あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ああ、ゴールデンウィーク

2018-05-05 12:05:45 | くらし
 思えば去年春から今年にかけての一年、わたしの周辺ではいろいろな出来事がありました。
 いちいち具体的には書きませんが、わたしの親、兄弟、連れ合い、子ども、大人の9人のうち6人、実に3分の2が何らかの病気や怪我に見舞われていたわけで、一時はどこも夫婦どちらかが入院していた時があったのですよ。幼い子を抱えてわたしと娘婿とは「最後の砦だからがんばろうね。」と励まし合っていたほどです。
 
 その最後の砦の一角が・・・・崩れました。もっとも、去年崩れた砦は修復できており、被害は最小限にとどまったと言うべきでしょうか。

 飼い犬のポチが鎖ごと脱走して、優しいお嬢さんに保護されて帰ってきました。お礼を言って鎖を受け取ったとたん、ポチがわたしの周りをぐるぐる。鎖を足にからませ、さようならと後ろを向いたお嬢さんの後を追おうとしたから大変。わたしは鎖に足を取られてすってんころりんとしりもちをついてしまいました。その拍子に庭石に後頭部を打ち付けて・・・・腰をひどく打ったようでもないのになぜかしばらく立ち上がれませんでした。頭にはみるみるうちに大きなたんこぶができました。

 それからのわたし、わりと冷静で行動が的確だったと思います(変なところで自画自賛)
 やっとこさ立ち上がって、心配するお嬢さんに帰ってもらい、保冷剤で頭を冷やしながらしばらく床の上にうつぶせになっていました。病院に行くべきか・・・・・
 なぜか息苦しい。腰を打ってなぜ息苦しくなる? 寝そべっているとなんともないのだけど、動くとわずかに痛い。様子を見るべきか。やっぱり行こうか。
 結局自分で運転して整形外科まで行きました。そう、一人で運転できるほど、状態は軽いように思えたのです。後で考えたら、その日の午後は休診日、転んで30分後には病院に行った、この判断がよかったと思います。


 わたしが開口一番訴えたのは「声が出しにくいです。」
 先生も看護師さんも「ろれつが回りませんか?」
 「いえ、おなかの周りが締め付けられて苦しくて、息がしにくいんです。」 「どんな風にこけたの?」
 「足を取られて仰向けにすってんと。」
 これだけの会話で先生はほぼ予想をつけたみたい。経験のある方ならおわかりでしょうが、典型的な症状だったみたいですね。
 レントゲンを撮って
 「う~ん、このへんがあやしい」
 そして先生は言いました。
 「圧迫骨折の疑いがありますから、MRIを撮りますか?」
 
 翌日大きな病院でMRIを撮ってもらい、正式に脊椎の圧迫骨折と診断されました。
 「若い人なら折れてなかったですね。」はあ、ごもっとも。若い人より骨密度が低いことは自覚していました。でも、同年代の人と比べればいいほうだったんですよ。油断したあ~
 「来週火曜日コルセットの型を取ります。出来上がりは次の火曜日。」
 ええ?2週間もコルセット無しで?
 「重い物を持ったりうつむいて作業したりしないように。」
 
 「車の運転は?」
 ちょっと考えてから「短時間ならいいですよ。できれば背中に何か当てて、ふんぞりかえるようなかっこうで。」
 「孫とサーカスに行く予定だったんですけど。」
 これまたちょっと考えて「あんまり無理せんほうがええね。」
 「遊びに行けないですね。」 
 「できるだけ静かにしているように。」
 「ゴールデンウィークなのに~」
 「そうじゃねえ。」クールな先生が一瞬同情的な声をだした! 

 でも、わたしの性分を知っているせいかどうか、寝ていなさいとは言わなかったぞ。
 というわけで娘に手伝ってもらってどうしてもしておかなければならないことを片付け、あとは寝て過ごしました。(本当は最初っから安静にしておかなきゃいけなかったんだろうけど)

 今年のゴールデンウィークは、人生最大の退屈な休日です。

 

 
コメント (6)
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