風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

モンタナ

2012年10月09日 | 雑感

アメリカ、モンタナ州、ボーズマンというところは日本で言うと信州か東北の片田舎の町という感じです。
これと言った産業もありませんし、モンタナ州立大学ボーズマン校があるくらいの、ひっそりとした町です。
そこに半年ほど暮らしていました。
時々、そこがとても懐かしくなります。
街の喧騒に紛れて暮らすのが慣れていましたが、とても地味な暮らしをしていました。
ホームセンターで自転車を買い、山並みに囲まれた牧草地帯を走り回りました。
安いフォードの中古車も買って、イエローストーン公園には何度も行きました。
 
ホームステイ先の家族はいかにもアメリカの田舎のクリスチャンの家族で、週末に家族でバーベキューを楽しむという家族でした。
とてもいい家族なのでしたが、ぼくには健全な家族過ぎました。
ホームステイも終盤になりますと、夜な夜な飲みにでるようになりました。
小さい町とはいえ、飲むところくらいは何件かありました。

時々、胸が痛くなるほど、その町が懐かしくなります。
なぜだか分かりません。
ニューヨークやボストン、シカゴ、サンフランシスコという街もとても好きなのですが、
ここまでの懐かしさを感じません。

一緒に飲みに行く女友達もいましたが、彼女が懐かしいわけでもありません。
なんというか、あの土地自体が懐かしいといういう感じです。
言葉にはできませんね。
何本か映画の舞台になっていますから、ご参考までに。

「リバー・ランズ・スルー・イト」
「モンタナの風に吹かれて」

モンタナを出て、ニューヨーク州のバッファロという街に移りました。
ナイアガラの滝の近くの街です。
そこそこ大きい街なのですが、高層ビルが建ち並ぶダウンタウンは廃墟になっていました。
アメリカというのは歴史が浅いだけに、ちょっと街が停滞すれば躊躇無く街を見捨てて次の街に行くみたいです。
いわゆるゴーストタウンというのがそこかしこにありまして、観光地になっているのがアメリカです。


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