あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

はちさんありがとう

2010-09-17 22:55:43 | 日本ミツバチ

   はちみついただきました。 実家のはちさんから。 いや、蜂蜜を採取した弟から。



 百花の蜂蜜です。 琥珀色に透き通ってきれいだこと。 ちょっと酸味があってさっぱりした味でした。 でも、こういうふうになるまで不純物を取り除くのに長い時間がかかるそうです。


 わたしが行ったとき、ちょうど蜂蜜を取り終えたところで(残念!)
 蜂が巣に帰ってくれないんだとかで、巣の外でこんなふうに団子になっていました。



 


  これは何をしているのかというとー

     


  ただ触っているだけ  犬をなでなでしている気分?

  ミツバチは敵意を見せなければなにもしないんですね。 わたしもミツバチに刺されたことはありません。


 壊れた巣がありました。 この造形のすばらしいこと。 中は幼虫はいなくて蜜がたっぷりはいっています。
上の方のこうした巣だけを取り出したそうです。 
 



 蜂蜜を採るのには、蜂の幼虫ごと遠心分離器にかけて幼虫を殺してしまうのかと思っていましたが、幼虫が成長して空になった巣(蜜の貯蔵庫になっているらしい)の蜜をとるのだそうです。 遠心分離器などありませんので、漉して蜜が落ちてくるのを気長に集めているらしいです。
 それを聞いて一安心。 はちさんの上前をはねていることには違いありませんが、殺してまで奪い取っているのではないので、気持ちは楽です。 もっとも、人間はもともと他の生き物の上前をはねたり殺したり略奪したりして生きている生物なのですから、こんなことで安心してもしようがないことではあります。
 


 弟の作った巣は一部ガラス張り。 中が覗けるようになっています。 生態が観察できてとてもおもしろいの。



 ガラス越しなので写りが悪いですが、 こんなにたくさんの巣ができていました。 このたくさんの6角形の部屋一つひとつに蜂蜜を貯蔵していくんですね。 ただ今ハチさんは全部外で固まっています。


 これを見ると、ミツバチの勤勉さを思わずにはいられません。 これだけの巣を作り、巣いっぱいの蜂蜜を蓄えるのに、はちたちはどれだけ働いたのでしょう。 
 果樹園や雑木の多いうちのほうならいざ知らず、田んぼの多い実家の方ではまとまって花の咲く樹木も少なく、どこでどのように蜜を集めてきたのでしょう。 わずかに咲く庭の花や雑草の蜜を探し回って集めたのではないかと考えるとミツバチが健気で愛しいものに思えてきます。 本当に蜂蜜を採るのではなく「頂く」という気持ちになります。 


 はちさん、ありがとう。 それから食べられる蜂蜜にしてくれた弟も、ありがとう。


応援ありがとうございます 日記@BlogRanking

コメント (10)
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