風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

暴風

2006年05月27日 | 雑感
昨夜は台風並みの風が一晩中吹いていました。
他所はそうでもないらしく、この地域だけのことのようです。
雨も止みません。

子供のころ、台風の日は父親のカッパを着て外に出て、舗装されていない道を流れる濁流でダムを作って遊びました。
石や土で流れを堰き止めます。
水がどんどん溜まります。
水位が限界を越え、堰き止めた土や石ころを崩し始めます。
出口を見つけた水は、一気に堰を破って、どっと崩れ流れます。
それが面白くて、何度も何度も作っては破られ、破られては作るを繰り返しました。
何時間後かに雨脚が弱まり、ダムに溜まる水の勢いが衰え始めます。
そうすると、ダムを破壊する勢いも当然弱まりますので、つまらなくなって帰るわけです。

濁流の力というのは侮ってはいけません。
昔サーフィンをしてたことがあるのですが、初心者ゆえ、海に落ちて波に呑まれて、もみくちゃにされます。
もう、水の中では何も出来ません。
自分が立を向いているのか横を向いているのかも分かりません。
もみくちゃが収まって、海面に自然と浮上するのをひたすら待つだけです。
そこで海水なんかを呑んでしまった日には・・・。

雪崩というものに出会ったことはありませんが、あれも見た目とは全然違うと思います。
雪渓を滑り落ちたりなんかした経験から言いますと、あれは雪と思ったら大違いです。
小石や砂利が大量にもの凄い勢いで叩きつけてくると思った方がいいでしょう。

なんにせよ、自然がその威力を発揮したというときというのは、人間は子猫みたいに背中を丸めて穴倉にでも篭っているしかありません。

背中を丸めて穴倉に篭る。
なんかいい響きじゃないですか。