あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

よいお年を

2016-12-31 00:20:05 | くらし
 おとといスーパーに行ったら、BGMに第九が流れていてほんとうにびっくりしました。
 もう年末か・・・・
 そんな当たり前のことに気づかないまま日々が過ぎていたのです。

 12月20日、父が右ひじを骨折して入院、手術をしました。高齢でもあり、認知症でもあることから手術前日からつきそって病院に泊まり込みました。
 それからの1週間、まあ、大変だったこと。
 
 その父も無事退院し、施設の方に温かく迎えられて平穏を取り戻したようです。すでに自分が骨を折ったことも手術をしたことも忘れています。主治医の先生には、それでいいんだと言われました。そのほうが痛みをおそれず腕を動かすから、リハビリになるんですと。特別なリハビリはしなくてよいそうです。なるほど。

 ところでー
 12月初め、吉祥蘭がたくさん咲いているのを見つけました。



 何年か前高知の日曜市で買い求めたものですが、鉢植えにしてあちこち場所を変えてみたもののあまり花が咲かないので、日当たりの悪いこの場所に地植えしたのです。そしたら、ここが気に入ったみたい。



 ヤブランに似た花ですが、名前がいいではないですか。なにかいいことありそうな名前で。
実際、いくつかのいいことがありました。
 まず、ここ数年遠ざかっていた野生の雉が帰ってきました。 ある時は我が家の柿の木の上で鳴いたり、あるときは庭を突っ切って隣の柿畑に走りこんだり。そのたび大急ぎでカメラを持ってくるのですが、写すことはできませんでした。

 もうひとつ、4年ぶりに出品した秋の県展で「準会員賞」をいただきました。


 「どうした心境の変化?」今までの私の作品とは傾向が違うと言われます。そうかなあ、確かに花一輪は珍しいけど、今までにもストレリチア1輪という作品もありますから。
 老いていく父と対極にいる孫たち。日々の成長と生き生きとした暮らしを見ていると、開き始めた牡丹の、今まさに大輪の花になろうとする勢いとが重なって見えたのです。
 まだ公表はできないけれど、来年もうれしいことが待っています。吉祥蘭の開花は、我が家に喜びをもたらしてくれました。そう考えると、父の入院も、看護でとことん追いつめられるほどではなく、不幸中の幸いというか、無事にお正月を迎えられるのですから、よしとしましょう。


 先日、県展の移動展準備のために新居浜市の「あかがねミュージアム」に行ってきました。



 新しくできた美術館です。



 広々としてすごく立派。
 中央に小さな円形の劇場があります。 下のフロア(舞台)から上を見上げたところ


 その奥にはカフェがあって、軽食も食べられるようになっています。


 美術館全体が、ウォルナット色の寄木と白い壁でできており、シンプルで落ち着いた感じ。

 作品の掲示は日通の専門家がしてくれることになっていましたので、準備と言ってもあまり忙しくもありませんでした。




 真ん中のカメラのようなものからレーザー光線がでて、水平を示してくれます。
 「糸を引いて位置を決めなくていいんだねえ。」と、誰かが感心したように言ってました。

 こちらは垂直も、床の平行も全部レーザーで示して、それに合わせて作業台を置くようになっています。天井の高い場所でも安全に作業ができますね。



 美術館の展示の舞台裏を見せてもらって楽しかったです。
 東予地方の移動展は、新年の1月2日から15日まで開かれます。興味がおありでしたら覗いてみてくださいね。

 というわけで、名古屋旅行も中断したまま新年を迎えますがお許しください。
 不定期の気まままなこのブログにもかかわらずご訪問くださった皆様、本当にありがとうございました。新年度が平和で穏やかな年になりますように。どなた様もよいお年をお迎えください。

 
コメント (3)
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