昨日、お客さんからいただいた超特大クマさんのぬいぐるみを自転車に積んで急いで家に帰ったら、
娘が熱を39度6分の熱を出して、ゴホゴホと咳き込んでいました。
急いで支度させ、救急病院に行ったら、肺炎になっているとのことで緊急入院となりました。
容態もだいぶ落ち着いているみたいで、命の別状はありませんから一安心です。
それにしても、緊急医療の現場が大変なことになっているというのは報道や噂では知っていましたが、
いろいろと感じることはありました。
まず診療を受けるのに一時間以上待ちます。
診療を受けて、レントゲンと血液検査を受けるのに、さらに一時間くらい待ちます。
その監査の結果を受けて、再度診療を受けるのにさらに一時間くらい待ちます。
やっと再度診療を受け、入院することとなり、入院病棟から看護師さんが迎えに来るのにさらに一時間くらい待ちました。
患者さんの数がそれほど多いというわけでもなく、ぼくらが到着したときは数組(付き添い含む)でした。
それでも、診療から入院まで、合計4~5時間の時間を要しました。
お医者さんは、若い丁寧な人で別に不満はありませんが、なにせ青白い顔をして疲れ切っている様子でした。
看護師さんたちもやっとのこと笑顔を浮かべて娘に接してくれている様子でした。
医療の現場が、いろいろと荒廃してきている感じがしました。
現場の人たちは一生懸命その中でも頑張っているのだとは思いますが。
実のところ、数日前に娘は行きつけの医者に診てもらっていました(とても評判の良い小児科医らしいです)。
何とかという感染症だという診断で薬ももらいましたが、その薬を服用してもどんどん咳はひどくなり、熱も出始めました。
今日、精密検査の結果が出たところでは、その感染症にはかかっていないとのことでした。
その小児科医のところに行っても、2時間待ちは当たり前らしいです。
誤診と言えば誤診でしょうが、責める気にはなれません。
小児科医の数がどんどん減ってきているという話は以前から耳に挟んでいましたし、なにかシステム的に無理な負荷が
医療現場にかかっているのでしょう。
前にもこのブログで書いたような記憶があるのですが、近頃の組織という組織の管理責任者は、システムの不都合や矛盾点を、
現場に丸投げして頬被りしているところが多いような気がしてなりません。
医療現場に限らず、教育現場、役所の現場、さらにはJALをはじめデパートなどの販売サービス業にまで、
そういう責任の所在を曖昧にしたやり方が蔓延しているような気がします。
娘には診療を受けたらお薬をもらって帰るからね、それまで頑張るんだよと言ってありました。
39度を超える熱を出しながら、娘はけなげにはしゃいで元気なところを見せていました。
ところが急に入院が決まり、点滴を手の甲に刺され、入院病棟から迎えが来るまでの一時間くらい、
娘はヒンヒン泣いて、帰りたいよう、この病院嫌いだよう、(点滴が)痛いようとぐずり始めました。
ママが一緒に泊まるからと言っても、帰りたいよう、帰りたいようとしくしく泣き続けます。
その状態での一時間は正直きつかったです。
もうこのまま帰ってしまおうかと何度か思いましたが、肺炎を処置する術は我が家にはありません。
深夜に一人で我が家に帰り着いて、焼酎の水割りを何杯か飲みました。
適当に食事を作って食べました。
超特大のクマが所在なさげにソファに座っていました。