たために・・・・
 
 
 雨であまり外へ出ないうちにあれよあれよと咲いちゃって





 白が多くなったら終わりに近づいている証拠です。でも、晩年になっても美しさを保っているこの花は好き。人間もこうありたいね。
 
 そしてなぜかコスモス。
 




 




 畑のあちこちに勝手に芽生えてくるコスモス。いつもなら今頃からびっしりと生えてくるのですが、今年はやたらと早いのが数本ありました。ここに居させるつもりはなく、いずれ引っ越し場所を作って移動するつもりだったのに・・・・これはもう、ここで咲かせるしか仕方ありません。幸い、秋のコスモスのように背が高くないので、あまり邪魔にはなっていません。
 
 毎年恒例になっているコスモス引っ越し作戦。勝手に生えてきたコスモスを一箇所にまとめる作業です。ぼうぼうに生えている草を抜いて、植えるところを準備します。そして雨の降る前の日に、コスモスを全部移植するのです。雨が降る予定ですから水やりをしなくて済みますから。
 
 今年はここ数年空き地にしてあった畑に植えるつもりで、自分用の草刈り機を買いました。
 ところがー
 コスモスの居場所を作る前に雨が降りまして、まだ草ぼうぼうのまま。雨の合間を縫って一生懸命草取りをしています。
 先日、初めて草刈り機で伸び放題のカラスムギを刈ってみました。軽くて早くてなかなか快適です。調子に乗ってどんどん刈っていったら
 

 え? なに?

 キジの卵ですね(確信)
 いつもこの辺でキジが鳴いていましたし、わたしキジの卵は見たことあるので。
 
 うわぁ、悪いことしちゃった。いつもは人間など来たことのないエリアに大きな音を響かせて人間が入ってきたものだから、逃げていったに違いありません。どうしよう、戻ってくれるかなあ。
 
 わたしはその辺に生えている背の高い草を土ごと持って来て卵が見えないように囲みました。
 
 
 どうかしら? うまく隠れたでしょうか。
 
 
 
 抜いてきた草は、雨で活き着く(活着する)はず。
 
 その夜大雨が降りました。母キジは帰って来たかしら。帰って来ても草が倒れて雨よけにはなってないでしょう。ずぶ濡れで卵を温めるのでしょうか。例年なら、いい天候の中で温められたと思うのですが、梅雨が早く来たために、キジも大変な苦労をしなければならないのですね。
 
 翌日も雨。いつもの所からキジの声は聞こえませんでした。
 
 翌々日。曇り、にわか雨。キジの声が聞こえました!
 
 けど、雌がそこにいるのかどうか。そしてしばらく雨で冷えた卵は生きているのか。もしわたしが近づいたらまた逃げるのではないか。               
 
 心配でしょうがないのですが、怖くて確かめに行けません。
 
 
 
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ブルーベリーにパッションフルーツに

2021-05-16 16:23:58 | 野菜・果物・料理など

  ブルーベリーの木のそばで草を引いていたら、友達のお母さんがウォーキングで通りかかって(相変わらずお元気)

「それ、ニラの花?」って聞かれました。

 







 どちらもニラに似てますけど、なんて名前だったかな? どうも土が合わないのか、貧相な花しか咲いていません。

 それからブルーベリーの花を見て、これは何?と聞かれました。



 

「これがブルーベリーなの?」(上品な方です)とびっくりされていました。

 



 最盛期の花。



 

 スズランのようなベル型の花をいっぱいつけて可愛いです。それから「お仕事の邪魔をしてごめんなさいね。」(いえいえ、趣味の園芸ですから)と恐縮されながらしばらくお話。多分新型コロナの影響で趣味の会もお休みしてるし、娘さん(わたしの友人)は、お孫さんのお世話で家を空けることが多いし、お話相手も少ないのだろうなと思いました。

「わたしねえ、写真をいろいろ撮ってるの。」(ほとんど標準語)「さっきテントウムシがいたのよ。」と見せてくれました。                          「ブログか何かしています?」             「いえいえ、撮って自分で楽しむだけ。」そういう人に会ったの3人目です。スマホで気軽に撮れるようになって撮る楽しみができた人多いのでしょうね。

「ブルーベリー撮らせてもらっていい?」

「どうぞどうぞ。あ、ここにバッタがいますよ。」

「どれどれ、ああ~見えにくい。年をとると小さい画面が見えにくくてねえ、ちょっとあなたが撮ってくれない?」

というわけで撮ってあげました。

 あれから半月あまり。ブルーベリーにはびっしりと実が付きました。去年全くといいほどなりませんでしたのでその分今年は多いと思います。孫たちが喜ぶでしょう。

 





 楽しみと言えば、ハウスの中に咲いたパッションフルーツの花、

 



 これも去年は全く花が咲かなかったのですが、今年はいっぱいつぼみをつけています。そして葉陰に小さな実が!



 やったあ。

 去年は、我が家の果物はほとんど収穫がありませんでした。果物には実がよくなる年と成らない年とがありますが、さくらんぼもたくさんとれたし、今年は成り年かな?

 ハウスの中ではもう一つ実がなっていました。

 ジャボチカバ。ほとんど市場に出回ってない幻のフルーツです。

 
 汚らしいですが、これは花殻です。



 これは花が咲いてから食べられるようになるまでの期間が比較的短いです。しかも、真冬以外は年中実ってる。なかなか効率のいい果物。もうちょっとで食べられるかな?これも楽しみです。

   

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ご当地三大くだものの花

2021-05-15 14:37:13 | 野菜・果物・料理など
 肥沃な土地に恵まれた周桑平野は、どんな作物でもよく育つのだそうです。その中でも、ご当地3大果物とは? 正確なデータにもとづいているわけではありません、あくまでもわたしの主観的な印象ですので、誤解なきように。
 
1 みかん(いろいろな柑橘)
  かつては温州みかんが多かったそうですが、今はいろいろな種類の柑橘が作られています。今その花がまっさかり。どこを歩いてもよい匂いが漂ってきます。
 
 今年は花の数が多いのではないかなあ。
 
 
 柑橘王国のえひめでは、少し大きめの晩柑類も多く、どれがどれの花かまではわたしにはわかりません。ただ、いよかんとかハッサクとかはみかんよりは大きな花です。









2 柿
 
 かつては愛宕柿の生産日本一と言われていましたが、最近では柿も多様化しています。種類によって花が違うのかどうかわかりませんがーというより花が咲いたのか終わったのかもよく分からなくて
 


 
 これが花が開く前なのかなあ?

 
 柿の花わきという言葉はよく聞いたことがあります。今の季節に柿畑に人が集まっていたら、花を摘花していると考えていいと思います。
 柿の摘花って・・・・枝ごと落とすんですねえ。地面にだくさん落ちていました。



 3 キーウィ
 
 わたしがよく見るキーウィ畑では3月頃からずっとお仕事しています。3月頃は剪定だったのですが、4月5月は何をしているのか見ただけでは分かりませんでした。
 いつの間にか花が咲いてる!
 
 
  数年前このあたりで「かいよう病」というキーウィの病気が広がったとき、この畑は大丈夫でした。「家は自家受粉じゃけん。」「病気になったんは輸入した花粉を使った所よ。」と教えてもらいましたが、イマイチ意味がわからず。
 わたしがお邪魔しているブログでいろいろな作業を書いておられるのを読んで少し分かりかけたところです。雄花の花粉を人工的に雌花につけていくんですって。
 
 この赤い色が受粉させた印かな?

 
 かわいい花です。
 
 
 
 いっぱい咲いています。キーウィも花わきするようですが、これはしてない? してる?
 
 
 可愛い実がなっていました。同じ園地なのに木によってずいぶん差が。
 
 
 どの果物もこれから半年かけて大きくなっていきます。放って置いても実は大きくなりますが、おいしい実にするにはやはりお世話をしなければいけないようで、果物農家って大変だなあとつくづく思います。
 
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横峰寺(4)帰り道

2021-05-14 00:07:20 | お出かけ
 星が森からいったんお寺へ帰り,帰り支度をしました。
 
 これ、ちゃんと撮れてませんが、お寺に帰る途中で見つけました。なにかしら? ちょっとこんにゃくの茎に似ていました。
 
 
 それはそうと、わたしちょっと困ったことがありまして・・・・ 
 登る前の一波乱の予想が当たりました。歩いているとなにやら足の裏に違和感を感じたのです。なんだろうと思って靴裏を見てみたら、靴底がはがれかけてる! 去年石鎚に行って以来履いてなかったのです。買ったのは何年か前。劣化? 
 
 星が森から帰る途中も靴底がぱかぱかするのが気になって仕方がありません。下山の前に山門のそばにしゃがみ込んで
 「これ、やっぱり気になる。なんかでくっつけといたらいいだろうか。」
 「ガムテープならあるよ。」と娘。
 でも。紙製のガムテープってあまりくっつかないんですよね。それに黒い靴に巻いたら結構目立つし。
 「うわっ、かっこわる。だめだわ。」みんな大笑い。
 「こりゃ、帰りにモンベル(アウトドアショップ)に寄って靴買わなきゃ。」
 「いやだあ、こんなみすぼらしい格好で。はがれたとこ、ちぎっちゃおうか。」
 そこで靴底を思いっきり引っ張りまして、やっとはがれた部分をちぎりました。思いの外丈夫でした。 
 それからトラオがお賽銭をちょうだいと言ってきました。お母さんの財布に2円しかなかった、と。
 そうそう、来るときに20体の石仏にお賽銭を上げなかったので、帰りにあげようと言いながら来たのでした。2円、ということはあと18円(1円ずつ置いていくつもり)
 こんなこともあろうかとわたしは千円を小銭に両替してきました。とにかくお寺参りをすると、お賽銭をおく場所がたくさんあります。財布の中には1円玉が10枚・・・足りないねえ。じゃあ5円玉も全部出して、10円玉も1枚出して・・・10円玉は自販機で使ってしまったのでもうありません。でも、何とか20枚用意できたので、トラオは小銭を握りしめて下りました。  
 
 
 あちこちに自生するシャガ

 
 
 これはなんの木?

 
 目立つ花はあまりなかったですが、苔がきれいでした。大きな緑の葉っぱはイワタバコかな?花が咲いてないとさっぱりわかりません。

 
 木に生えた苔もきれい
 
 小さな目立たない花です。でも群生していたから気がつきました。
 




 と、こんなふうに登るときには気がつかなかった植物にも気がついて写真を撮る余裕もありました。
 
 また誰かが置いていったらしい木彫りの仏様とか
 
 スパイダーマンとか、

 
 来るときには気がつかなかった物も。
 
 沢の上にははしごのように倒木が被さっています。


 えぐれてむき出しになった木の根っこ



 道以外の場所はなかなか厳しい荒れようで、参拝者が安全に通れるのは誰かがいつも整備してくれているからではないかと思われました。この間会ったおじいさんも参道の掃除に通っていたというし、そんな方がまだ他にもいるのではないかと思います。ゴミも落ちてなく、険しいけれど清々しい道でした。

 うぉー、あんなとこ登ってきたんだね。

 
 これから下っていく階段を見下ろして、来るとき心の中でつぶやいた言葉をまた言うことになりました。
「文句を言ってごめんなさい。だけど、やっぱり坂道がいいです。」
 
 
 若いトラオですら膝が笑うと言いながら歩いていましたもの。ウマオはーこれはサルオと改名したほうがいいくらい。どこにも姿が見えません。
 
 トラオと娘とが一つ一つ「〇丁」と書いた石を探してそばにある仏様にお賽銭を置いていきました。後で調べましたらこれを「丁石」というのだそうです。お賽銭をおいて丁寧にお時期をするトラオの姿がかわいい~(ばばバカです)
 
 途中、手入れの行き届いてないお堂があって、「大師堂」と書いてありました。なぜここにあるのか疑問。また、苔むした小さなお墓には「慶應」と「天保」の字が読めました。
「すごい!これ、江戸時代のお墓よ。」
 これが昔あった集落の人のお墓なのか,行き倒れになったお遍路さんのお墓なのかーこの道の歴史に興味をそそられました。丁石以外の場所にも仏様があったりして、お賽銭が足りなかったとトラオが怒っていました。
「小銭がないんだからしょうがないね。ごめんなさいと言っといて。」
 
 やがて沢がすぐそばを流れるようになり、 
 見覚えのある道に出て
 
 
 休憩所へ到着。山を下りてきた人が次の人のために杖を置いています。
 
 
 車に戻ってふとみあげると、早くもウツギの花が咲いていました。
 
 
 
 しんどかったけどなんて楽しいお参りだったのでしょう。身も心も洗われた気がしました。
 
 その夜、娘の友人からメールがきたそうです。
「お母さん、靴大丈夫だった?」
 山門でのコントのようなやりとりを見られてたみたいです。
 
 靴? 大丈夫ですよ。穴も空いてませんでした。
 


 
 
 それから二,三日ふとももの筋肉痛に悩まされましたけどね。
 
 以上で横峰さん登山記録はおわりです。ながながとおつきあい頂きありがとうございました。
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横峰寺(3)奥の院 星が森

2021-05-12 20:34:27 | お出かけ
 休憩所の外のベンチで持って来たおにぎりを食べたら、ちょっと歩くのが億劫になりました。でも、あと一箇所行くところがあるのです。
 よっこらしょと重い腰を上げ、出発。
 実は山門に着いたとき、反対方向の斜面から何人もの人が下りてきていました。その中に知り合いを見つけて、何があるのか聞いてみると、石鎚山がきれいに見えるんだそうです。さほど遠くではないらしいので是非見なくてはね。
 
 
 え? まだ3㎞も?
 虎杖ーいたどりではなくいたづりと読むようです。いやいやこんなに遠くまでは行きません。この途中に星が森はあります。
 


 あれれ? わたし石を写したかったのか? 疲れて写真を撮るのも大夫いい加減になってきました。このケマンソウに似た黄色い花を撮りたかったの。キケマンソウかなあ? これも実物を見たことがないので確信が持てません。
 
 
 
 何か分からないけど、葉っぱを見るとツボサンゴの仲間かなと思います。植えたものか自生しているものかも分かりません。



 ここまで登ってきた道のことを考えたら、この道は舗装された道を歩くのと同じくらい楽ちんで、思った以上に早く着きました。後から聞いたところ、600メートルしかなかったのです。
 
 まっすぐ行くと?
 
 
 
 目的地は左方向
 


 
 ここは横峰寺の奥の院「星が森」だそうです。この左に石鎚山の遙拝所があります。 
 
 石鎚の見えるのはここです。
 
 真っ正面だ。
 


 
 すごい! 

 
 石鎚山が鳥居の中にすっぽりと収まって見えました。
 


 
 二,三日前に降った雪がしわのように残っていました。



 去年の夏はあの山に登ったのです。
 
 
 ここからさらに道を下っていくと虎杖に着くのかな? 石鎚方面から来る道だそうです。
 

 降り口何本もの杖が置いてありました。どうぞお使いくださいということでしょう。
   ここへ来る道は、ここと、さっきの?のところと、わたしたちが登ってきたところと3箇所。横峰さんへはこの三ルート+自動車道のようです。
 
 この鳥居、天空の鳥居として何人もの人がインスタにあげています。トラオパパも鳥居の上の満天の星を撮っていました。それを見たときわたしは普通の大きさの鳥居だと思っていたのですが
 実際はー
 ウマオがちょっと腰をかがめてくぐれるくらいです。
 ちっちゃ!
 しかも細い。
 
 その鳥居の下に





 「黒森峠 またの名は 金の鳥居」と書いた石碑がありました。ドラえもんとうさちゃんが座っています。
 
 きんの鳥居? これが? 元はきんぴかだったということ? わたし、納得いかず・・・・
 しばらくして、ああ、きんではなくかねか。と気がつきました。金属の鳥居って珍しいのかも。
 後で調べたところこの鳥居は江戸時代中期に建てられた鉄製の鳥居だそうです。また、星が森というロマンチックな名前は、弘法大師がここで密教の「星供養」を行ったところからついた名前だとか。古い歴史と自然とが融合したすてきな場所でした。
 
 けど、この寂しい峠まで、星を撮りになんて、よくぞねえ・・・
 
 
 
 
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横峰寺(2)花がいっぱい

2021-05-11 22:12:58 | 植物
 山門をくぐって右側の石垣

 
 垂直に近い石垣の間から生えているのはミヤマオダマキでした。
 
 
 
 きれいな色。
 石垣の下にはクリンソウがずらっと
 

 
  
 まだ咲いているのは少なかったです。何年か前、高知の牧野植物園で見て以来。実物はたった二回しか見ていないお花です。来てよかったぁ、横峰さんはシャクナゲだけじゃない、花のお寺でした。 





 手水場の下にもオダマキ。と? 大文字草か何か。こういう石の隙間が好きなんですね。
 
 
 左側が休憩所。その横の小さなスペースにもクリンソウが咲いていました。
 
 
 右奥に階段があって、本堂は上にありました。階段を登っていく途中、左はツツジ。上は全部シャクナゲ。
 
 す、すごい・・・

 
 右にスズラン。階段途中なので地面が目の前にあります。スズランを地面の生え際から見られるって珍しい。
 
 
 
 階段を上りきると、本堂から大師堂までの裏山は全面シャクナゲ。 
 
 
 
 本堂の屋根のそりも美しいし、花も美しい。ヤマブキもありました。
 
 
 
  花が終わりかけてちょっと元気のないのもありましたが、これから咲きそうなのも。
  
 
 このつぼみの色、何とも言えず愛らしいです。
 
 スズランは本堂の前の小さな植え込みに咲いていたのですが、スズランの反対側には、
 
 
 これ、ヤマシャクヤクですよね? 初めて見ました。
 
 
 さらにさらに
 寄進者の名前を記した石塔の下には、ずらっと
 
 
 
 
 タイツリソウ。家にも1本あったんだけどなあ、ハツユキカズラに埋もれて消えてしまいました。なんだか懐かしい人に会えたような気持ち。
 
 これがどこにあったのか忘れたのだけど、



 イカリソウに似た花ですが、違うようでもあり、何の花でしょう。
 
 どれも山の中のお寺にふさわしい、控えめで優しいお花、
 と、
 これでもかというほどのシャクナゲのピンク。

 本当に来てよかった、楽しかったです。


 ところで山道に花はなかったのかと言いますとー
 あまり気がつきませんでした。登るのに必死だったから?

 わりとたくさんあったのはホウチャクソウです。


 
 それと一箇所だけ道ばたに群生していた、この花





 ショウジョウバカマに似ているのだけど、わたし、ショウジョウバカマの実物を見たことがないもので確信が持てません。おもしろい花ですねぇ。
 
 念願のシャクナゲを見られて大満足。だけどシャクナゲだけなら一通り見てすぐに下山しようと思ったかもしれません。ところが、写真や他の方のブログで知っているだけで、実物は初めましての植物がいっぱいあったために、ここへ来られた喜びは倍増しました。
 
 
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シャクナゲの寺 横峰寺(1)

2021-05-10 21:40:27 | お出かけ

 うわさによると、連休中、石鎚山はすごい人出だったそうで、土小屋の駐車場は県外ナンバーの車でいっぱい、売店もごった返していたと聞きました。 

 毎年連休中はどこにも出かけず家で過ごしていたわたしですが、今年は出かけました。新聞に横峰寺のシャクナゲが満開だという記事をみつけたのです。外出自粛が呼びかけられている愛媛県ではありますが、先日横峰寺への上り口を見つけたばかり。今は参拝客も少ないと言うし、いつも会っている家族と、山寺に参拝するくらいは許して頂きたいなあ。何よりもシャクナゲという誘惑には勝てませんでした。

 参拝とは言え山道ですから、トレッキングシューズにリュック、1リットルのお茶という簡単な登山スタイルで出かけました。

 ところが、駐車場についてびっくり。この間と様子が違います。

 ええ~、こんなに車がきてるの~

 駐車場と行っても道幅が広くなっているところに停めるだけなのですけど、20台? かろうじて停めることができました。都会に比べたら何のことはない数ですけどね。

 先に車から降りたトラオがなにやら怒っています。

「こんなに広い空なんよ。どこでも飛べるのに、なんで僕の手めがけてフンを落とすん?」

 どうやら空を飛ぶ鳥にフンを落とされたらしいです。

「大丈夫よ、逆に運がついていいんじゃない。」と大人たちは大笑い。

 出発前からなにやら波乱の予感。

 最初から長い階段です。

 これは上から今来た道を見たところ。



 すでに息が切れています。例によって

「わたしにかまわず先に行ってね。」

 とっとと登っていくウマオ。登山慣れしたお父さんが付き添ってすぐ姿が見えなくなりました。

 



 トラオは病み上がりで体力が大夫落ちていたみたいです。それでばあちゃんのペースでつかず離れず歩いてくれました。 

 人は山の中に吸い込まれたように一人も見えず、こまどりの声だけが響き渡っていました。時折追いついてくる人と、二組ほどの下山する人、その人たちに道を譲って、あとは単独行動のようなものでした。夏の石鎚よりも人は少なかったです。ただ、その追いついてきたというのが、娘の知り合いだったり、トラオパパの知り合いだったり、わたしも知っている人だったりーと、ニアミスも含めて計5組。多分新聞を見て急に思いついた地元民が多かったようです。

 結構きつい上りでしたが谷川に沿った道は本当にきれい。あちこち立ち止まって写真を撮るので、さほど疲れは感じません。

 どこもかしこも撮りたい。



 
 小さな滝も



 沢は倒木がたくさんあって荒れていました。

 

誰かが石を積んでお堂を作ったようです。中に小さな仏様。

 

 が、沢から離れて木立の中を歩き出すと、きれいに整備してくれている階段がつらいのです。

 人工的に積んだ石垣のようです。昔は何かがあったのかもしれません。

 
 


 険しい道を歩きやすくしてくださった先人のみなさん、ありがとうございます。本当にありがとうございます。だけどごめんなさい。わたし、階段よりも坂の方がよかったです。階段の設置は相当の重労働だったと思いますが、ごめんなさい、坂の方がいいです。心の中でそう言いながら(実際声にもだしてみたけど)しんどかった~

 

 

 半分来ました。

 



 

 後から登ってきた男性はもう何十回と登っているそうです。「年をとったらだんだん登るのも遅なって-。」といいながら先に行かれました。その人が教えてくれたのですが、いくつかの道しるべがあるけれど、距離が正確なのはこの看板だそうです。「メジャーで測っているところに出くわしたことがある」そうなのです。

 「四国の道」と書かれた看板とは100メートルくらい誤差がありました。

 もう一つ、石仏さんとともに「〇〇丁」と彫られた道しるべがあり、これが登って行くにつれて数字が減っていきます。全部で20体あったのですが、写真を撮る余裕が・・・・お賽銭を上げようにも財布がリュックの中で、出すのも面倒で、帰りにあげようと言うことになりました。この一丁というのはどうも100メートルの距離を表しているようでした。

 

 そして最後の「一丁」の仏様を通過してほどなく鐘の音が聞こえるようになりました。

 
 これが最後の階段。

 
 
山門が見えてきました。



 わたし、勘違いしていたけど、参拝バスが走っているルートは寺の裏側に着く道で、この険しい道が山門に通じる正規ルートだったんですね。昔から「遍路転がし」と言われていたそうです。

 





 山門をくぐると左右に大きなシャクナゲの木。

 



 

 

 境内には500本のシャクナゲが植えてあるそうです。団体でくるお遍路さんはおらず、単独でお参りする人もわずかでした。後はほとんどシャクナゲ目当てかな? もちろん、お参りはしてますが、気分は信仰よりもレジャー。 

 

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山道で見つけた花

2021-05-09 11:14:52 | 植物

 山道を走ってみました。そろそろサルトリイバラの葉っぱが採れるかなと思って。 

 



 大きくなっていました。でも、かしわもちにするにはまだ少し早いかな? 餅を包んで蒸すには柔らかすぎるようです。やはり旧暦の端午の節句くらいまで待たないといけないのでしょう。愛媛の中予、東予では、端午の節句にはかしわもちを作りますが、かしわもちの葉と言えばサルトリイバラに決まっていました。今は本当の柏の葉を使った餅も売られています。

 下には大きく伸びたヨモギ。今なら先の方がまだ柔らかそうです。けど、今のところ必要ないのでとりません。(よもぎ餅を作る予定はなし)

 



 道を進んでいくと前方に白い雪のような何かが落ちたような気がしました。

 このままピアスにでもできそうなかわいい花。

上を見ると下を見るようにうつむいて咲くエゴの花でした。今頃?

 




別のところでもっとすごいのを見つけましたよ。
 
 
 







 

 

 横を見れば野バラの花

 





 

 下を見ればツボスミレの花。このハート型の葉っぱが特徴だと、つい最近の新聞で見ました。

 





 


 前方を見れば下の方にヤマボウシの花。道より低いところに生えていますので、花をのぞき込むような感じになります。

 





 またエゴノキがーと思ったのですが、花が違いました。

 





豆みたいな花ですね。木は?

 花のついた木が見当たりませんが

 ニセアカシアってこんな木だったですかね?

 

 帰りに桐の花が咲いているのを見つけました。川の土手なので、こんなところで大きくなったら根っこが土手を壊すんじゃないかと心配になります。でも、普通高いところにある花が目の前で見られるのですからありがたいです。 この日見つけた唯一の色のついた花でした。 

 

 
 家紋の五三の桐ってうまくデザインしてますよね。





 5月に咲く木の花は白が多いと聞いたことがあります。なるほどと思えた山道でした。

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気になる花々

2021-05-08 13:01:32 | 植物

4月に多かったナガミナミヒナゲシ。

 





 


 

 今も咲いています。

 草だらけだけど一応花壇。栄養たっぷりに育ったのを見るとわざと植えたみたいですけど、雑草です。



 

そのナガミナミヒナゲシの白い花が

 




 周りの草の枯れ具合から、どうも除草剤を撒かれたのではないかと推測しています。ピンクのヒガンバナも除草剤の影響だと聞きましたし。

 これは除草剤の影響が少なかったのかな?



 なんだかかわいい。これが自然に生まれたものなら、園芸植物に昇格すると思います。

 

 ケシと言えばこのケシ。アツミなんとか。

 





 上から見るとオリエンタルポピーによく似ていますが、植えてはいけないケシですよね。結構身近に生えているのです。去年まで、見かけたら保健所に連絡するようにと言われていましたが、今年は回覧板で回ってきました。特徴がいろいろ書いてあって「見かけたら抜いてください。」と。保健所も多忙なんでしょう。なので道ばたに咲いていたのは抜いておきました。

 このケシが民家の庭先にあって、お家の人は知ってか知らないでかそのままにしてあったんです。その後どうなったか気になります。それも2軒も。

 それから、いつか見に行こうと思いながら時期を逃してしまったフジ。三色のフジが楽しめるお寺は通りかかったら門が閉じてありました。なんでも、虫が入ってしまい全部切ったんですって。

 これはまだあまり知られてないお堂のフジですが、かろうじて間に合いました。



 
 近くで見るとちょっとだけ元気がないように見えますが、

 
誰もいないところで静かに見るフジは



 絶え間なくしたたり落ちる薄紫の雨だれを見るようで
 しばし幻想的な雰囲気を味わいました。

 

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