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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

台湾一周駆け足の旅3 高雄

2016-10-04 20:14:33 | 旅行
 まだまだ2日目の観光は終わりませんよ。
 日月潭をあとにして高雄に向かいます。まずは蓮池潭へ。ここは有名なパワースポットなんだそうです。

 池が見えてきました。
 おお~水上スキーをしてる。しかも子ども!


 すごーく上手、と思ったら


 池の上にワイヤーが張られて、自動で滑っていくようでした。なあんだ。でもこれだと衝突事故とか起こらないでしょうね。わたし、海水浴場など人のいる場所で水上スキーしている人を見ると腹が立つ人間なので、これなら許せるかな?

 この蓮池潭(レンチタンでいいんですよね? でもこれで入力しても漢字変換ができない)有名なパワースポットだそうです。

 水上にいくつもお宮らしきものが見えます。

 

 でも、ご利益のあるのはこちらの二つの塔。



 駐車場からここへ来るまでの間にはガジュマルの並木がありました。



 ねっこがすごいのよねえ。放置して置いたらどうなるかしら。

 さて、二つの塔のご利益というのは、
 龍の口から入って(写っているのはわたしじゃありませんよ、念のため。人が途切れないのでどうしてもこうなってしまいます)


 虎の口からでてくると


 今までの罪が洗い流されて清らかになる、たしかガイドさんがそう言ってましたよね。ちょっとあいまいだけど当たらずとも遠からずの意味合いだと思います。
 塔は7階建てで、らせん階段を上っててっぺんまで行けます。でも、入った時間が遅かったのか、7回には鎖がかけられていました。
 これで私の過去の罪はご破算に

 塔に上がると屋根の飾り物が間近に見えました。



 色のグラデーションがなかなかきれい。こんなのがお向かいのお宮かお寺にもいっぱいのっかってるんでしょうね。派手なはずです。このあたり、お土産物屋さんとか、さっき見えた池の中のお宮とかいろいろあるのに、全部素通り。明日はさらに行程がきついから、明日見物する場所を今日見ておくんですって。

 もう夕方5時を回ってあたりは急に暗くなりました。こんなんで観光ができるのか?

 着いたところは、台湾南部最大の道教寺院三鳳宮でした。



 外から撮った写真はありません。というのは、着く直前に雨が降り出したからなのです。さいわい夕方であまり混雑していませんでしたので、バスが入口のそばで止まってくれました。中は明るくて、なるほど夜でも見物できます。

 提灯がたくさん。軒の重なりがおもしろいです。



 ガイドさんがお参りの仕方を詳しく教えてくれたのですが、覚えてません。地元の方でしょうか、敬虔な祈りをささげていました。



 ここの占いがまた面白くて、なんか、「いい」という答えがでるまでやり続けるんだそうですが、もちろん、しませんでした。時間がないもの。ここでの滞在時間は30分です。ちなみに、蓮池潭
は30分、文武廟も30分、この日の走行距離約420キロ。
 なんだかねえ、駆け足というよりマラソンのような。長い距離を走りつつ給水所で水の入ったコップをさっと受け取って飲んでいるような、そんな旅でしたねえ。三鳳宮も30分の滞在でした。
 出るときは雨がザーザー降り。傘をスーツケースにしまい込んでいたものですから、どなたかの傘に入れてもらってバスに乗り込みました。
 この日は夜も予定がありまして、夜市の散策もしたんですよ。運よく雨はやんでいました。

 六合二路夜市


 六合二路というのは夜市の開かれている通の呼び名のようです。食べ物屋さんが多くて

 調理の下ごしらえしたものをきれいに並べている店や


 野菜、果物を盛り上げている店や


 おなじく魚介類をぎっしり並べている店

 
 下の列の右から2番目、何が売られているでしょう。これも魚介の仲間と言えば仲間なんだろうけど・・・・
 内臓をとってきれいにさばかれたかえるでしたアップにするのはさすがにはばかられます。

 こちらのお姉さんが絞っているのはさとうきび



 茎を丸ごと入れるとぺっちゃんこになって出てきます。その汁がこれ


 興味本位で買ってみましたが、中途半端に甘い汁でした。う~ん、子どものころかじったサトウキビはおいしかったんだがなあ。

 この夜市で孫たちにおそろいのTシャツを買いました。
 ホテルに到着したのは9時ごろでした。やれやれ。

 おまけの1枚
 
 高雄郊外の住宅地



 どのビルも屋上に給水タンクを備えているようです。こんな景色、どこかで見たことが・・・・トルコだったかな? 
 
 
  
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台湾一周駆け足の旅 2 日月潭

2016-10-03 20:02:07 | 旅行
 2日目、まだお昼が過ぎただけです。バスは日月潭という湖のほとりにやってきました。



 かなり高い場所ですね。ここに孔子と岳飛とを祀る文武廟というのがあります。



 巨大なお宮です。



 階段を上がって下を見ると、大きなトラが球を抱いたモニュメント。孔子と岳飛が馬を連れた像も見えます。

 またまた天井に注目


 びっしりと掘られた彫刻。その細かさに圧倒されます。

 軒下もすごい。


 階段の中央にも龍の彫刻。


 日本ならこういう場所には木などを植えているのかな。とにかく何もかもが大きいです。

 この大きな建物の裏に


 また同じような建物があって



 こちらの彫刻は2重の浮彫みたいになっています。


 
 前が神社で裏がお寺って言ってたかな? 面白いですね。神社は道教だそうです。

 おまけの一枚

 多分日月潭のほとりだったと思うけど(はや、記憶があいまい



 とてもかわいい自販機でした。
 
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台湾一周駆け足の旅1 台中

2016-10-02 23:14:52 | 旅行
 そろそろ台湾旅行の思い出を。
 
 時間的には、水の中の生き物探検の翌日、お盆の次の日曜日です。希望としてはもっと後に行きたかったのですが、満席だったり不催行だったりしてこの日になってしまったのです。結果としてこれでよかったのかもしれません。9月になってからの相次ぐ台風で台湾は大変なことになっていましたね。観光バスが風で倒れたりして。夏の台湾旅行自体がかなり無謀だったかも、と後から思ったものです。
 しかし、出発までの忙しかったこと。ばたばたと支度をして、カメラを忘れて引き返したりして、なんとか集合時刻に間に合うように高松空港につきました。 夕方高松空港を出発して着いたのは夜。その夜はホテルで寝るだけです。

二日目、
 6時起床、7時出発。台中市へ向かいます。今回の旅はなんと、仙台空港など複数の地方空港からやってきた混成ツアー。お値段は安くて主な見所は網羅して、添乗員はなしと聞いていたのになんと静岡からの仲間と一緒に添乗員がついてきた! かなりお得なプラン? さあて・・・ 前にも似たようなツアー経験したよね。懲りずに欲張りプランに飛びつくわたしでした。

 台中市って、何があるんだっけ。一応ガイドブックは用意していましたが、ろくに調べていませんでした。で、着いたところは



 ひゃあ~、通路がカラフル
 ここは最近人気が出てきた「彩虹村」といいます。ガイドさんの話によると、蒋介石が台湾に撤退してきたとき行動を共にした軍人さんの居留区(みたいなもの?)で、中国本土へ帰国することは許されず、生涯ここで暮らしたのだそうです。ここに九十歳を越える元軍人さんがいてその人が絵を描き続けているとのことでした。絵をどこに描くかというと

 家の壁も、地面も


 通路も塀も


 道のこんなところまで


 それはまあ鮮やかな色彩で、子どものように純粋でかわいらしい絵が描かれているのでした。


 居留区といっても家が数軒あるだけです。狭い通路の中に、これらの絵をモチーフにしたグッズが売られていて、わたしはメモ帳とかクリアファイルとかを買いました。傘とかTシャツとか、カラフルでかわいかったです。



 ここでの滞在約20分。次は宮原眼科。



 屋根付き土間の天井しか写せません。なぜなら、
 ここのアイスクリームがおいしいというのでなが~い行列に並んだんですね。こちらの建物は、日本統治時代に日本人のお医者さんが開業していた建物をそのままお店にしたとかで、いろいろお菓子が売っているそうなのですが、30分しか滞在時間がないのにアイスクリームを買うのに30分かかってしまったのです。なので天井を写すしかなかったの。アイスクリーム売り場はこの天井の端っこにあります。

 店員さんが何やら紙を配ってくれました。


 あとで注文を取りに来て初めてこれがメニューだったことに気づきました。まあ種類の多いこと。でも、漢字ばっかりでほとんどわからずー かろうじて読めたマンゴーとブドウにしましたが、お茶のアイスでもめちゃくちゃ種類がありますね。
 店の中はアイスの入れ物がずらっと並んでいて、サーティーワンアイスと同じような感じです。赤で丸を付けたこの紙を渡すとレジで計算してくれてお金を払います。そしてアイスをができたらトッピングを選びます。これがまたたくさんあって、この中から二つ選べと。何が何だかわからないまま適当に選んで、渡してくれたのがこれ



 すごいでしょう。見ただけでおなかいっぱい。結局トッピングのケーキ類を持っていたポリ袋にしまい込み、アイスだけを食べました。台湾の若いカップルは、スペシャルトッピングなるものを買って(二人で一つね)うれしそうでしたが、てんこ盛りのお菓子類でしたよ。

 バスに乗り込むとき、建物の全貌を写してなかったことに気づいてあわてて撮りました。なんかわけのわからないものが写ってる。


 
 
 バイクがずらっと並んでいる横に私たち並んでいたのです。


 やれやれ、旅行記って長くなっていけませんねえ。ここでいったん切って続きは明日に。長くなりそうなので頑張って連日upします。

おまけの1枚

 台湾では何元均一で売られてるんでしょうか。
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島根の旅その2 石見の夜神楽

2015-10-09 00:27:40 | 旅行
 石見銀山を出てバスは浜田市のホテルへ。浜田市は小さな街で、ビジネスホテルくらいの小さなホテルしかないんだとか。
 なるほど、そんな感じのホテルでした。トイレもシャワートイレではなく、部屋も豪華というわけではありません。でも、掃除は行き届いているし、必要にして十分だと思いました。今回はホテルで贅沢する旅ではないので。そしてわたしは、部屋に着くなりベッドに倒れ込みました。石見銀山での自転車こぎが相当こたえました。
 一人旅でよかった。誰に気を遣うこともなくのんびりできるのですから。
 
 食事は一人旅の仲間4人で楽しく頂きました。
 地元の魚をふんだんに使ったお料理


 これ、たしか「ぼっこう」と行ったと思うんだけど・・・・はや記憶があいまいです。瀬戸内海の「ほご」みたいな魚でしたが。
 
 あとでわかったのですが、天皇陛下もお泊まりになったホテルだったんですって。家族的な温かいおもてなしぶりが印象的でした。

 今日の予定はこれで終わりではありません。実はこれからがこの旅の一番の目的。

 浜田市の三宮神社の本殿です。



 赤々と明かりがともり天井からは色とりどりの幣が下がって華やかです。ここで毎週土曜日の夜神楽が演じられるのです。わたしはこの神楽に引かれてツアーに参加したのでした。

 でも、ほんとにこの狭い場所で?

 本当でした。


 最初の演目「神武」
 神武天皇の大和平定を題材にした神楽です。客席との距離、50センチ? 飛び散る汗まで見える距離で二人の踊り手が激しい立ち回りを演じていました。



 すごい迫力。演目は「塵輪」


 神楽面のおどろおどろしさもすごい。夢に出そうです。そして衣装は金銀の刺繍に彩られ絢爛豪華です。愛媛の東予の方なら想像が付くと思いますが、新居浜の太鼓台を飾っている豪華な刺繍、あれを身にまとっているようなものです。

 最後の演目「大蛇(おろち)」



 これは怖い。わたしが最前列にいたらとてもカメラどころではなかったでしょうね。



 おろちと言えば八つの頭と八つのしっぽを持つ大蛇ですが、舞台が狭いため4頭の蛇で演じていました。それでも舞台は大蛇に占拠されたよう。その動きのリアルなこと、不気味なこと。主役のスサノオもかすんでしまいそうでした。

 ところで忘れてならない笛太鼓の人たち。正確なリズムで激しく神楽を盛り上げています。


 リズムそのものは意外に単調なんですね。耳慣れた獅子舞に似ているなと思いました。
 その囃子方のひとりは初々しい顔つきの中・高生の少年でした。中央の少年の後ろにバチのような物が見えるでしょうか。バチだけが動いているのが見えているのですが、それが実に正確なのです。実は囃子方の後ろに5歳くらいの小さな坊やが座っていて、大人のたたく太鼓に合わせてバチを振っているのです。最初の画像に出てきた坊やです。多分関係者のお子さんで舞台で遊んでいるのだろうとばかり思っていましたが、演目が始まるときりっと締まった顔つきなってバチを振り、演目の合間には舞台をちょろちょろ。バチを振らないときにはお父さんの膝に座って熱心に大人たちの演技を見ています。その根性と実力にたまげました。
 ここ浜田市では、小学校の授業で神楽を習い、中学校のクラブ活動で技を磨いているんだそうです。高校生になったら多分、舞台に立っているんでしょうね。
 観客の中にも舞台に熱い視線を送る5歳の男の子がいたそうです。伝統がしっかりと根付いて未来へ続いていることに感動しました。

 翌日はまあお添え物みたいなもので、
 アクアス島根で綺麗な魚や


 白いるかのわっか作りを見て


 出雲大社へお参りして


 ワイナリーでワインを買って帰りました。
 弁当忘れても傘忘れるなと言われるくらい山陰の雨は多いそうです。わたしが行った日も天気予報は傘マーク。でも、外を歩く間全く雨に当たらなくて、ラッキーな二日間でした。

 
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島根の旅 その1 石見銀山

2015-10-05 22:59:16 | 旅行
 急に思い立ってバスツアーに参加しました。今回は一人旅です。行き先は島根県。
 島根県と言えば、出雲大社と、世界遺産の石見銀山。初日は石見銀山に向かいます。ここは前から行ってみたかったところ。

 朝7時ころ家を出て、着いたのは12時過ぎ。長い間バスに揺られました。昼食もバスの中でお弁当を食べました。予定では着いてから食べるのだったけれど、時間がもったいないという旅慣れた参加者のご意見で。そしてそれは大正解でした。

 バスはまず石見銀山公園につきました。ここから約2,3キロ山に向かって歩けば龍源寺間歩という銀山の坑道へ。反対側に行くと約1キロの古い町並みが続きます。龍源寺間歩へは往復約2時間。ガイドさんが案内してくれます。
 ここでわたしは痛恨のミスをしました。滞在時間が2時間と思い込んでいたのです。間歩へ行けばそれだけで終わってしまう。迷ったあげくわたしは町歩きを選びました。

 まずは公園近くの五百羅漢へ。たった1キロほどの街を2時間かけて歩くのですからゆっくりと見ていきましょう。



 ここには山をくりぬいた洞窟に仏の弟子五百体が祀られていました。



 これは出口付近です。

 中に入っているのはわたし一人。表情豊かで興味深い羅漢さんではありましたが、よく見ると修行中故かがりがりに痩せて骸骨のような人あり、苦痛の表情を浮かべている人あり、ちょっと怖かったです。

 そして少し歩いて行くと
 まあ!



 暑い日で、ここにはわずかに日陰がありましたからねえ。
 で、これが何の看板かというと、レンタサイクルなのでした。つまり歩くと45分(龍源寺間歩ですね)でも自転車なら15分。 おお! これなら町並みも坑道も両方見られる。
でもこの日自転車は出払っていて30分近く待たなければなりませんでした。ロス30分+行く時間15分=45分=歩くのと同じ時間。しかも、間歩までの道は緩やかな上り坂。少しこいだだけで息切れがし出し、少し急な坂は息も絶え絶えで歩くしかありませんでした。すでに足が筋肉痛を起こしかけていました。

 橋家。自転車はここにおいて、更に歩かねばなりません。
 

 自動販売機があったのはとても助かりました。



 周りの自然に溶け込んでいます。

 このあたりにはボランティアのガイドさんが何人もいて、小グループごとに案内してくれていました。わたしもその中に入れてもらい、道々話を聞きながら行きました。

 山道がとてもすてきなんです。

 ミョウガが自生しています。

 ヘビむしろと言ったかな? 金属のある土地に生えるシダだそうです。


 坑道の入り口近く


 やっと坑道の入り口につきました。


 中はこんな感じ


 頭すれすれです。ここから左右上下無数の坑道が広がっているそうなのですが、
 これは横へ掘っていった穴


 人の座高くらいの高さしかありません。こんな狭い場所で、
 ガイドさんが手に持つ小さな明かりを頼りに

 人力で掘っていったんだそうです。一日にわずか30センチくらいしか掘れなかったんだとか。しかも粉塵とランプのすすとで肺を痛め、抗夫たちはみんな早死にだったそうです。
 
 立つこともできない穴蔵で座ったままの姿勢を強いられ・・・これだけでも拷問に等しいのに、暗闇の中でひたすらのみと鎚を振るう人々。いかに過酷な労働だったか。ガイドさんに聞かなければ何となく通り過ぎるだけで、想像もしなかったでしょう。しまった、はじめからガイドさんと一緒に歩いてくればよかった。実は、滞在時間2時間というのはわたしの勘違いで、3時間あったのでした。

 もっとゆっくりすればよかったのですが、時間が気になります。足早に坑道を抜けて元来た道を帰ります。帰りは下り道だからね・・・・
 と、思ったのは大間違い。スピードがでるわでるわ。自転車を貸してもらうとき、下りはペダルを踏まないように、と言われたことを守って一度も自転車を漕がなかったにもかかわらず、猛スピードで山を下りました。怖かった。やっぱりはじめから歩いてくるんだった。

 自転車を返して街をぶらぶらしながら集合場所に向かいます。町並みはこんな感じ。



 愛媛で言えば内子の町並み。
 

 こんなすてきなたたずまいもあるのですが・・・


 渡部家ー武家屋敷だそうです。


 古い建物を利用したお店。奥がカフェになっているみたいです。

 なかなかすてき。ちょっと休憩したい。

 橋になぜか屋根がついています。

 おもしろい。

 これは銀山とは関係ないけれど

 玄関までのアプローチが、トマトのアーチでおもしろかったので。

 大森代官所跡。ここは石見銀山資料館となっています。



 五百羅漢とレンタサイクルで時間をとりすぎました。時間切れでどれも中を見ずじまいだったのです。

 それとー これが土曜日の午後の世界遺産の街。ちょっとさびしくない?一時はすごい人だったと聞いたのですが、世界遺産≠観光地 ということでしょうか。じっくりと歩き学びたい場所ではありましたが。
 つづく
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美しい自然を訪ねて 3

2013-07-08 23:11:08 | 旅行
 なんだかわからないけれど変なところに写真が入ってしまいました。
わたしには修正できません。これは、湯沢のホテルにあったフウロの写真です。

 前回、「誰にも迷惑をかけず・・・」と書きましたが、実際は、同行の皆様に小さな迷惑をかけたかもしれません。というのはー

 撮った写真の多いこと、多いこと

 細い木道を並んで歩いているわけですから、いかに興味深いものがあってもしゃがみ込んで写すわけには生きません。歩きながら、一瞬立ち止まって写したつもり・・・ですが、これって後ろの人には結構いらつくことだったかもしれないな、と今反省しております。 
 当然、手ぶれやらピンぼけやらでなかなか鮮明に撮れているのがないのですが。名前も覚えなきゃいけないし、頭フル回転でした。
 もし名前がまちがっていたらお教えください。

 一番始めに教えてもらったのは、マイヅルソウ。ぼけてます。


 ユキザサ 

 カラマツソウ

 ウワミズザクラ

 これらは、湿原に降りていく山道で出会った白い花

 葉っぱのおもしろいのは
 ツクバネソウ 
 葉っぱが4枚です。

 3枚なのはエンレイソウ
 
 葉っぱがたくさんなのは
クルマバツクバネソウ
 鯉のぼりの矢車に似たヤグルマソウ
        
 
 シラネアオイは谷川岳にもありましたが、あちらもここも花が散っていました。
        
 
オオバタチツボスミレ
 1輪で咲くのはイチリンソウ 2輪で咲くのはニリンソウ では3輪で咲くのは?三角関係で不倫そうーというのは冗談です。
        
 
ギョウジャニンニク
 これを使ったお土産が売られていたのですが、買えばよかった。どんな味かしら。


 湿原の花は、始めに白、夏には黄色、次に紫の花が咲くそうで、今は白い花が多いのだそうです。

 尾瀬にとってとても大切な花 ミツバガシワ
         
 湿原にまずこれが生えて、そのまわりに苔が生えて、苔の上にほかの植物が生えて、多様な植物が湿原に増えてきたのだとか。そのミツバガシワは、鹿の大好物で、近年湿原に入り込んで荒らしていくのだそうです。実際に鹿が入り込んだ形跡も見せてもらいました。

 モウセンゴケ  
 食虫植物です。こんなにたくさん生えていると言うことは、えさになる昆虫がたくさんいるということで、湿地がたくさんの命をはぐくむ場所だと言うことがわかります。
 尾瀬には、北海道とここにしかない長葉のモウセンゴケがあるそうです。

 リュウキンカ  
 水芭蕉のそばに生えています。
 
 ワタスゲ    
 
 ニッコウキスゲ 
 これから咲こうというところ
 
 ノビネチドリソウ?
 
 なんとかボタン  
 ああ、記憶があやしくなってきました。
 
 ヒメシャクナゲ  
 白っぽく写っていますが、本物はもう少しピンクです。
 それからーぼけているけど、たった一株見つけたので紹介しますね。
 
 イワカガミ    
 
 ウラジロヨウラク 
 
 ああ、我ながらよく勉強しました。 

 おまけ      
 あまりに遠く過ぎてわからないですねぇ。かっこうです(笑)

 全員何事もなく帰ってきました。今夜の宿は新潟県湯沢温泉。すごい~ スキーのゲレンデがそこかしこに。そしてホテルに着く頃から雨がふってきました。わたしたちってつくづく運がいいわぁ。

 ホテルスポーリア湯沢は、スタッフの笑顔と気配りがすてきなホテルでした。大浴場に温泉のジャグジーがあったのもうれしかったです。ここで疲れた体を癒やすことができました。露天風呂には菅笠。雨の時にお使いくださいですって。

 最終日、雨もやんでホテルの玄関にあった花をパチリ。
 クレマチスが見事に這い上がっていました。
 そして冒頭の写真。フウロの仲間だと思うけどこれも立派
 
  
 そしてとびっきり笑顔のお見送りを受けて、奥只見湖へ出発。奥只見湖は、ダムでできた人造湖です。 
 ところが、山に入った頃から雨がー でもきょうは旅のおまけみたいなもの。湖を船で遊覧するだけなので雨もあまり苦にはなりません。写真に撮れなかったのがちょっと残念だったけど。



 船から見る景色はなんとなく去年行ったアラスカの海岸に似ていました。

 昼食に名物へぎそばを食べて、一路羽田空港に向かいます。新潟と群馬の県境のあるとんねるを抜けた頃には雨も上がって、青空が見え出しました。



 遠くに見えるのは榛名山。

 こうして無事愛媛に帰ってきました。             おわり

 追記 花の名前に間違いがありましたので、訂正しました。 
    ウワズミザクラ→ウワミズザクラ
    
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美しい自然を訪ねて 2

2013-07-05 00:06:34 | 旅行
 さて、1日目の宿は、2万坪という広大な敷地に、たくさんのテニスコートやゴルフコースまで持っている「水上高原ホテル200」というホテルでした。豊富なメニューのバイキング形式の食事と、つるっつるっの美肌の湯に大満足。夕食後、ホテル内の白樺林の中を散策しましたが、夕風がここちよかったです。
 
 翌朝、5時に起きて露天風呂へ。遠く谷川岳が見渡せる開放的なお風呂で、
シャキーンと目を覚ま・・・・せなかった。
 またまたバスの中で寝てしまいました。でも、これだけ寝たら、体の方は絶好調。お天気は曇り空。梅雨の最中の旅行とあって、降られるのも覚悟の上でしたが-。

 バスで1時間揺られて着いたところは
 じゃ~ん


 尾瀬でございます。

 ♪ 夏が来れば思い出す 遙かな尾瀬 遠い空

 若い頃から何度口ずさんだことでしょう。ブログを書き始めて「桑畑さん」という群馬の方と知り合いになってから、ますます尾瀬へ行きたくなりました。先月直島へ行った友人と「行こう!」という話になって、周囲があきれるほどの即断即決で来てしまったというわけです。

 本当は山小屋に泊まりたいところですが、初めての尾瀬は、「初心者でも安心」の日帰りのツアーです。
 同じ時間内で短い距離をゆっくり歩く初級と、やや長い距離を速めに歩く中級の二つのグループにわかれ、それぞれ一人ずつ山岳ガイドさんがついています。どちらのグループに入るかは自己判断で。わたしたちは迷わず中級を選びました。
 軽い準備運動の後出発です。
 入り口には靴底をぬぐうマットが置かれていて、靴について侵入してくる他所の植物を防ぐようになっていました。それだけで、ここ尾瀬の自然を守る人々の気概が伝わってくるはず、と思うのですが・・・・

 尾瀬の湿原へは、標高1591メートルの鳩待峠からいったん山の中を下ります。



 うっそうとした山道に細い木道が敷かれていてそこを一列になって進むのですが、小さな草花を見ようとしたり、写真を撮ろうとしたりして木道から足を踏み出す人が何人かいて、そのつどガイドさんに叱られました。
 「木道は、人が歩くためではなく、植物を保護するためにある」って、具体例を交えながら何度もガイドさんが言ってるんだけど。
 ひどいのは、仲間の写真を撮るために木道をふさいでしまい、ガイドさんが見ていないのをいいことに、湿地を通って場所交代をした人。 撮影が終わるのをじっと待っていたわたしは思わず「ああ!」と言ってしまいました。お連れの人が「靴がぬれるよ」って。
 ちがうだろ
 さらに、出発の時ちらっと気になっていたことが現実になりました。
 タウンシューズとスニーカーで参加されたご夫婦。「かかとのあるタウンシューズが一番危ない」とガイドさんに警告されていましたが、歩き始めて10分もたたないうちに遅れが目立ってきました。1キロ歩くのに30分! 平坦地の2倍も時間がかかってる!
 結局そのお二人は添乗員さんに任せて、私たちは先を急ぐことになりました。

 途中で水芭蕉を見つけて私たちは大興奮。でも、花は終わっていたのです。


 ああ~、やっぱり遅かったのかなあ。6月中旬を過ぎたばかりだから、多少は残っていると期待して来たんだけど。
 「水芭蕉はもう99パーセント終わり」と素っ気ないガイドさん。ええ?期待できるのは1パーセント?

 尾瀬の魅力はあの広大な湿地にある、くらいの知識しか持ってなかった私。湿地に降りるまでの山歩きも十分楽しいと言うことを知りました。谷川岳で見たのと同じような高山植物にも出会えたし、カッコウやコマドリの声を聞くこともできました。木道の整備された道は歩くのも快適。何より疲れて膝が笑うことなくしっかりと降りられるのがいい。

 山の鼻ビジターセンターで一休み、いよいよ尾瀬ヶ原のハイキングです。



 広い湿地にどこまでも続く木道。おかげで私たちは気持ちよく歩くことができます。でも、うっかりよそ見をしたら足をはずしそう。
 空は曇り。99パーセントUVカットの帽子は背中のリュックにくくりつけたまま。カッパとフリースのカットソーと、タオルと、薄手のナイロンジャケットもリュックの中。汗がだらだら落ちるほど暑くはなく、寒くもなく、全天候対応の装備は全く出番がありませんでした。
 すごいじゃない? 来る前は台風来てたんですよ。
 帰る頃には霧が晴れて燧岳の全貌が見られました。



 ええと
 進行方向の先に燧岳 後ろに至仏山だったと思いますが、写真を見ると区別がつきません。行きも帰りも同じ場所を撮っちゃったもので。

 池塘(ちとう)



 白樺の白、三つ葉つつじの赤、きれいです。

 

  そして



 水芭蕉!
 
 さらに水芭蕉



 もっともっと水芭蕉



 ガイドさん、だましたわね。 うれしいウソでした。

 がんばって遠くまで歩くつもりだったわたしたちですが、結局初級コースの人たちと同じ「牛首」の分岐点までしか行けずに引き返しました。これがちょっと悔しい

 ビジターセンターまでもどっておにぎりのお弁当を食べ(ほかのツアー客はもっといいお弁当食べてたゾ。でも、おにぎりはおいしかった)、
 周辺の研究標本園をぐるっと回って帰りました。 狭い木道を並んで歩いている間は立ち止まることができず、写真も歩きながらの撮影でしたが、 ここまで来てやっとしゃがみこんで写真を撮る時間が持てました。かわいい草花の写真はまた明日。

 帰り道、地獄といわれた登り道は思ったほど苦しくはなかったです。ただ途中からメンバーがばらばらになりはじめて、わたしも少し遅れてしまいました。やばい、最後かもしれないと少々がんばったときに息が上がったくらいで、追いついてみればまだまだ後ろに大勢いたのです。その人たちを待つ間に息は整いました。
 その帰り道で貴重な体験。


 
 何かわかりますが? 木立の向こうにちいさくヘリコプターが見えるでしょう?
 実は、これ、救助ヘリなんですよ。どうもけが人が出たらしいです。
 つり上げる瞬間もばっちりカメラに納めましたが、さすがにそれはお見せするのは遠慮しておきます。
 午前中は天候が悪く、事故が起きてもヘリはでないと言っていたのですが、天候はだんだんとよくなってきたのです。ヘリがでないときは、木道をタンカで運ぶのだそうです。費用は一人3万円、交代要員も雇わなければならないので30万円くらいかかるんだとか。そして、事故に遭うのはきまってガイドのついてないツアー客だそうです。

 わたくし、思うにですね、昨日の谷川岳のように、本来なら簡単には行けない場所にも今は誰でも行けるし、旅行会社も簡単に行けるようなキャッチフレーズで誘うわけですよ。それで、街の観光地と同じ感覚でやってくる人もいるんじゃないかと思います。
 そういえば、いましたね。スニーカー不可とちゃんと書いてあったし、添乗員さんから、自分の体力にあったコースでと説明もされたのに軽装備で来て無理をする人。
 
 尾瀬をなめちゃいかん。

 さらに、自然保護については、配られた文書だけ読むとか、ガイドさんが歩きながらとかの説明では十分に理解しない人も多いのではないかと。
 出発前に30分でもいいから自然保護と安全についてのていねいなレクチャーがあったらいいのではないかと思いました。

 ともあれ、けがもなく、他の人に迷惑をかけることもなく帰ってこられてよかったです。
 さらにさらに・・・・お天気最高  
                                    つづく

 
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美しい自然を訪ねて1

2013-07-04 01:51:56 | 旅行
 そうそうのんびりと蜂蜜とりもしていられない事情。それは・・・

 またまた、旅行に行く計画があるからでした。国内で2泊3日の旅。普通は特別な準備は要らないのですが、今回は、旅行社から事細かく準備物を指示されました。

 必ずリュックのことー幸いなことに、退職の記念にいただいたリュックがある。 
 登山靴かトレッキングシューズー本格的だなあ。このあいだ、手頃な値段のが売っていたから、あれを買うことにしよう。防水だったし。
 かっぱー厚手のしっかりしたものだって。カッパっていいものはお値段も高いからこの出費はちょっといたい。でも、買わなきゃね、ないんだから。
 その他、寒さ対策にフリースのカットソー、もし暑かったら汗のかわきやすいタンクトップと上にはおる長袖シャツ。汗ふきにも防寒にもなるタオルマフラー。雨に濡れたときのための下着の着替えとタオル。晴れだったら、99パーセントUVカットの帽子。
 これらの上に、普通の観光のしたく。カッパだけでなく傘もいるし、着替えもいる。リュックだけでなくショルダーバッグもウエストポーチも。 3日間トレッキングシューズで過ごすのもなんだから、軽い歩きやすい靴・・・・
 
 暑さ、寒さ、雨、晴れ、全天候対応の用意をして、小さなスーツケースぱんぱんに詰め込んで、そのかたわら、いただいた梅のしまつを・・・・

 方々にお裾分けするのをぶじこにまかせ、残った梅で今年2回目の梅干しを漬け、梅酒を漬け、何度もゆでこぼして梅ジャムを炊き、りんごさんの作っていた梅のコンポートにも挑戦したけれど、これは失敗。

 というわけで、旅行前日、荷造りを終えたときにはとっくに12時をまわって当日になっていました。
 やばい、3時間くらいしか寝てない。

 6月20日、晴れ女二人、雨とともに出発。 日本には台風が近づいていました。

 
 さて、始発の飛行機に乗り込んですぐ、わたしは眠ってしまい、飛行機が揺れたのも、そのために飲み物サービスではなくキャンデーサービスがあったことも全く知りませんでした。着陸のアナウンスで強制的に起こされ、バスに乗り込んでからも、埼玉県に入ったくらいまでは起きていたのですが、またまた爆睡。次に目覚めたのはトイレ休憩のために停まったサービスエリアで、お弁当を食べ終わったらまた眠りこけて、またまた強制的に起こされて・・・・

 水上温泉まで来ていました。



 何とかって言う親水公園のあるところ。この頃には雨はやんでいました。
 ここでちょっとだけ散歩をして、バスに乗ったらまた寝て・・・・途中経過なしのワープで今日の目的地へ。

 谷川岳です。
 ただし、今日はウォーミングアップみたいなものですから、歩きません。ロープウエイで天神平まで上がります。空が曇っているのでロープウエイからの景色が見えるかなあ。わたしは、二,三年前の穂高nロープウエイにのって、真っ白な霧しか見えなかったことを思い出しました。 
 でも、今日は大丈夫

 


 長い長いロープウエイでした。 新緑の森に、こちらではとっくに散ってしまった朴の白い花がたくさん見えました。

 天神平からさらにリフトに乗って頂上近くまで登ります。 背景が白いのは、霧が立ちこめているからなんですよ。



 ピンクの花がたくさん咲いていて、あれは何だろうと思っていたのですが、



 タニウツギの花でした。ハコネウツギは家にあったので知っていたものの、その仲間のタニウツギを見るのは初めてではないかしら。
 白花もありました。



 山間にかっこうの声が響いて感激。 これも生で聞いたのは初めてだと思います。

 リフトを降りると、こんなに高い! さっき降りたロープウエイの駅が遙か下の方に見えました。



 本格的な登山をしなければこられなかった場所に、文明の利器のおかげで気軽に手軽に来られるというのは、いいことなんだろうか? 高い山に来る度にいつも思うのですが、でも、やっぱりうれしい。来て良かったと思います。

 あらあ、ラッキー。 霧が晴れて山が全貌を現しました。



 
 カーテンを引くように霧が晴れていきます。

 

 リフト乗り場付近に、水芭蕉の自生地がありました。でも、



 はっぱだけ。ああ、やはり花は終わりかなあ。もう1週間早かったらよかったんだろうか。

 再びリフトに乗って天神平まで降りてきましたが、足下には高山植物がいろいろ咲いて、とても楽しかったです。

 

 大きな百合のような茎をした白い花。 遠くからでもよく目立つ花で、リフト乗り場の人に名前を教えてもらいました。が、ホテルに行くまでの間に忘れた・・・・
 翌日、もう一度ガイドさんに教えてもらって、やっと覚えました。 コバイケイソウです。

                                   つづく


 
 
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盛りだくさんのバス旅行2 四万十川の蛍

2013-06-18 01:23:50 | 旅行
 さて、足摺岬を出て私たちが向かったのは、高知県四万十市。日本最後の清流と呼ばれる四万十川に蛍を見に行きます。が、その前に、安並水車の里に立ち寄りました。



 ここは昔は田んぼへの灌漑用に水車が利用されていたそうですが、今は観光用にたくさんの水車が回っています。 その水路、約1キロにわたってあじさいが植えられ人々の目を楽しませてくれている・・・・のですが、



 残念、あじさいいはもう終わりかけていました。 まだ6月はじめなのに。
 遮るもののないかんかん照りの水路端で、せっかく水車で水をくみ上げてもあじさいとは反対側に流れ落ちるだけで、なんだかあじさいがかわいそうでした。この水をなんとかあじさいにかけてやることはできないかしら。水不足があじさいの老化に拍車をかけているような気がしてなりませんでした。



 遠目にはきれいなんですけどねえ。

 さて、盛りだくさんとは言え、今回の旅は気分的にはわりとゆとりがありました。だって、蛍を見るんですからね。先を急いだって明るいうちはだめなんです。あちこちで暇をつぶしながら夜を待っているという感じです。
 19時を過ぎてから船着き場に到着



 晩ご飯は船の中で食べます。



 鮎、鰻、川の幸が並んでいます。

 案内してくれる船頭さんがそれは愉快な人で、私たちは笑い通しでした。夕暮れが迫る四万十川をのんびりと眺めながらの食事。わたしは日没までに景色を写しておこうと、食べるのと写真を撮るのとに大忙しでした。



 風が凪いで水鏡になっています。




 
 この蕩蕩とした流れ。船頭さんは、何にもないのが四万十川だと言っていましたが、その手つかずの景色が人を癒やし引きつけるのだと思いました。


 有名な沈下橋です。

 

 ここでは道路は川面よりずっと高いところを走っています。でも、大雨が降ると、道まで水がやってくるのだとか。そんなことはしょっちゅうあるのでニュースにもならないんだそうです。大水が出たとき、水は橋を越えて流れます。そこに手すりがあると、抵抗が大きすぎて橋がながされてしまう恐れがあります。そこで手すりのない橋にしたのだそうです。 
 ふだんは川の対岸に住むわずかな人々の生活にかかせない大切な橋なのだそうです。
 大笑いの中に、ちゃんとここに住む人々の暮らしを伝えてくれる船頭さん。プロでした。

 やがて西の空がうっすらと赤くなって


  

 

 川をまたいで泳ぐ鯉のぼりの下をくぐる頃には写真撮影も限界に近づきました。
 全員が食事を終えたところで船の明かりを消して、船頭さんはだまって闇の中で船をあやつります。

 そして闇の中の小さな光に歓声をあげるひととき。

 船頭さんに言わせると、今日の蛍は、遠くから来たわたしたちのために生命維持なんちゃらをつけて懸命に飛んでいる(つまり蛍のシーズンは終わりと言うこと)そうで、蛍の数はうんと少なかったのです。 
 すごい数の蛍をごくごく間近で見慣れている母は、なんだか物足りないようでしたが、四万十の流れのように静かでゆったりとした時間を過ごせたことでわたしは大満足でした。 
コメント (2)
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盛りだくさんのバス旅行1 

2013-06-17 01:57:30 | 旅行
 久々に母とバス旅行をしてきました。 四万十川の遊覧船から蛍を見るという旅。 日帰りの旅行にしては珍しく朝ゆっくり出て深夜に帰って来ます。
 今年は実家の近くの川にすごいこと蛍がいるそうで、それは見事だったそうです(見そびれた・・・) なのにわざわざお金を出して蛍を見に行くのかと、孫に笑われたそうで、まったくそのとおりなんですが、 
 これには少々訳がー
 というのも、隣に住む義妹が二,三日留守をするのです。嫁がいないとさびしくて怖いという母。 
 息子がおろうが!
 
 でもまあ、しばらくどこにもでかけてないし、船に乗るのなら体力的にもきつくはなかろうし、わたしの家で前泊、後泊をすればさびしくもなかろうということで、行ってまいりました。

 例によって、とっても盛りだくさんの旅。
 
 まずは高速で南予に向かいます。 途中道の駅なんかにも寄ったりしながら愛媛県境を越え、高知県の竜串海岸に着いたのが午後の1時半を過ぎていました。で、すぐ食事かと思いきや



 かつおのたたきの実演がありました。 おなかすいた・・・・

 でもまあ、みごとな包丁さばきで見とれてしまいました。かつおって、背びれなどは、かつおの体をまな板の上に立てて上からそぎおとしていくんですね。

 わらの火であぶります。



 空ではとんびが、あらを狙って舞っています。



 今あぶったばかりのかつおを2切れずつ分けてもらって、塩をかけて食べました。 とれたばかりのかつおは臭みもなく、塩で食べるのがおいしいのだとか。
 食事の方は、薬味とぽんずをかけた普通のかつおでした。

 食事が終わったら竜串の奇岩を見ながら、海底館へ。



 波に洗われた岩が、おもしろい姿を形作っています。



 海底館は、らせん状の階段を下へ下へ下りていって、海の中を覗けるようにした建物です。



 下の方では、先客たちの歓声が上がっていました。 何が見えるのかな?



 海の中って幻想的。きれいな青色の魚とか、しましまの魚とか、南国の海にいるような魚が悠々と泳いでいました。 そして、つり下げたバケツにえさを入れてやるので、魚が群がって来ていました。

 もう少し見ていたかったけど、集合時刻が迫っていたので引き上げました。 帰りはあの螺旋階段をえっちらおっちら上らなければならないのです。 ちょっと母にはきつかったか。

 続いて向かったのは、足摺岬。 30年くらい前にお四国参りで行ったことがあるだけです。

 バスを降りたら、



 ついつい撮っちゃった。

 足摺岬には、亜熱帯の木であるビロー樹や大きな椿の木が茂っていてうっそうとした森になっています。
 
 

 すてきな木のトンネルを抜け展望台に上がると



 かつては自殺の名所と言われた切り立った断崖と白い灯台。
 
  

 黒い岩に砕ける白い波
 
 雄大な景色が広がっていました。 太平洋だぁ!

 長くなりますので続きはまたあした・・・・
コメント (2)
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