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神奈川の景勝50選、 その35の2 『秋の仙石原高原』

2006年10月14日 | 神奈川の景勝50選
久しぶりの石碑の前の写真だったので、もう一枚掲載します。
トッポ、『僕はススキより、地鶏のほうが好きなんだけど!』



仙石原高原はもともと箱根火山の火口が湖になり、湿原になったものです。
すすきの穂が風になびいて、太陽の光を受け銀色に輝いています。
トッポ、『これはすごいね! ススキの海だ!』



台ケ岳のふもとの斜面一帯に広がる約17haのススキの原野は、神奈川県の景勝50選に選ばれ、シーズンになると写真のように多くの見物客で賑わいます。



ススキの穂で覆われた仙石原高原は、まるで黄金色のじゅうたんを敷き詰めたようで、穂波が風になびく様子は天然記念物になっています。



原野を散策することも可能らしいですが、道路は岩がゴロゴロしていてトッポが歩くには厳しいものがありましたので、途中で引き返しました。



それにしても、銀座通りを思わせる人の群れにはびっくりです。



ある記載によると、植物遷移の上から見れば、ススキ草原は草原としてはほぼ最後の段階に当たるそうです。
ススキは株が大きくなるには時間がかかるので、初期の草原では姿が見られないが、次第に背が高くなり、全体を覆うようになるそうです。



ススキ草原を放置すると、アカマツなどの樹木が侵入して、次第に森林へと変化していくそうです。



毎年、台が岳のススキ原野は春の風物詩となった山焼きを行うことで、秋には見事なススキの穂が咲きそろうのです。



ススキは昔、茅葺(かやぶき)屋根の材料にしたり、家畜の餌として利用したそうです。



草原をかきわけて遊歩道を歩き、ススキの大海原に感動しました。 
近くに、箱根湿生花園もあり、この後覗いてみることにします。

続く........................................。