今年こそとうどうさんに火をつけたところを見てみようと思っていましたのに、ついうっかり・・・
はっと気がついて行ってみたら、もうたき火ほどの小さな火になって数人の男の人が火を囲んでいるだけでした。 (去年の記事はこちら)
先週の日曜日に作られたとうどうさんです。
地区の家々から集められたしめ飾りで覆われています。
よく見ると、おかざりもいろいろありますね。 昔のように決まったかたちではないようです。リース型もありました。 中央の青竹はどういう意味があるのでしょうか。
別の地区で見られたとうどうさん。 こちらの方が本体の作りがよく分かると思います。
縄の中に藁を編み込んで垂らし、カーテンのような物を作って全体に巻き付けています。
今まで考えたこともありませんでしたが、この作業はかなり時間がかかりそうですね。
とうどうさんは3メートルもあろうかと思われる大きな円錐形です。 骨組みは、竹の先を結び、下を広げて作ってあります。 それを覆ってしまうだけの藁のカーテンをなうのですから。
とうどうさんに限らず、昔の風習や伝統は、男性が担い手になっていることが多いです。女性は参加できないことがたくさんありました。 だから知らないことも多い。 男性ががんばらなければ廃れてしまいますね。 これからは女の子も積極的に参加させていくという姿勢もあっていいかな、と思います。
わたしの子どもの頃の記憶にとうどうさんはありません。 では、しめ飾りはどうやって処分していたのかというとー
母は、それぞれの家で焼いていたと言います。 父は、集会所に集めて焼いたと言います。 そこでまた意見の食い違いが出てひともめすることに。 まあまあ・・・・・
こういう形で焼くことはありませんでしたねぇ。
とうどうさんを作るだけでも大変なお仕事でしょう。
ましてやみんなが集まってそれを燃やすとなると、その地域の結束が必要。
こういう地域の伝統行事が廃れることなくのこされたらいいなぁと思います。
うちのほうでは普通に左義長と呼んで、焚き火するだけです。
書初めも燃やして、燃えカスが高く舞い上がるとお習字が上手になるとか。
1月15日に各自神社へ行って燃やしてくるだけですが、とうどうさんは前もってしめ飾りを集めておいて作るんですね。地域の結束が固い気がします。
確かに、今も残っている地区は地域の結束が強いかもしれません。PTAがお世話しているところもあります。子どもたちに受け継がれるといいですが、とうどうさんに関してはわたしもあまり協力的でないので・・・ 単なるねぼすけなんですけど。
お飾りを集めるのは、子どもたちの役目なんですよ。これっていいことだと思いますね。地域を知る機会になります。