風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

道筋

2008年10月23日 | 雑感
中学3年生の夏休み、リュックを担いで北海道旅行に行って帰ってきたときは、財布に中に残っていたたのは15円でした。
20代でアメリカ放浪から帰ってきたときは、成田からバス代がなんとか払える額でした。
旅行に出るといつも決まって財布が空になります。
逆に言うと、旅行ができるぴったりのお金が手にあったということです。

今の会社も全く同じ状況です。
手元に余分なお金があったためしがありません。
なんとか支払いを済ませ、店が開いていけているというだけです。
自転車操業です。
漕ぐのをやめれば、倒れます。

これはどういうことかというと、頭では理解しています。
自分と自分を取り巻く周囲のごく少数の人々を養うお金は天は恵んでくれています。
でも、それ以上は決して恵んでくれません。
それは、この境遇でも充分に幸せだ、ありがたいなと思っているということもあるのですが、
それ以上に、周囲により大きな意味での貢献をする気がない、というところが一番の原因だと思います。
貢献をする気がないところにお金を回しても、あっという間に無駄遣いするだけです。

仕事とは、例外なく物や技術や何かの手段を通じて、人々に貢献することです。
自ら貢献する意志もなく、食べていければいいや、と傲慢にも思っているようなぼくのような人間に余計なお金をくれないのは、
よ~く分かるような気がします。

物を売るということに情熱がないのを誤魔化すために、スピリチュアルな話なんかでお客さんを煙に巻きます(笑)
邪道ですね。
仕事を仕事として磨いてこそ、きちんとした商売の道筋ができるというものです。
こういうところがぼくは小賢しいです。
堂々としていません。

貢献の仕方というのは、おそらく人の数だけあるのでしょう。
飛び切りの笑顔だけで人を幸せに出来る人もいるのだろうし、計算が得意な人、手先の器用な人、人が好きな人、
土いじりが好きな人、研究心が旺盛な人、諦めない人、美人美男な人、ユーモアのある人、もうキリがないほど道があります。

自分が、自分の店がなにを道筋として人々に貢献していくかというのを明確にする必要があります。
いつまでもいい加減な与太話で誤魔化しているわけには行きませんね。

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