風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

雑草

2011年05月09日 | 雑感
昨日の夜、何の気なしにベランダから外を見ましたら、今までこの辺りでは見たことのない濃い霧がかかっていました。
早朝目を覚ましたついでに外を見ましたら霧はいよいよ濃くなっていました。
これほどの濃霧を見たのは、山に登って雲海に入ったときとか、別府湾の上方にかかる霧くらいのものです。
急激に冷たい空気がこの辺りに入ってきたのでしょうか。
日が昇り始めて、霧はすっかり吹く払われてしまいましたが。

さて、夏野菜の植え付け本番です。
どの植物も一度自分の手で植えてみないと分からないところがあります。
ナスとトマトはは同じナス科でありながらやはり個性があり、癖があります。
ナスは肥料と水分を好み、トマトは乾燥に強く肥料を抑制した方がおいしいトマトができます。
キュウリはキュウリで、その個性に応じた手入れを要求します。

今までは農協が管理する菜園を借りてましたから、土も肥え、便利も何かと良かったのですが、
何年も耕作を放棄された土地を耕すとなると、これまた事情が変わってきます。
管理の行き届いた菜園のつもりで土を耕し、適当に堆肥やなんやらを鋤込み、いろいろな苗を植えたのですが、
あっという間に畝の表面にびっしりと雑草が覆ってしまいました。
耕作放棄地には当然雑草が生い茂っています。
それを耕すためには、まずそこに執念深く根を張り巡らした雑草の根やら、球根やらなんやらを丁寧に取り除かねばならなかったのです。
どうせ土に鋤込めば、土に帰るだろうと思っていましたが、大変に甘かったです。

まぁ、何事も経験しなければ分かりません。
今のうちにうんと失敗を重ねようと思っています。
でも、失敗を失敗として反省し、手順を改良すれば取り戻しが効くのも農作業です。
大豆を植えた雑草だらけの畝は容赦なく掘り起こして、執念深く地中に張り巡らした球根ネットワークを取り除き、
根っこや不純物を取り除き、フカフカの土にしようと思っているしだいです。

農業にはマルチをかけるという手法があります。
土の保温のためとか、雑草の防止とか、色々な用途があるわけですが、要するに畝全体を全体をビニールで覆ってしまいます。
その中でも、真っ黒なマルチで畝全体を夏の暑い日盛りに覆って放置しますと、畝の土の中の種子やら雑菌やらが死滅するのだそうです。
耕作放棄地を新たに耕すときにはその手段をとるのも一考だなと思いました。
それほど雑草軍団の威力には目を見張ったということです。

もちろん、雑草という名の植物はこの世に存在しません。
すべからく何かの尊い役割を背負ってこの世に誕生してきているはずです。
そこに人の都合で、人の手を加えるということはなんなのかを見極めないといけない必要は感じます。
どういう植生のありかたが、最もこの地球上で健全で効果的なのか。
そういう意味では、コンパニオン・プランツとか、バンカー・プランツとかいうのが最近耳にします。
要するに、これとこれを植えれば、お互いに支え合い、防虫・防病に役立つ植物の組み合わせがあるということです。
トマトとバジルとか、里芋と枝豆とか、まぁ色々あります。
その反対に、キャベツとジャガイモとか、相性が最悪なのもあります。
おもしろいですね。

でも、こうやってなんやかんやがあるわけですが、どういうわけか楽しいです。
一銭のお金にならないどころか、今時バカみたいに燃費の悪い車で片道2時間ほど離れたはなれた畑に行くのですが、
どういう分けか楽しいです。

何とかしたいものです。←チュウショウロン

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