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岩田好投。呉昇桓300セーブ目

 さてさてオールスターも終わって、後半戦のはじまりじゃわいな。去年は後半戦に大崩れして巨人を独走させてしもうたけど、ことしはなんとかしめてもらいたいものじゃ。
 先発岩田好投。それに巨人の拙攻。それにつきるな。得点は2回に梅野のタイムリーで上げた2点。その後、ずっと澤村におさえ込まれ取る。追加点がなかなか取れへん、8回にワイルドピッチで1点もろた。
 岩田に完投させてもええと思うたけど、呉昇桓が300セーブ目の節目やからか、最後は呉昇桓。ヒット打たれてちょっとひやっとしたけど、めでたく300セーブ目。もうちょっと追加点欲しかったけど、けっこうな勝ち方やな。
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ゴジラ(1954年版)


監督 本多猪四郎
出演 宝田明、平田明彦、志村喬、河内桃子

 ゴジラの第1作である。水爆実験の影響で海底から太古の巨大な生物がよみがえった。そいつは船を沈め、島を襲った。そいつは島に伝わる伝説の怪獣「ゴジラ」
 ゴジラはフリゲート艦の爆雷攻撃に耐え、東京に上陸する。口から放射能を吹き、東京の中心部を破壊してまわる。自衛隊が出動するが、戦車も戦闘機のロケット弾もゴジラには歯が立たない。この怪獣を通常兵器で倒すことは不可能なのだ。
 日本映画最大のスター、ゴジラ初登場の映画である。後年、子供のアイドルにまで成り下がったゴジラは、この映画では核の恐怖の象徴であり、太古より連綿と続く、人類以外生物で人類に暴力で対抗できる生物の代表である。
 この映画ではゴジラには一切キャラクターを付与していない。観客がゴジラに感情移入することを徹底的に拒否している。人類とはまったく相容れない、絶対に共存することができない、共に天を頂くことができない、異質の「荒ぶる神」だ。
 リドリー・スコットが「エイリアン」で使った手法。主役の怪物をなかなか見せない。怪物の影を小出しにしながら、恐怖をだんだん高めていく。この手法をスコットがやる25年も前に本多がやっている。海面に上がる水しぶき、島に残る巨大な足跡。その足跡から発見された三葉虫。強い残存放射能。そして山の稜線に顔だけ出すゴジラ。そして巨大な全身を現す。
 実にうまい見せ方だ。CGも最新のSFXもない時代。着ぐるみとミニチュアセットだけで、これだけに映像を見せてくれるとは、円谷英二の偉大さが判る。伊福部昭の音楽を聴くだけでワクワクするのだ。
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