あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

愛用の品

2018-05-31 22:29:21 | レザークラフト
コルセットをすると、姿勢の維持が楽になりました。ほぼいつもの日常にもどりつつあります。ただ靴下をはくのが一苦労で、家出は素足で過ごしていますが、外出がおっくうになりました。
座っていても疲れにくくなったので、お待たせしていたオーダーの品を仕上げました。

 20年間愛用したがま口形のポーチ。大きさと形が気に入っているので、新しい革で同じものをつくってほしいと。
 20年・・・・かくいうわたしも30年以上愛用している物があります。


 わたしの手作りではなくて既製品です。この深い赤色が気に入って、通帳とカード入れとしてずっと使っています。
 外側はまだまだきれい。でもないか・・・

 内側は


 合皮で作られているため、表面がぼろぼろとはがれ落ちています。でもまだ使える!さすが革製品。

 で、ご注文の品ですが、こんなふうになりました。


 なんでも化粧品のおまけとしてもらったもので、これに口紅や頬紅を入れてずっと愛用してたんだとか。
たかがおまけというなかれ。くたびれてはいても、本革の本体は、ほころびもなくまだまだ使えそうです。内袋も合皮でなく柔らかいナイロンのようで、破れてもいません。ずいぶんしっかりした作りだったと想像できました。 化粧品を入れることを考えて内袋はビニールコーティングのプリント布を使いました。合皮はもう使いません。
 そして口金は、もとのを使わせていただきました。



 はじめ、「口金もすべて新しく」とのことでしたが、さあ、完成という段になって、肝心の口金が緩んでしまっていたのです。そりゃあ、口金の中に革をねじ込むのだから多少手荒な扱いはしましたよ。だけど、そのくらいで緩んで締まりが悪くなるなんて・・・
 それに比べて昔の物は丈夫だった。 化粧ポーチとして日に何度となく開け閉めしたでしょうに、ぱっと見新品に見えるくらいきれいだし丈夫だし。内側にはちゃんと化粧品会社のロゴが入っておりました。これから何十年このロゴを見続けるのでしょうね。愛用の品がすべて新品になるのではなく一部思い出のように残ってきれいになって、よかったかなと思います。
コメント (2)
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