７月１３日（金） ホンダ・クイント・インテグラ１６００ＺＳ

　ホンダ・クイント・インテグラ・１６００ZS３ドア・ハッチバック。５年前まで小生の愛車であった。リストラされ収入の大幅減により手放した。その後車は持っていない／持てない。
　ホンダ・クイントはホンダ車の中では、地味な売れ行きの悪いパッとしない車だった。それがインテグラとなって人気車となった。小生はこのインテグラが発売されてすぐ買った。買うならホンダと決めていた。シビックにしようかプレリュードにしようか考えた。シビックにするほど貧乏ではない（当時は）プレリュードにするほど金持ちではない。で、中間のインテグラを買ったわけ。
　正解だった。大変良い車だった。１トンを切る車重で１１５馬力。パワーウェイトレシオが大きく、１６００という小排気量ながら軽快かつパワフルによく走る。３ドアハッチバックのクーペでありながら、室内は案外広く、特に後部座席がゆったりしている。車高が低い流麗なスタイルと居住性が両立した車だ。
　エンジンはDOHCにワンキャブというめずらしい組み合わせ。DOHCエンジンは当時はギンギンのスポーツ車にしか積まれないエンジン。小生もこの車を買うまであこがれのエンジンだった。
DOHCエンジン車にはパワーをフルに発揮するため、ツインキャブやフォーキャブといった複数のキャブが搭載される。キャブレターの数を増やすと馬力は上がるがガソリンもたくさん食う。ところがこの車はDOHCでありながらキャブレターが１個。DOHCエンジン特有の高回転ながら燃料はあまり食わない。小生のこの車の場合、リッターあたり10キロを切った事がない。小食で実に良く走る車だった。
　小生が楽しいことをする時は必ずこの車がいっしょにいた。SFのイベントにも良く出かけた。一番よく行ったのは出雲。出雲にはSFの友人がいて、出雲のSFコンベンションには毎年のように出かけた時期があった。
大阪から出雲まで600キロ。これを6時間で走った記録がある。当時の勤務先は大阪の北区。5時に退社して6時に梅田でいっしょに行く友人と待ち合わせ。6時ちょうどに出発。夜中の12時に出雲大社の門前に到着した。もう1台スカGといっしょに走ったが、２０００ｃｃのスカGに走り負けなかった。なんとも無茶をしたものである。今となっては反省している。
　今は車はないが、いずれまたマイカーを持ちたいと思っている。今の経済状態では無理だが、このブログが人気ブログになって本になってベストセラーになったら買おうと思っている。ま、無理か。宝くじでも買おう。