あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

一寸蚕豆(イッスンサントウ)

2018-05-24 16:37:04 | 野菜・果物・料理など
 いっすんさんとうで検索してもなかなか出てこないんですね。


 
 そら豆です。普通の空豆と違って、実がその名の通り一寸、約3センチほどもある大きな豆なんです。蚕豆というのは、実がかいこのまゆににているところからついた名だそうです。ちなみに、空豆というのは、実が空を向いてなっているから。空を見ていた豆が地面を見るようになったら採り時。ちょうど大相撲大阪場所のころに採れて、関西では人気があるそうですが、わたしはあまり好きじゃないです。そもそも、子どもの頃から豆の中では一番好きじゃなかったかもしれない。
 でも、空豆のしっかり熟したのを乾燥させてほうろくで煎ったのが子どもの頃のおやつでした。あの固さも独特の豆臭さもあまり好きではなくて・・・これしかないとちょっとがっかりしたものです。なのでわたしはあまり食べません。夫が塩ゆでしたのを食べているのを横から2,3粒つまむくらいね。それでも子どもの頃のかたいのよりはおいしいと思います。

 ただうちのは少し実が入りすぎて採る時期が遅いんじゃないかなあ。ほら、爪の所が黒くなっているでしょ?若いうちは皮と同じ薄緑色で、だんだん黄色くなってきて、しっかり実が入ると黒くなります。そうなると実はほくほくして、豆臭さも一段と強くなって、それがいいという人もいますが、わたしは若い、まだ実がべちゃっとしているのが好きなんです。



 毎日毎日たくさん採れますので、豆ご飯を炊いてみました。味付けは昆布と塩のみ。炊きあがったのを見てびっくり。



 赤飯になってる!
 空豆を乾燥させると茶色くなるのですが、若いうちからあの色素を含んでいたと言うことでしょうか。何かの写真で見たのは青々とおいしそうな豆ご飯だったのに・・・・逆にどうしたら青いままなのか知りたいくらいです。
 味は思ったよりおいしかったですよ。あの固い皮が口の中に残るんじゃないかと心配していましたが、とても柔らかくなって皮ごと食べられました。だけどわたしはやっぱりエンドウ豆の豆ご飯の方が好きだなあ。
コメント (2)
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