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前立腺風雲録 第9回

 昨年。大型連休も終わった2016年5月14日のことだった。土曜日であった。例によって午前中は休日出勤をしていた。夕食はメキシコ料理のタコスを作った。夕食のあとかたづけのあとは土曜日の夜恒例の映画鑑賞。ジョン・フォードの「荒野の決闘」をワイルド・ターキーをちびちびやりながら観ていた。映画も観終わり夜の10時ごろトイレに。用をすませて立ち上がると便器が真っ赤。鮮血が大量に出血している。痔ではなさそう。となると腸からの出血か。
 そういえば数日前から腹具合がおかしかった。それに15年前もこのようなことがあった。あの時は大腸の憩室からの出血であった。
 今度も憩室の出血であろうと思われる。しかし、大腸癌の心配も。前年、畏友西秋生を大腸癌で亡くしたばかり。眉村卓さんの奥さま悦子さんも大腸癌だった。大きな不安が頭をよぎる。
 ただちにタクシーを呼んだ。六甲アイランド甲南病院にかけつける。15年前もこの病院で診てもらった。あのときは1週間入院した。
 救急外来で受け付けてもらう。夜のおそくのことである。先客は数組来ていた。しばし待たされて、呼ばれる。CTを撮られる。CTの画像ができるまで待たされる。このことはもう12時を過ぎていた。深夜の病院の救急外来のベンチで家人と二人診察を待つ。憩室に違いないとは思うが、もし、癌であったら。想像は悪いほうに傾きがちになる。診察室に呼ばれた。
 当直の医師がCTの画像を見ながら説明をしてくれる。くわしくは明日内視鏡をするが、CTの画像を見た限りでは、出血はやはり憩室からの出血と思われる。大腸癌の疑いは薄い。とりあえずホッとする。CTで異常が認められたのは大腸だけではない。前立腺が大きく肥大している。そのため膀胱に尿がたくさんたまっている。
 ともかく大腸からの出血が止まらないといけない。このまま入院しなさい。ということになった。
 828号室に入院した。うまくいけば1週間ほどで退院の予定であった。
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