嘘だと思いますか? ほんとです。
猫じゃらしは、本名はエノコログサといいますね。この穂をとって猫の目の前でゆすってやると、猫は穂を捕ろうとして一生懸命になります。子猫にやってみるとよく遊んでとっても楽しいですよ。だから「猫じゃらし」。うちの犬2匹は親子なんですが、親子そろってこのエノコログサが大好き。といっても遊ぶわけではありません。食べるのです!
散歩に出ると、必ず鼻をくんくんさせて草の匂いをかぎます。そしてこのエノコログサの葉だけを食べるのです。あたりにはエノコログサと似た葉を持つ植物があります。たとえばメヒシバとか。でも、それらの葉は決して食べないでエノコログサだけなのです。穂が出ていなくて見た目には区別のつきにくい4月頃から、間違いなくエノコログサだけを食べます。何か特別な匂いがするんでしょうかね。犬が草を食べるときはお腹に寄生虫がいるって本当でしょうか?それがちょっと気になります。
ところで、わたしもエノコログサが好きです。この写真、見事なエノコログサでしょう? 雑草とはいえ、たくさんの穂が光に透けて揺れているところは何とも言えない風情があります。
この写真はうちの家のとなりにある畑で撮りました。らっきょ畑です。なのにこのエノコログサの茂りようは 毎日畑の手入れに来ていたおじさんの姿が2ヶ月ほど見えないなあ、元気なのかな?と思っていたら、あっという間に雑草に乗っ取られてしまいました。でも、最近また姿を見せるようになってエノコログサのあったところからわずかにらっきょの葉が見えるようになりました。よかった。よかった。うちの犬たちにはよくないかもしれませんが。
昼間出かけるときは車だし、ウォーキングは夜と決めているので、こういう植物を見ることがなくなってしまったなぁ・・・
猫じゃらしが犬の好物だとは
確かに犬はエノコログサを好んで食べますね。最近ではネコの草という鉢植えが売られていて、うちの犬が野生のエノコログサを食べているところへ、この鉢植えをおいてやると、それには目もくれずエノコログサばかり食べていました。ネコの草は燕麦の芽だしだそうですが、やはり野生のものの方がおいしいのでしょう。
エノコログサと同じ環境に育つイネ科の植物は、イヌビエ、メヒシバ、オヒシバ、キンエノコロ、ナルコビエなどがありますが、たぶんいぬさんやねこさんに分類学の心得はないでしょうから、やはり匂いで好き嫌いを判断しているのかもしれません。それとも小さいころは手当たりしだい草を食べてみて、覚えているのでしょうか。
ところで草をたべることと、寄生虫はあまり関係がないようで、むしろ胃の調子が悪いとき、さしずめ、人でいうならムネヤケがするときに草を食べるそうです。特に猫は、毛づくろいをしたとき飲み込んだ毛を吐き出すために食べるようです。たまたま、寄生虫によって胃が悪いときに、草をべるかもしれませんが、
それはまれだと聞きました。
それにしても都会のいぬさんやねこさんは、市販のネコの草を食べるしかないのでしょうか。
今は、大人が毎日遠足(ウォーキング)ですね。 ^-^