goo

4月20日(月) J・G・バラードが亡くなった

 イギリスのSF作家J・G・バラードが亡くなった。いわゆる「にゅーうぇーぶ」の発火点となった作家。「結晶世界」「燃える世界」「沈んだ世界」の破滅もんSFで知られる。砂浜で錆びた自転車を眺めるSFを書いた人。
 小生とは、あんまり縁のある作家ではなかったが、重要なSF作家といえよう。ご冥福をお祈りする。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

フレンチトーストとスクランブルエッグ


 拙者、日本人につき、朝食は、白いご飯、みそ汁、魚の干物、青菜のお浸し、という朝食が一番しっくりくる。とは申すが、たまには南蛮渡来の朝食を食するのも一興。かような次第で今朝は紅毛碧眼人が食するような朝食をしつらえたゆえ、以下に記する。心して読まれい。
 で、メニューでござるが、フレンチトーストとスクランブルエッグを作りもうした。どこやらのホテルの朝食に出てくる、かようなメニューを称して、世界一の朝食などと、以前観たテレビで申しておったが、誠に笑止。そのホテルの朝食を、かように申しておるご仁は、世界中の朝食を食べ尽くしたのであろうか。そうではなかろう。現に拙者の作る朝食は食してはおらぬではないか。かくいう拙者も、藩の御用繁多につき、かかるホテルの朝食を食してはおらぬが、拙者なんぞは、かような南蛮宿屋の朝食なんぞより、京都瓢亭の朝がゆの方が好みでござる。瓢亭の朝がゆ、一度は食したいと念じてはおるが、未だその機会には恵まれてはおらぬ。似たような朝がゆは拙者も作るが。かくいうように食べ物の味は一概には格付けはできぬ。軽々しく「世界一」なぞという言葉は慎んでいただきたい。
 先日の記事にも書き申したが、西洋ゴム輪帯屋が京の都の料亭の格付けをするがごときは、まことにもって笑止千万。
 それはさておき、フレンチトーストであったな。パンはビゴのバゲットを使い申した。ときほぐした卵と牛乳の液にパンをつけるでござる。できれば、昨晩よりつける方が具合がよろしいかと存ずる。フライパンにバターを溶かして、卵牛乳液をしみ込ませたパンを、両面がキツネ色になるまで焼き申す。
 焼けたら皿に乗せ、シナモンをふりかけ、はちみつをかけるでござる。外はパリ、中はしっとり、まことに美味。
 つぎにスクランブルエッグにとりかかろうか。卵をときほぐし、生クリームを混ぜるでござる。塩、コショウ少々。
 テフロンのフライパンにバター。そこに卵液を流し入れるでござる。菜箸を4本ほど束ねて、それでかき回す。フライパンのヘリ、底が早く固まるので、そこを忘れずに、全体が均一になるようにていねいに。ある程度、卵に粘性が出てきたら、フライパンの底を濡れ布巾にくっつけて、冷すでござる。卵が固まり過ぎないように。少し加熱が足りないかな、と思うぐらいがちょうど良いあんばいでござるぞ。これでぽったりとしたスクランブルエッグができるでござる。
 さて、拙者の作った南蛮朝食を食すとするか.う~ん。美味、至福。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

4月19日(日) 阪神貯金ならず。真弓監督継投ミス。

 こら、なにしとんねん。横浜相手に貯金作らな、どこ相手に貯金作るねん。せっかく、横浜銀行3連勝で貯金作る予定やったのに。ふがいないやつらめ。
せっかく、相手ピッチャーが暴投して、点くれて、ほれ、勝てよゆうとんのに。
 まず、福原、今年はローテーションはあかんのんと、ちゃうか。ワシはこのピッチャー好きやから、あんまり悪口ゆうとうないけど、あかんな福原。150キロの豪速球を投げ、江夏以来の本格派いわれとったんやけど、今は昔や。
 今日の敗因は、先発ピッチャーをできるだけ長く投げさす、という真弓さんの投手交代のミスやね。6回、ランナーを出した時点で、なんで福原に続投さすねん。点取られてから渡辺に交代しても手遅れ。結果論やけど、きょうの福原、アップアップしとったやないの。
 今の横浜、村田もおらへんし、内川一人おさえとったら勝てんのに。余計なランナー出しおってからに。こっちは、金本、4球二つでノーヒット。相手はきっちり金本押さえとるやんか。鳥谷がソロ打ったけど手遅れやちゅうねん。
 メンチ、もうあかんで真弓さん。林が1軍に来るまで、ライトは葛城に固定したらどや。
 これで、セリーグ各球団とひとわたり当たったけど。もひとつ真弓さんのやりたいことが見えてきいへん。先発ピッチャーにある程度信頼を置くという考えらしいが、それが裏目に出てきとる。
 なんや、小ミスが目につくな。今日の狩野の守備妨害、江草のバンド処理、その他目立たないけど、小ミスが多いのではないやろか。
 たるんどぞ。こら、やっぱり岡田さんのひょっとこ顔でにらんどかなあかんのかな。わし、正直いうと岡田さんに戻ってきてもらいたいわ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

アジ丼


 良い気候になりました。爽やかな季節なので爽やかなものが食べたいですね。お魚の丼がいいですね。これから旬の魚はアジです。初夏から夏にかけて、アジは産卵期をむかえておいしくなります。
 生食用のアジを買ってきて、3枚におろします。さばくのは、魚屋さんに頼んでもいいけれど、できたら自分でさばきましょう。アジ、サバといった青魚は、身がしまっているので、3枚おろしの練習にはちょうどいいです。
 なま板と出刃包丁は使う前に水でぬらします。アジのゼイゴを切り取り、ウロコを落とします。頭を切り、腹に包丁を入れます。内臓を掃除して、背中に切れ目を入れます。包丁を中骨にそって動かし、片身を切り離します。慣れないと骨に肉がたくさんつきますが、包丁で中骨の凸凹を探るように切ればきれいに片身が取れます。もう片方も同じように切り離します。
 お腹のところの肋骨を削ぎ落とし、小骨を毛抜きでていねいに抜きましょう。皮を剥ぎ取ったら、お造りに切ります。包丁の刃をいっぱいに使って、スースーと引いて切ります。
 できあがった、アジのお造りはしばらく酢に漬けておきます。そのあいだにキュウリを小口切りにしておきましょう。
 丼にご飯をよそい、アジのお造り、キュウリ、かいわれを乗せて、白ゴマをパラパラ。お醤油をちょっとかけて、ワサビを添えれば、アジ丼のできあがりです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

とつぜん対談 第3回 肥後守との対談

 本日のゲストは肥後守(74)さんです。肥後守さんはお名前からわかるようにお侍さんです。藩をリストラされ、昭和30年代に寺子屋を開業され、長年、子供たちの教育に携わっておられました。
 昭和時代は全国で活躍されておられましたが、今は兵庫県三木市でひっそりと暮らしておられます。いまでも現役です。

雫石
 久しぶりです。

肥後守
 おう。

雫石
 今でもお仕事をされてるとか。

肥後守
 しておる。

雫石
 どのようなお仕事を。

肥後守
 ワシが仕事しちゃ悪いのか。

雫石
 いえいえそういうわけでは。

肥後守
 どうせワシみたいな年寄りの刃物、ろくな仕事はしてないといいたいのか。

雫石
 いえいえそういうわけでは。私も子供のころ、あなたにはずい分お世話になりました。

肥後守
 ワシで何をしておった。

雫石
 鉛筆を削っておりました。

肥後守
 昔は、じゃろ。今はシャープペンシルを使っておろう。

雫石
 いえいえ、私はシャープペンシルは嫌いで、今でも鉛筆を愛用しています。

肥後守
 その鉛筆は何で削っておる。

雫石
 あ、あの、NTカッターで。

肥後守
 それ見てみい。ワシなんざお呼びじゃないわけだ。

雫石
 あ、いえ、そういうわけじゃ。

肥後守
 お前みたいなやつばっかりだ。身近な刃物ちゅうと、ポキポキ刃を折るカッター。ちょっと刃物に関心があるやつなら、スイスのアーミーナイフ。日本にはワシという簡単で軽便な刃物がありながら、なげかわしいことじゃ。

雫石
 おなげき、判ります。今はみんなシャープペンシル。鉛筆を持っていても削り器でガリガリですからね。

肥後守
 そうじゃ。今の子供たちは刃物を使わん。手で仕事をようせん。だからダメなんじゃ。

雫石
 どうダメなんですか。

肥後守
 ともかくダメなんじゃ。で、お前はどうだったんじゃ。

雫石
 私はこどものころ、あなたにはよくお世話になりました。憶えてませんか。

肥後守
 ああ、思い出した。神戸の学校じゃったろう。

雫石
 はい。鉛筆はあなたで削ってました。それに、糸巻きで戦車を作ったり、割り箸でゴム鉄砲を作ったりしてましたよ。

肥後守
 今の子供はそういうことをせん。手を使ってモノを作ることをおぼえにゃいかん。

雫石
 刃物は危険だから子供に持たすな、という意見もありますが。

肥後守
 刃物は危険じゃ。だからこそワシが子供たちに刃物の使い方を教え取ったんじゃ。

雫石
 そうですね。今日はどうもありがとうございました。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

4月16日(木) 阪神連敗脱出。

 ふ~、やっと勝った。試合が終わって阪神の選手たちがハイタッチしながらグランドからベンチに帰って行く様子を見るのは、ずいぶん久しぶりな感じがする。何だかえらく長いトンネルのようにだったが、まだ4連敗しかしていないのだな。
 解説の岡田さんもいっていたが、今日の勝利の立役者はアッチソン。このところ、打線はそこそこ点を取り、投手もそこそこおさえるのだが、なんだか競り合いの負けることが多かったが、7、8回をぴっしゃとアッチソンがおさえてくれて非常にいい流れになった。
 9回は、これまた久しぶりに藤川。球児が投げるのをどれほど見たかったか。
和田が余計な1発を打ったが、あれは、ま、ご愛嬌。150キロの高めのストレートで三振を取る。いかにも藤川らしいピッチングを披露してくれて気持ちよかった。
 さて、次から対横浜戦。弱いもんいじめをして、貯金を作ろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

逃げる

 私はいつから、あの人に追いかけられているのだろう。もう、かなり昔から追いかけられている。
 捕まればどうなるか判らない。なんということもないかも知れない。いや、ひょっとするとあの人に捕まった方が、私にとって益があるかも知れない。
 いやいやいや。やはり捕まってはダメだ。あの人は私を殺すだろう。私がそう考える根拠は別にない。私の直感がそう教えているだけだ。
 ともかく私は逃げる生活が身についた人間だ。これ以外の生活は考えられない。
 要するに捕まらなければいい。捕まりさえしなければ、今の生活が続けられる。困ったことに、私は今の生活に満足している。逃げつづける生活が、そんなにいいのか、と、お思いでしょうが、これはこれで慣れれば味わい深いものだ。 
 あ、あの人だ。ほれ、あそこにいるだろう。
 通りの向こうの吉野家の前。信号待ちしている人の群れの後ろの方。駐車している軽ワゴン車の陰にいるだろう。
 だめだ。見てはだめだ。視線が合えば追いかけてくるぞ。あの人は、ああ見えても結構、勘は鋭い。
 あ、気付かれた。いかん。逃げよう。だいじょうぶ。あの人は赤信号で止まっている。その間に逃げおおせるだろう。
 ふー。ここまで来れば、もういい。しかし油断はできない。なにせ執念深い人だ。絶対にあきらめない。
 しばらく姿を見ないな、と思って息を抜いていると、ハッと目の前に現れたりする。姿は見えなくとも、あの人は私を必ず見張っている。油断したために何度か捕まりそうになったことがある。

 くそ、また逃げられた。あいつは勘がいい。油断を見透かして、すぐ近くまでは行くが、逃げられてしまう。何度も何度も逃げられた。
 あいつを捕まえてどうするかって。さあ、それは俺にもわからない。キスするわけではないことは確かだ。ともかく俺はあいつを捕まえることが仕事だ。捕まえた後の処理まで俺は責任は持てない。
 え、捕まえて、とりあえずどうするかって。そんなこと判らんよ。なにせ、今まで一度も捕まえたことないんだから。
 それより、あんた。あんた、なんでそんなに俺のことを気にする。俺があいつを捕まえてどうしようと、そんなこと、あんたにゃ関係ないだろう。
 さては、あんた。あ、こら、逃げるな。  
 ふう、危なかった。もうちょっとで捕まるところだった。もし捕まればどうなるか、どうしても知りたくて、ちょっと話しかけてみたが、ばれてしまった。
 で、わかったのだが、あの人は私を捕まえて、どうするのか自分でも判っていない。とりあえず、私を捕まえることだけが、あの人の仕事らしい。捕まえた後のことまで責任は持てない、と、いっていた。
 う~ん。わからなくなってきた。一番合理的な考え方は、捕まった私をどうするか、判断する人がいる、ということだ。私とあの人以外に、第三の人物が存在することになる。
 
 わ、しもた見つかってもた。なんでワシのことわかったんやろ。逃げるアイツにも、追うヤツにもワシのことはわからんはずや。
 そうか、あいつら、捕まえた後のことまで、考えたんやな。しょうもないこと考えんと、黙って追いかけっこしとればええもんを。
 わ、あいつら二人でワシを追いかけてきた。なんのつもりや。ワシを捕まえて、自分たちは、なんで追いかけっこしているか聞くつもりか。そんなことワシ知らん。え、無責任やて。そんなんいわれても、困るわ。
 ワシの仕事?ワシの仕事はな、アイツがヤツに捕まったことを報告するだけや。で、ワシの報告を受けたエライさんが、どうするか決めるはずや。
 と、いうわけやから、ワシはあいつらに追いかけられて、えらい災難や。なんでワシだけこんな目にあわなあかんねん。ワシはただの観察者で、あいつらの追いかけっこの結果を報告するだけやで。文句やったらワシの報告を受けたエライさんにゆうてえな。

 あの人は報告するだけと、いっておられるが、それはわたくしも同じでございます。わたくしは、あの人から受けた報告を、あのお方に伝達するだけでございます。

 わしゃ知らんぞ。連中に聞くことじゃ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

4月14日(火) 北野誠さん、いずれ復活してください

 タレントの北野誠さんがラジオ番組で、不適切な発言をしたとのことで、出演するすべてのラジオ・テレビ番組から降板。芸能活動を自粛する。
「探偵ナイトスクープ」ファンの小生は北野さんは好きなタレント。彼が担当した「日本全国アホバカ分布図」は番組屈指の名作。また、同じく担当した「素晴らしき車椅子の旅」は、一人旅がしたいという車椅子の少女を北野さんも車椅子に乗ってサポートした作品。旅をする少女に注がれる、北野さんのまなざしには、芸ではなく、心から少女の力になりたいとの彼の、真からの優しさが垣間見ることができた。けなげな少女の姿とともに、北野さんの人柄が見えた感動の名作である。北野誠さんは口は悪いが根は優しい人だろう。
 なにをいったのか知らないが、某芸能人を誹謗したらしい。どのような芸能人かは知らないが、迷惑をかけたのは、その芸能人にだけで、われわれファンは全く迷惑を受けていない。だから、その芸能人にだけあやまればすむことで、芸能活動を撤退する必要はないと思うのだが。所属の松竹芸能をはじめ、関係者が彼の問題の発言をやっきになって抹消しようとし、かつタレント北野誠を消去しようとしている。この時の発言が、不特定多数な人々に多大な不利益を与えるというのなら、こういう処理も止むを得ないだろう。万が一北野さんがそういう発言をしたのなら、許してはいけない。しかし、巷間噂になっている某芸能人への誹謗という程度の発言ならば、ここまでの過剰反応をする必要はないだろう。
 この件に関して岡田斗司夫さんがこんなことをいっている。少々DAICON5に関わった人間として、ゼネプロ以前の岡田さんのSFファンダム活動については、小生は見解を異にする人間ではあるが、今回の岡田さんの発言は支持する。岡田さんのいうとおり、今はそっとしておく方が北野さんのためになるだろう。
 北野誠さんの1日も早い復活を望む。
 
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

大魔神


監督 安田公義
出演 高田美和、青山良彦、藤巻潤、五味龍太郎

 特撮映画というと、東宝、円谷で、現代劇を思い浮かべるムキも多いだろう。この映画は大映で、時代劇。珍しいといえば珍しい特撮映画だ。大映の特撮映画というと「ガメラ」シリーズがあるが、小生はこの「大魔神」の方が好きだ。日本の特撮映画を1本選べといわれたら、東宝の「ゴジラ」第1作か、この「大魔神」か大いに迷う。この映画、それほどの傑作だと評価する。
 戦国時代、善政をしいていた領主を下克上で倒した、家老が新領主に。新領主は圧制をしく。領民は塗炭の苦しみ。前領主の遺児の兄妹と忠義の家臣は生き延びていて、民を思い、お家再興を計っていた。ところが捕らえられ処刑されることになる。
 遺児の姫が、お山の神様に祈ると、埴輪の武人像が大魔神「アラカツマ」に変身、新領主たちを滅ぼす。
 ヨーロッパの「ゴーレム伝説」に材を取ったストーリーは、このように単純で勧善懲悪。「大魔神」シリーズは3作あるが、3作とも同じようなストーリー。3作もみる必要はない。第1作だけ観れば充分。この映画はストーリーを楽しむ映画ではない。
「大魔神」の造形を楽しむ映画である。お姫様のお祈りで、石造りの武人像が、山を割って出現。腕を顔の前で交差させると、無表情な埴輪の顔が、青い、憤怒の表情の大魔神「アラカツマ」に変身。後に仮面ライダー等での特撮の変身シーン数あれど、この変身シーンに優る変身シーンはないだろう。
 この大魔神の顔がいい。アジア人でなし、ヨーロッパ人でなし、カーク・ダグラスが怒ったらこんな顔になるだろうか。まず、恐ろしい。威厳がある。そして少しだけ悲しそう。
 大魔神は、お山から城下に飛来して、暴れまわる。城を破壊し、領主を惨殺する。あたかも人の感情を理解していないよう。でも、処刑されかけた前領主の若君と家来を助けて、今の領主を殺害するから、だれが悪人でだれが善人かは理解しているようだ。
 大魔神はゴジラのように巨大ではない。人の大きさと比べると、身長10メートルもないだろう。この大きさが非常にリアルで、戦国時代の建物とつりあいが取れた大きさ。砂煙を巻き上げながら、地響きを立て、ゆっくりと人々を追う大魔神は大迫力だ。ゴジラやガメラも人智を越えた、荒ぶる神の要素を持ってはいたが、元来は生き物である。ところ大魔神は荒ぶる神そのもの。生き物の要素は全くない。
 第1作ゴジラは、芹沢博士のオキシジェン・デストロイヤーで倒れたが、大魔神は人間に倒せない。大魔神は神だから、祈りによってしか想いを伝えられない。大魔神の怒りを鎮めたのは、お姫様の涙。大魔神は乙女の祈りで目覚め、乙女の涙で鎮まる。神だからだ、
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

4月12日(日) 嗚呼、JFK。チグハグ真弓阪神どこへ行く

 藤川までつぎ込んで、なんとか引き分けに持ち込んだ。なんとか3連敗をまぬがれ、対巨人戦9連敗でストップ。かろうじて面目を保った。
 6回まで1点リード、岡田阪神なら、渡辺or江草+JFKで勝っていた試合だった。どうも真弓阪神になってから何事もチグハグな印象を受ける。攻撃にしても、ピッチャーの変え時にしても。
 後ろのピッチャーで点を取られて負けなんて岡田阪神では考えられなかった。小生は岡田前監督を高く評価する。でも、ま、今の監督は真弓さんだ。いま少し真弓采配を見守る必要があるだろう。しかし、このままチグハグな阪神が続くようであれば、真弓さんの悪口を書き出すぞ。
 嗚呼、JFKが懐かしい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

春の山のちらし寿司


 今日のお昼はちらし寿司。春も本番。ぽかぽかといい陽気になりました。春はおいしいものがいっぱい。せいぜい旬のものを使ってお料理しましょう。
 今年の記事には載せませんでしたが、3月には春の海のちらし寿司を作って食べました。今日は陸の春の旬のものでちらし寿司を作りましょう。
 すし飯の作り方は、春の海のちらし寿司と同じです。具は春の旬の野菜を、主に使いました。新ごぼう、フキ、きぬさや。ごぼうとフキはゆでて小さめの小口切りにします。きぬさやはせん切り。それに定番の干し椎茸は一晩水に漬けて戻し、戻し汁に砂糖、醤油、味醂で味付けして煮つめます。それと、鶏そぼろも入れます。
 鍋に鶏ミンチを入れて、醤油、酒、砂糖を入れて菜箸でかき混ぜます。水分がなくなればできあがり。
 卵をトッピングすると華やかになります。海のちらし寿司には錦糸卵を使いましたが、今日はスクランブルエッグにしましょう。
 卵に生クリーム、塩、こしょうしてときほぐします。フライパンにバターを溶かし、卵を入れて菜箸で混ぜます。ホテルの朝食で出てくるようなスクランブルエッグよりも、少し固いめにまとめましょう。
 すし飯に、ごぼう、フキ、干し椎茸、鶏そぼろを混ぜ込み、スクランブルエッグ、きぬさやを上からパラパラ。木の芽を乗っけます。春爛漫のちらし寿司ができました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

オニオンスライス


 春は旬でおいしい野菜が多いが、新玉ねぎも今がおいしい。普通の茶色い玉ねぎは収穫して乾燥させたもの。収穫してすぐ出荷したものが新玉ねぎ。
 みずみずしく甘い。この新鮮さをそのままいただきたい。よけいな手をかけず、シンプルな料理がいいので、オニオンスライスを作ろう。
 玉ねぎは切り方で味が変わってくる。玉ねぎの繊維に沿って切るか、横断して切るか。オニオングラタンスープの時は、繊維を切断するように切った。オニオンスライスは繊維に沿って切る。玉ねぎを地球だとすると、経線に沿って切る。できるだけ薄く切ろう。
 切ったら、さっと水にさらす。新玉ねぎは甘いので、そのままでもいいが、気になる人は水をくぐらせればいい。
 水分をきって、お皿に盛り、鰹節をぱらぱら。ポン酢をかけて食べる。これで血液もさらさら。おいしくて健康にもいい。

 星群ホームページの雫石鉄也担当「SFマガジン思い出帳」が更新されました。どうぞご覧になってください。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

4月10日(金) 阪神、巨人にせり負け。ミスしたらあかんわ

 今年初めての伝統の一戦。阪神負け。う~ん。くやしいなあ。阪神ファンの小生としては、広島に負けても平気だけど、巨人に負けるとくやしい。
 せっかく、アニキ金本が、またまた3本もホームランを打っているのに勝てへんとは。金本と勝負した巨人のピッチャーにとりあえず敬意を表しておく。
 やっぱり、金本一人がなんぼがんばっても勝てまへんな。金本の前にランナーを貯めなあかん。特に赤星。なんか元気ないで。
 こんなせった試合はミスした方が負け。外野のメンチ、内野の新井、関本。何しとんねん。それと後のピッチャーで負けた。去年までやったら、阪神が巨人にリリーフ負けするなんて考えられへんかったけど。
 でも、ま、ジェフが復活したの収穫であった。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

とつぜんコラム№90 化石燃料内燃機関の自動車の未来

 小生は自動車好きだ。自動車の運転という作業も大好き。その小生がマイカーを手放して4年になる。ほんとうはもっと車を持っていたかった。しかし、リストラされ素浪人となったため、マイカーを持つなんてぜい沢は許されない状況となった。
 小生の住まいおる神戸の東部は、震災以前より安くなったとはいえ、4年前は月極駐車場代が二万円を越えていた。それに税金、ガソリン代、他諸経費など、とてもじゃないが素浪人では維持できない。今の小生のマイカーといえば会社のフォークリフトか。でもあの車は会社のもんで小生は管理責任者というだけ。
 できれば、またマイカーを持ちたいと思っているが、現在、そして将来のわが家の経済状態を考えると、現実問題として無理だろう。万が一また車が手に入るのならば、ホンダのインサイトが良いなと思っている。プリウスはトヨタだから嫌だ。
 とはいっているが、持てない者のひがみでいっているのではないが、現在のような化石燃料を内燃機関で燃やして走る車を、個人で所有することは、とんでもないぜい沢な事になるのではないだろうか。
 まず、燃料の化石燃料がそのうち底をつく。今は各国の思惑、投機筋の思惑で、原油の価格が上がったり下がったりしているが,物理的に絶対的な量が少なくなる。量が少なくなれば価格が上がる。
 自動車だが、今は化石燃料内燃機関が主流で、電気モーターとのハイブリットがぼつぼつ出始めているが、そのうち、化石内燃は淘汰されていくだろう。また、CO2の規制に各国が本気で取り組み始めたら、CO2を出して動く乗り物が、非常に大きなコストがかかってくるだろう。
 化石内燃に変わる、決定的な動力が開発されず、こういう状況が進行すると、動力付きの乗り物で個人が自由に移動することはできなくなる。できるのは一部の特権階級か、公務を遂行中の公務員だけになるだろう。それ以外の大多数の人たちは、公共交通機関を利用せざるを得ないだろう。個人の自由な移動は自転車等の人力、風力などの自然力を動力とする乗り物だけになるのではないか。
 以上、これは極端な話だが、全体のベクトルとしては、こういう方向に向かっているのではないか。
 ところで自動車といえば政府・与党がこんなことをいい出した。
先の定額給付金といい、高速道路1000円均一といい、また与党筋の一部から、テレビの地デジ移行に伴うテレビの買い替えに補助金を出そうという案も出たとか。何を考えているんだか。まったく税金のムダ使いとしか思えない。
 政府としては、景気対策をやっていますよ、ということを国民に知らしめたいのだろう。確かに一時は効果があるかも知れない。しかし、胃癌なのに胸焼けの薬を飲んで、胃のムカムカを押さえているだけ。抜本的な対策をしないといずれ取り返しがつかなくなる。
このたびの自動車の買い替え奨励などは天下の愚策といえよう。今の形態の自動車は、小生は上記のような方向に向かっていると思う。かような状況の産業にかくも巨額の血税を使っていいものだろうか。それに、CO2の問題を始め、様々な要素は、この日本列島から化石内燃自動車を減少させなくてはならない状況だ。それなのに、どっからこういう発想が出てくるのか理解に苦しい。たぶん自動車産業を保護すれば、それが牽引車となって経済全体が活性化するとの判断だろう。小生は、もはや自動車産業は牽引車にはならないと思うのだが。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

4月9日(木) 小生の遊び道具


 これが小生の遊び道具である。ご覧の通り、調理器具だ。主婦がやっている料理は家事だが、小生は好きで料理をしている。趣味の料理であり、家事ではない。遊び、道楽ともいえる。
 だから、これらの調理器具は、男の趣味の道具だ。いわば、ゴルフのクラブや釣竿と同じ。
 男の趣味はいろいろある。飲む、打つ、買うのいささか非健康的な趣味から、ゴルフ、釣り、草野球といった健康的な趣味、また切手蒐集、陶芸、骨董などなどなど。
 いずれの趣味も、のめり込んでおられるムキは、それぞれ一家言お持ちだろう。飲む打つ買うの3道楽は別として、みなさん、ご自分の趣味が一番と思っておいでだろう。小生も自分の趣味、料理という趣味は男の趣味としてなかなか良い趣味だと自分では思っている。
 別に断食の荒行をしているわけではないので、食事は毎日食べなければならない。土日は小生が料理しているが、小生が料理しなくても誰かが料理しているわけである。食事すべて外食や店屋もんですませればいいが、そうもいくまい。日々やっていることの一部を小生が、趣味としてやるのだから、家計に響くことが少ないし、小生の小遣いにもあまり影響はない。
 それになんといっても自宅でできる。ゴルフや釣りのように、早朝から出かけることはない。趣味のために出かけるといえば近くのスーパーに食材の仕入れに行くぐらい。小生の出勤時間は早い。5時半には家を出ている。これが土日まで、早朝から出かけなければならない趣味だと、朝食を家族とともにする機会がまったくないことになる。
 とにかく料理という趣味はいい。お勧めする。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ 次ページ »