TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

動物園 動物写真その30 『マレーグマ』

2016年12月16日 | 動物園 動物紹介
今回は『マレーグマ』の紹介です。
クマの写真を撮りに何度か動物園を訪問しましたが、ほとんど同じ場所をうろうろするか、寝ている写真が多く、なかなかお気に入りの写真が撮れませんでした。



上野動物園で撮れた動きのあるお気に入りの写真を紹介します。



動物図鑑の説明によると、マレーグマはバングラデシュ東部やミャンマーからベトナムにかけてのインドシナ、中国雲南省、マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島などに分布している小型のクマで、クマの仲間ではもっとも体が小さい部類に属します。



四肢にはそれぞれ5本の指があり、前足の爪がカギ状に曲がっていて木登りに便利な体をしています。
マレーグマは夜行性で日中はを枝を曲げたり、折ったりして作った木の上のベッドで休むそうです。
穴掘りも巧みで、丈夫な前足の曲がった鋭い爪でたちまちの内に地面を掘ってしまうそうです。



嗅覚に優れていて、食べ物なども匂いを頼りに鋭く嗅ぎつける事が出来るそうです。
このマレーグマも何かを嗅ぎ付けたみたいです。



雑食性で果実やシロアリや甲虫などの昆虫のほか、小動物やトカゲ、鳥や鳥の卵なども食べるそうです。
ハチミツの匂いを嗅ぎ付け、上手に木を上ります。



大きいものでも背の高さが1.5m程しかなく、また、体重も重いもので70kg程度しかありません。
体高は70cmほどで、ヒグマなどと比べると、一回りも二回りも小さいです。



竹筒に入っている大好物のハチミツを手繰り寄せています。
胸の金色の模様が特徴的で、U字、丸、不規則な形と様々です。
この胸の模様に、斑点があることから英名では、SUN bear(太陽の熊)とも、蜂蜜が好きなことから、Honey bearとも呼ばれます。



肘に体重を支え、うまくバランスをとり、竹筒を抱えました。



舌は25cmも伸び、竹筒の中のハチミツを自慢の長い舌で舐め採っています。



このうえなく至福の表情です。



堅いココナッツの実も強靭なあごで噛み砕いて食べるそうで、いきなりバキッ!という竹を噛み割る音が聞こえました。



しっかり竹筒を奥まで加えて舐めまわしています。



おやつの時間だったのか、運が良かったのか、お気に入りの写真になりました。



次は『オグロヅル & ヘビクイワシ』の紹介です。

徒然なるままに、トッポの思い出 『トッポ祥月命日』

2016年12月15日 | トッポの世界
トッポパパのブログは愛犬トッポを中心として2005年に始まりました。
2年前の今日、トッポパパに頭をなでられながら、穏やか顔で虹の橋を渡りました。
ダックスフンドとしては、比較的長寿で17歳2ヶ月でした。



祥月命日ということで、トッポを思い出しながら何枚かの写真を振り返ってみます。
トッポがまだ頸椎ヘルニアの手術をうける前でしたので、7歳ぐらいの時の写真です。
まだトッポパパがカメラに興味を持たない時期なので、古いカメラの写真です。



大手術を乗り越え元気になったトッポといろいろな場所に写真を撮りに出かけました。



車に乗るのが大好きだったトッポと、いろいろ遠出もしました。



フード付きの洋服は寒い時の定番でした。



頸椎ヘルニアの大手術から奇跡的生還を果たしたトッポの回復ぶりは見覚ましいものでした。
神奈川の景勝地50選巡り、どこも懐かしい思い出がいっぱいです。



10歳前後だと思いますが、今考えれば元気いっぱいのトッポでした。
ウォーキングラリーに参加し10Kmも歩き続けたこともありました。



泳ぐのが好きなトッポは、海でも川でも水があればすぐに入っていくので、あわてたものです。
泳ぎはほんとに上手でした。



芝生の上を走るトッポもたくさん写真に収めました。



カメラに向かって走ることも、カメラ目線もバッチリ覚えてくれました。



晩年の長距離移動はトッポお気に入りのキャリーバッグ?です。
居心地がいいのかご満悦でした。



13歳ごろから腎臓の調子が悪くなり、点滴しながらの生活でした。
そのころ初孫誕生で、トッポも最初は戸惑っているようでした。



高齢のワンちゃんに子犬と一緒に育てると、長生きするといわれていますが本当なのでしょう。
顔もすっかり白くなったトッポでしたが、孫の誕生で元気になったようでした。



トッポと孫の見つめあいです。
孫も今年4歳になり元気に幼稚園に通っています。



孫誕生後はトッポ家もしばらくは孫中心の生活でしたが、トッポも一緒に楽しんでいるようでした。
孫にも写真を時々写真を見せているので、ちゃんとトッポのことを覚えているようです。



トッポパパも引退しましたが、孫とトッポを両手に幸せな時を過ごしました。



白顔もそれなりに似会う、年老いてもイケメンのトッポでした。



孫と一緒に走り回った写真が、トッポのラストランです。



最後の年のお出かけの写真です。
点滴を打ちながら3年以上も元気に過ごせたのは、孫の元気をもらったのでしょう。



まだ、時としてトッポの夢を見ます。
トッポパパもおかげさまで、トッポに会うにはもう少し後になりそうです。
天国で元気に飛び回っているトッポに...。合掌!

トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その167 『鎌倉、長谷寺紅葉巡り』 その5

2016年12月14日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
下境内に戻ります。



まだ生きてる証拠に、たまには記念撮影をしてもらわないといけないようです。



弁天窟前の紅葉です。



長谷寺下境内の妙智池です。






こちらの放生池と2つの池が配された回遊式の庭園になっています。



これで3体目!の地蔵発見!、ご利益があるかもと思ったのですが!!
こちらは『和み地蔵』とのことで、お地蔵さん3人が一緒のものが『良縁地蔵』とのことでした。
しかし『和み地蔵』のほっこり笑顔に癒されます。



眺望散策路から鎌倉の市内の眺めです。



海側の展望台から、由比ガ浜や材木座の海岸、逗子・三浦方面の山並などを眺めることができます。



見晴台からの景色を期待して長谷寺に来られる人も多いようです。



はやいもので、明日はトッポの2周忌になります。

トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その167 『鎌倉、長谷寺紅葉巡り』 その4

2016年12月13日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
眺望散策路を歩いていると、ちゃんと見晴らし場所が小さいながらも確保されているので写真を撮る人には嬉しいことです。



神社や寺などの紅葉は、まさに日本の風景として楽しめます。



途中で二つ目の『良縁地蔵』を見つけました。



紅葉した銀杏、もみじ、ケヤキ、カエデが山全体を覆い尽くし見頃です。



上境内の奥に建つ経蔵周辺も紅葉スポットです。





どの季節に訪れても、年中それぞれの季節の花木が楽しめ、池周辺は極楽浄土をイメージして配されているのでしょう。





美観を損なわないように、手入れも大変でしょうが、やはり日本庭園は世界に誇れる景観です。





続く.................................................。

トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その167 『鎌倉、長谷寺紅葉巡り』 その3

2016年12月12日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
上野境内に上る階段の最後の紅葉もきれいです。
ただちょっと逆光になりうまく撮れませんでした。



銀杏は紅葉が早いのか、すでに散り始めています。





ここの紅葉は深紅色で今が一番の見ごろです。



上境内のおすすめ紅葉スポットは、釈迦如来坐像・四天王像周辺です。



四天王像の背後の紅葉は四天王像の炎のように見えます。



観音堂には、高さ約9.2mの十一面観世音菩薩が祀られています。
木造では最大級のものですが写真撮影は禁止なので紹介できません。



済浄池周辺です。



紫陽花を撮りに来た時は、眺望散策路に上るのは90分待ちと長すぎギブアップしましたが、今回はそれほど混雑していないので上まで登ってみます。



上からの紅葉の景色も、なかなかのものです。



続く......................................................。

トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その167 『鎌倉、長谷寺紅葉巡り』 その2

2016年12月11日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
長谷寺の紅葉のピーク時はライトアップもされています。



山を利用した立体的な作りなので、高低差を利用した紅葉の風景は素晴らしいと思います。





長谷寺の『良縁地蔵』はトッポパパもお気に入りです。



落ち葉に囲まれた『良縁地蔵』は紅葉に映え、より和やかな顔に思えます。
『良縁地蔵』を3ヶ所探すとご利益あり!という言われていますので、頑張ってみます。





ライトアップよって演出されると、より幻想的な写真が撮れるのでしょう。





ただ大混雑だと聞いているのと、過去の経験から他の人のフラッシュやライトアップの光源を避けないといい写真にならないので、落ち着いて写真を撮るのは難しいようです。



やはり、写真は青空が一番です。



続く....................................................................。

トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その167 『鎌倉、長谷寺紅葉巡り』 その1 

2016年12月10日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
動物園の動物紹介はしばし中断して、今年も紅葉写真を撮りに出かけました。



某日、当初三渓園にもう一度行こうとバス停で待っていると、ご近所の人に三渓園はその日は休園日だと知らされ、鎌倉の長谷寺へ急遽行先変更です。



長谷寺の象徴といえる、赤く大きな提灯が印象的な山門です。



長谷寺は、鎌倉でも有数の紅葉スポットとして知られています。



長谷寺は、観音山の裾野に広がり上下の境内地に分かれています。



入山口でもある下境内は、妙智池と放生池の2つの池が配され、その周囲を散策できる回遊式庭園となっています。





数年前に訪問した時は、紅葉には早すぎたのかいい写真が撮れませんでしたが、今回は何とか紅葉を楽しめそうです。



長谷寺の紅葉は、鎌倉でももっとも造り込まれた紅葉です。



好天に恵まれたのと、前日の小雨の影響で紅葉が太陽の光を浴びてきれいです。



続く...........................................................。

動物園 動物写真その29 『フラミンゴ』

2016年12月09日 | 動物園 動物紹介
今回はどこの動物園にもいる『フラミンゴ』の紹介です。
動物図鑑の抜粋説明です。



上野動物園のベニイロフラミンゴです。
オオフラミンゴの亜種で、フラミンゴの中で最大の種類です。



彼らは主にカリブ海の島々やメキシコ、コロンビア、ベネズエラなどのカリブ海周辺の中南米の国々、そしてフロリダ州などのアメリカ合衆国の一部に分布して います。



世界には色々な種類のフラミンゴが各地に生息していますが、その中で最も赤く、美しい羽毛を持つことで知られるのがカリブ海の島々などで見られるベニイロフラミンゴです。



ベニイロフラミンゴは全長120-140cmになり、フラミンゴのなかではかなり大きな体をしています。
またオスのほうがメスより体が大きく、オスは体重2.8Kgになるのに対 し、メスは2.2Kgぐ らいが一般的なようです。



普段羽を折りたたんでいる時は全身が真っ赤に見えるベニイロフラミンゴですが、羽を広げると、主に羽ばたくために使われる翼の下側の縁 の部分は黒い色をしています。



嘴の先端が黒色で、縁にはラメラと呼ばれるヒゲ状の組織があり、これで水中の藍藻類や小動物を漉しとって食べます。



フラミンゴ 特有の細くて長い足も全体がピンク色をしています。
大きくて、下にカーブした形のくちばしは根元に近い部分がピンク色で、先端の部分が黒くなっているのが ポイントです。



鮮やかな紅色はフラミンゴの餌である藍藻類の色素によるもので、動物園で飼育する場合は、エサに色素が添加されるそうです。



数千羽~数百万羽の巨大な群を作ることもあるそうです。



次回は動物紹介をちょっと中断して、紅葉写真を紹介します。

動物園 動物写真その28 『アメリカバク (ブラジルバグ) & ベアードバグ』

2016年12月08日 | 動物園 動物紹介
今回は『アメリカバク (ブラジルバグ) & ベアードバグ』の紹介です。
以前に動物写真その13でマレーバグを紹介しましたが、他にもいろいろなバグがいました。



上野動物園のアメリカバグです。
バクの仲間は、現存する有蹄類の中ではもっとも原始的な動物で、四肢には前足に四つ、後ろ足に三つの蹄をもっています。



しかし陽だまりで気持ちよさそうに寝ています。



アメリカバクはブラジルを中心に分布していることから、別名ブラジルバクとも呼ばれています。



アメリカバクはギアナからベネズエラ、コロンビア、エクアドル東部、ペルー北東部、ボリビアとアルゼンチンの北部までの熱帯林に広く生息しています。
こちらのバグは金沢動物園のブラジルバグ(=アメリカバグ)です。



体高は80cm~1m程で、東南アジアに生息しているマレーバクよりは小さいです。
毛は短く、毛色は濃い茶色や茶褐色で、首からのどにかけては淡い色をしています。



バクの仲間はいずれも耳の先が白く縁取られているが、アメリカバクの耳の間から首の背にかけては皮膚の盛り上がりがあり、これがたてがみ状をなしています。



アメリカバクは山地の熱帯雨林に多く見られるが、低地林や湿地にも広く生息しています。
また、水辺を好み、深い森林の湖沼や川の近くで生活していますが、標高4500m程の高地にも現れるそうです。



主に果実や草、木の葉、樹皮、水草などを食べますが、アメリカバクの鼻と上唇は長くのび、ゾウほどではないですが、これをかなり自由に動かして食物をとったりすることができます。



こちらは金沢動物園のベアードバグです。
近くに来てくれないので、なかなかいい写真が撮れませんでした。



中央アメリカ(メキシコ南部)から南アメリカ北部 に分布しています。
メキシコやコロンビアにかけての山中で湖や川の近くに好んで生息します。
この写真は動物園の紹介に載っていましたが、なかなかキュートな顔です。



水浴びを好み泳ぎは上手いです。危険を感じると水中へ逃げ込みます。



次回は『フラミンゴ』の紹介です。

動物園 動物写真その27 『フランソワルトン』

2016年12月07日 | 動物園 動物紹介
今回は『フランソワルトン』の紹介です。
インターネット動物園 (動物図鑑)とズーラシア動物園の説明を引用して紹介します。



フランソワルトンはラオス中部からベトナム北部、中国南部にかけての密林地帯に分布していて、フランソワラングールなどとも呼ばれています。



河川に面した石灰山地や険しい岩山のある熱帯モンスーン林に住んでいて、1頭の雄に対し、複数の雌からなる群れを形成しています。
生息数が少なく、絶滅が心配されています。



フランソワルトンには冠毛があり、頭頂の毛が逆立っています。



毛色は全身が黒色をしているが、頬から耳にかけての毛は白く、ひげを生やしたように見えます。



ズーラシア動物園の子ザルの写真です。
今回は見ることができなかったので、動物園の写真を転載させてもらいました。



生まれたばかりの子どもの体重は450~500g程で、全身オレンジ色をしていますが、成長するにつれて親のように黒くなってい来ます。



河川に面した石灰岩の山地や、険しい岩山の熱帯林などに生息していて、ほとんどは樹上生活をしています。
昼間に活動し、ふつうは1頭の雄と複数の雌からなる3~10頭程度の群れで生活していて、多くの時間を採食に費やしていますが、夜は岩棚や洞窟などで休みます。



飼育下での寿命は20年程度と言われていますが、25年を超えたものも知られています。



現在フランソワルトンは、オナガザル科として扱われています。



現在、生息数は2,500頭以下とも言われていて、フランソワルトンは国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価によって、絶滅危惧種(EN)としてレッドリストに指定されています。



次回は『アメリカバク(ブラジルバグ) & ベアードバグ』の紹介です。

動物園 動物写真その26 『カンガルー』

2016年12月06日 | 動物園 動物紹介
今回は『カンガルー』の紹介です。
ズーラシア動物園のアカカンガルーです。



オーストラリア大陸の大部分の開けた草原地帯に小群を作って棲んでいます。
体長は雄が130-~160cm、雌は83~110cm 程度で、体重は雄が80kg、雌は30kg前後です。



最も大きな有袋類です。
メスよりもオスのほうが大きくオスは喉や胸部から分泌される赤い液により、体毛が赤褐色に染まります。



大きな尾と後肢は、広大な生息環境への適応で、尾で平衡をとりながらの跳躍は幅8m、高さ2.5mを越え、時速72km/hもの高速跳躍ができます。



こちらは金沢動物園のオオカンガルー(ハイイロカンガルー)です。



オオカンガルーの毛は短くて柔らかく、ふつうは雄の体毛は背面が茶褐色で、雌は青みのある灰色をしている。
地域によっては雄が青味を帯びた灰色、雌が茶褐色になっていることもあるが、いずれにしても体は雄の方がかなり大きいです。



長い顔と大きくて立った耳をもち、顔やおなか、足の一部が白く、強い後足で立ち上がって、長くて太いしっぽでうまくバランスをとって、飛びはねて進みます。



メスのおなかにはふくろがあって、雌は腹面の下部に育児嚢を持ち、子どもをふくろの中に入れて育てます。



主に平原の森林で2-10頭の群れで生活し、時には100頭以上の群れになることがあります。
昼間は森林で休息し、夕方から夜にかけて活動し、草食性で、主に草や葉を採食します。



野生での寿命は22年のものが知られていますが、平均すると12~18年程度でこれよりも短いと言われています。
飼育下では27年の記録が知られています。



次回は『フランソワルトン』の紹介です。

動物園 動物写真その25 『コンドル』

2016年12月05日 | 動物園 動物紹介
今回は『コンドル』の紹介です。
野毛山動物園へ最初に訪園した時のコンドルは、ずっと檻の近くでじっとしていて、こんな写真しか撮れませんでした。



その後訪園した時に大きな羽を広げてくれ、やっとコンドルの大きさを実感する写真が撮れました。
現存する陸鳥の中で、空を飛ぶことができる最大級の鳥です。



動物図鑑によると、コンドルは南アメリカのアンデス山脈の高地、乾燥し寒さのきびしい環境に生息しています。
アンデスコンドルは、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドルの国鳥です。



全長は体長1-1.3m、体重11〜15kg、翼開長3mで猛禽類のなかで最も大きな種類です。
どんな顔なのか180度回って、顔をアップで撮りました。
成鳥になるとオスは頭部にトサカ状の肉垂が発達するため、雌雄の見分けは簡単にできます。



遺伝子解析の研究によって、コンドルはコウノトリ科のコンドル亜科に分類されるようになりました。



食性は肉食ですが、海獣、グアナコ、家畜など、様々な動物の死骸を食べており、狩りはしません。



翼長ではもっと大きい鳥もいますが、高地の断崖絶壁に生息するコンドルは翼の幅(前の縁から後ろの縁までの長さ)が極端に大きく、翼の面積が大変広くなっています。
これは上昇気流に乗って空高く舞い上がるのに適しています。
上空からでも腐肉の臭いを嗅ぎつけます。
鋭いクチバシをしていますが、生きた動物を捕まえることができないので、足は物をつかむようにできていません。



コンドルが羽を広げ、雄大な円を描くように飛ぶ様は、まさに優雅そのものです。



コンドルの胸骨はその大きな羽の筋肉を支えるには不十分な大きさであることを見ると、生理学的に羽ばたき飛行ではなく、高空での滑空飛行に適応していることがわかります。



寿命は飼育下で70年、野生下でも50~60年とされ、鳥類では、最も寿命の長い鳥の一種です。



次回は『カンガルー』の紹介です。

動物園 動物写真その24 『フサオマキザル & ブラッザグエノン』

2016年12月04日 | 動物園 動物紹介
今回は『フサオマキザル & ブラッザグエノン』の紹介です。
あまり馴染みのないサルですので、動物図鑑の説明を抜粋します。



野毛山動物園のフサオマキザルです。
フサオマキザルは知能が高いことで知られ、「南米のチンパンジー」とも呼ばれているそうです。
アメリカでは体の不自由な人の身の回りの世話をする「介護ザル」の訓練をしているそうです。



体毛は厚くてふかい毛をしていて、毛色は褐色をしています。
黒っぽいものや淡い色のものも見られ多様です。また、体に比べて、四肢や尾は暗褐色です。



フサオマキザルは南米のコロンビア西部からベネズエラ南部を経てガイアナ、スリナム、仏領ギアナのほか、ブラジル北西部などに分布しています。
4肢には5本の指があり、爪はすべて平爪をしていて、後足で物をつかむことも出来ます。
尾は長く、先にまで毛が生えていて、樹上でのバランスをとるのに役立っています。



フサオマキザルは亜熱帯や熱帯の森林に生息していて、地上に降りることもあるが、主として樹上性で、樹木の中層から下層で生活し、夜間も樹上で眠ります。
頭の毛が人間の生え方と似ているので、顔が人間に似ているようです。
体長30-55cm、体重2-4kgです。



野生での寿命は10~15年程度と考えられているが、飼育下では30年を超え、45年を生きた個体も知られています。



上野動物園のブラッザグエノンです。
ブラッザグエノン( ゲノン) は、エチオピアからスーダン、中央アフリカ共和国、カメルーンなどの他、アンゴラやコンゴ、ガボンなどに分布しているオナガザル科のサルで、「世界で最も美しいサルのひとつ」とも言われています。



額にオレンジ色をした三日月状の毛が生えており、鼻の下から顎にかけては白いヒゲの様な毛が生えています。



全身は短い毛が密生していて、背部はオリーブグレー、腹部は黒っぽく、全体にずんぐりとしています。
尾は太くて長く、太ももには白い筋が見られます。
こちらはまだ子ザルのようです。



体長は40-60cm、体重4-8Kg、森林で、川の近い場所で生活をし、果実、葉、キノコなどを食べています。



次回は『コンドル』の紹介です。

動物園 動物写真その23 『ホンドタヌキ & ニホンアナグマ』

2016年12月03日 | 動物園 動物紹介
今回は『ホンドタヌキ & ニホンアナグマ』 の紹介です。
タヌキは日本では本州、四国、九州に生息するホンドダヌキと北海道に住むエゾダヌキに分類されます。



体長50~80cm、体重4~6kgです。



夜行性で昼間は穴の中や木の上で寝ていることが多いのですが、人に対して警戒していないときや暖かい日は、日中でも歩き回ったり、人家の近くでごみをあさったりします。



ずんぐりした体つきで、足が短く尾は太い。灰かっ色で、目の回りや足は黒っぽくなっている。
木にも登って柿やびわなども食べます。



基本的に雑食性でネズミ、カエル、魚、昆虫などの小動物や果実、穀物など何でも食べます。



ニホンアナグマです。
一見してニホンタヌキに似ていているため、同じようにムジナと呼ばれたりすることもありますが、両眼の周辺は黒褐色で、その間は白っぽいです。
タヌキはイヌ科に属していて、ニホンアナグマはテンやラッコなどと同じイタチ科に属しています。



体は幅広く頑丈で、毛色は背側が灰褐色や褐色などで、腹部と四肢は黒っぽいです。
四肢は太くて短いが、いずれも5本の指があり、特に前肢の爪は強力で、地面を掘るのに適しています。
体の大きさは地域によって差があるが、平均すると体重12~13kg程で、大陸のものよりは小さいです。



ニホンアナグマは北海道を除く、本州・四国・九州に分布し、山地の森林や雑木林、里山などに生息し、ふつうは雌とその子どもからなる家族単位で生活しています。
主に夜間に活動し、ミミズや昆虫類、カエルやトカゲ、モグラやウサギ、鳥などのほか、果実や木の根、木の実、穀類など、何でも食べます。



温暖な地域に生息するものは冬でも活動しますが、ニホンアナグマは温度が下がる冬季にはクマのように冬眠もします。
ニホンアナグマにはタヌキと同じように、驚いたり外敵に襲われそうになったときなどは、動かずにじっとして擬死、所謂「タヌキ寝入り」する習性があるそうです。



爪は鋭く、体型はずんぐりしています。
巣穴を自分で掘り、50~100mに達する複数の入口がある巣穴を、主に斜面に掘って生活しています。
夜行性で、昼間は巣穴の中で休んでいます。冬になると活動がにぶり冬眠するか穴の中で過ごすようになります。



次回は『フサオマキザル & ブラッザグエノン』の紹介です。

動物園 動物写真その22 『ペリカン』

2016年12月02日 | 動物園 動物紹介
今回は『ペリカン』の紹介です。



金沢動物園のモモイロペリカンです。



アフリカ北部、ヨーロッパ東南部、東南アジアにかけて広く分布しています。



湿地、湖沼に生息する大型の水鳥です。
体長は約160cm、翼開長は約280cmになります。



色はピンク色がかった白色、風切羽は黒色で、雌雄共同じ色をしています。



アップで見ると、色鮮やかな嘴(くちばし)をしています。



野生では数十羽から時には数百羽の群れをつくります。



水面を翼で叩きながら岸へ魚を追い込み、水面直下に上がった魚を群れで囲い込むと、大きなのど袋を使って一気にすくい捕るそうです。



長く大きなくちばしの下は袋状になっていて魚をすくうのに適しています。
嘴のすき間から水を出してから一気に丸飲みします。



ペリカンは長生きで、記録では54年も生きたものもいるそうです。



次回は『ホンドタヌキ & ニホンアナグマ』の紹介です。