犬小屋の嫌いな犬
寒い日が続いています。 昨日、今日と小雪がちらつきました。
畑の貯水タンクは凍りかけてシャーベット状になっています。
寒くなると気がかりなのが犬たち。 今年12歳になるチャイは犬小屋が嫌いなのです。 「犬小屋の嫌いな犬」
ジムソウチョウは去年までは犬小屋に入っていたのですが、今年は入ろうとしません。 まだ小さいとき、台風で犬小屋ごと吹き飛ばされたことがあるのですが、トラウマになることなく犬小屋を愛用していたのです。 それが今年はどうして?
今年も何とか寒さ対策を練らなければなりません。 せめて洋服を着てくれるといいのですが。
ジムソウチョウならチャイほどは嫌がらないかもしれない。 そこで試しにフリース生地で首にマフラーを巻いてみました。
やったー、
特に嫌がりもせず巻いていました。 でも結び目がじゃまなようです。
ふと思いついて、わたしのセーターの袖を切って頭を通してみました。 うまい具合にぴったりと首に収まりました。
つぎに、袖をのけたセーターを着せてみました。 カシミア混紡の柔らかい肌触りの良いセーターですよ。
ははは、いくらジムソウチョウがオデブちゃんとはいえ、わたしのセーターではぶかすぎました。 でもそんなに嫌がるふうでもないのでよかったです。 ちゃんと着ているようなら、体にあったかわいい服を買ってあげるからねえ~。
しかし、
翌朝見ると、セーターはずたずたに食いちぎられて、藁のベッドの一部になっておりました。 はあ~、気に入ったフリをしてただけ?
チャイはどうでしょう? 袖を広げておいて、素早く顔にかぶせます。 首のところでふんわりと形を整えて・・・・・
うん、なかなかよく似合うではないですか。 ちょっと縫い目が出てるけど。 縫い目があると嫌がるかもしれないので、わざと裏返しにしてあります。
このマフラーは翌朝もチャイの首にありました。 気に入ったようです。 犬も首筋が温かいのがいいのでしょうか。
さて、次は寝床です。 箱でも何でも風よけになるものの中に入ってくれればいいのですが、それはとうてい無理ですから、藁のベッドを作ってやることにしました。
段ボール箱を浅くして、そこに藁を敷き詰めます。 周囲に囲いをするように藁を置きます。 そして、綿入れの敷物や古いセーターをしいてできあがり。 これはジムソウチョウ用です。
大いに気に入ったわけではなさそうですが、いやでもなさそう。
でも・・・・・・
夕方までに、敷いたものはすべて引っ張り出されて、ぼろぼろになっていました。
チャイは、箱のたぐいは一切入りませんので、束ねた藁をさらに束ねて分厚い藁の敷物を作ってやり、その上に今まで巣にしていた藁や布、セーターなどを置いてやりました。 チャイは巣作りの名人ですから、セーターもすぐに丸くいごごちの良いように敷き直して座っておりました。
人が見ていないところでこっそりと破壊してしまうジムソウチョウと、その場ですぐ作りかえてしまうチャイ。 親子ですがずいぶん性格が違うものです。
まだまだ寒さは続きます。 どうするのが一番いいのか、試行錯誤も続きます。
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