あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

虫の冬越し

2009-01-13 00:40:46 | 生き物

 楓の幹のおちこちについたおかしなもの。 これは一体何でしょう?





 


 剪定のおじさんがこれを見て
 「タイショウムシの殻がついとる。 夏に葉っぱをようけ喰われたろう?」
と、言いました。
 さあ? あまり気がつかなかったのですが、これはイラガの繭の殻だそうです。 うちのほうではタイショウムシと言っています。


 イラガの幼虫は鮮やかな緑色でとげがあり、刺されると痛いです。 わたしも去年は、さくらんぼを採っていて刺され、実家のプルーンを採っていて刺され、2回も痛い思いをしました。 大量に発生すると、葉っぱを食い尽くします。 
 


 からになったイラガの繭を剥いでいたら 
  おっと
 中にさなぎの入ったのがありました。 幼虫によく似た色をしていました。 いきなり刺されるかと思ってドキドキ。 こういうのが苦手な人もいると思うので、画像は最後に載せています。 


 そのおじさんが、楓を見て「これは木が弱っとるけん、切らずにおいときましょ。」 と言い出しました。
 見ると、幹がこんなに。



 イラガのせいではなく、幹にもぐり込む虫がいるのだそうです。 それは楓だけではありませんでした。


 ウバメガシの幹もこんなに。



 中から小さい白い幼虫が出てきました。 たかが小さな虫というなかれ、これがもっと大きくなって、木を脅かすらしいのです。 


 害虫と呼ばれる虫たちも、いろいろな形で冬越ししているんですね。 そういえば、柿農家の人たちは、冬に木の幹の皮を剥いでしまいます。 皮の中にいる虫を殺すんだそうです。 それはいいとして、木の皮は・・・・? 再生するんでしょうね、きっと。 夏になったら確かめておきます。
 要するに木もお世話しなくちゃダメだということですね。 
 


 害虫ではないですが、カマキリの卵が切られたつばきの枝にくっついていました。 これも冬越しです。



 うっかり捨ててしまうところでした。 これは、雨の当たらないところに置いてやりました。 


 あるものは卵で、あるものは幼虫で、またあるものはさなぎで、寒い冬を越します。 冬になると、害虫でさえもがんばれと応援したくなります。


 


応援ありがとうございます 日記@BlogRanking


 


  イラガのさなぎの画像です。


 


 

コメント (4)
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