走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

刺激薬

2011年08月12日 20時26分41秒 | すばらしい出会い
 昨夜、酒向正春先生(初台リハビリテーション病院)が帰省されたというので、少し時間をいただきお話をさせていただいた。

 お会いするたびに、先生は意気盛んで仕事内容もますますグレードが上がっている。

 お会いした頃、先生のお話は正直、夢のような感じがした。
 でも、その夢にかけたいと思っていた。
 そして、できうるならば松山に戻ってきてもらい、松山を拠点に活動して欲しいと願った。

 しかし、それは本当に小さな思いだと気づき始める。

 先生と私の思いの共通項は、「寝たきり老人をつくらない」である。

 そのためのプロジェクトが、先生を中心にいくつも立ち上がったり、立ち上がろうとしている。

 お話をお伺いしていて、私には直接関係しないのだが勝手にワクワクする。
 そして、そのスケールの大きさを羨ましく思う。

 先生は言う。
 「これからは、地方からいきなり世界へ飛び出す時代にきていますよ」
 まさに、「グローカル(グローバルとローカルの造語)」な時代か...

 思えば、先生ほど実現性もスケールも大きくはないが、私も「これからはグローカルですよ」と吹いていたことがある。
 先生は、それを一歩一歩近づけていっている。

 先生のすごさは、モノの本質や人物評価が的確であるということ。
 なによりも医療の品質とは何か、病院経営とは何かを理解しておられるということ。
 そして、話の中で「(賃料が)坪いくらなら合います(採算が合うということ)が、それ以上ならどんなに魅力的なお話でも合いませんからお断りします」と、さらっと言い放つ。

 質の高い医療を行うにはお金が必要であるということを知っている人は多くいるが、持続可能な品質を保つにはどれくらいで回さないといけないかを知っている人は、ほとんどいない。

 ときおり先生のような方とお話しをして刺激を受けると、また頑張れる。

 酒向先生は、私にとっては欠かせない「刺激薬」なのである。