走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

下町ロケット

2011年08月11日 22時52分43秒 | 読書
 久しぶりにKさんからメールが来た。
最近、直木賞(第145回)をとった「下町ロケット(池井戸 潤 著)」を読んで感動したから読めと言う。
そして、その中の主人公がお前とどうしてもダブってならないと。

 本当に大きなお世話である。
 この小説を読んで、例え主人公が自分に似ていたとしても何になるのかと思うのだが、お盆の間、どうせ暇だから読んでやろうと思う。
本当におせっかい焼きのKさんだが、そんなおせっかい焼きのKさんが好きだ。
どうせ、夫婦でこの本をまわし読みしながら、竹プーに似とるとか何とかいいながら笑いものにしたに違いない。
本当に似たもの夫婦である。

 読む前に、あらすじを読んでおこうと下の記事をインターネットから引用した。
結構、面白そうだ。
皆さんもお盆が暇なら読んではいかがだろうか。


 主人公・佃航平は宇宙工学研究の道をあきらめ、東京都大田区にある実家の佃製作所を継いでいたが、突然の取引停止、さらに特許侵害の疑いで訴えられるなど、大企業に翻弄され、会社は倒産の危機に瀕していた。
 一方、政府から大型ロケットの製造開発を委託されていた帝国重工では、百億円を投じて新型水素エンジンを開発。
しかし、世界最先端の技術だと自負していたバルブシステムは、すでに佃製作所により特許が出願されていた。
宇宙開発グループ部長の財前道生は佃製作所の経営が窮地に陥っていることを知り、特許を20億円で譲ってほしいと申し出る。
資金繰りが苦しい佃製作所だったが、企業としての根幹にかかわるとこの申し出を断り、逆にエンジンそのものを供給させてくれないかと申し出る。
 帝国重工では下町の中小企業の強気な姿勢に困惑し憤りを隠せないでいたが、結局、佃製作所の企業調査を行いその結果で供給を受けるかどうか判断するということになった。
一方、佃製作所内部も特に若手社員を中心に、特許を譲渡してその分を還元してほしいという声が上がっていた。
 そうした中、企業調査がスタート。
厳しい目を向け、見下した態度をとる帝国重工社員に対し、佃製作所の若手社員は日本のものづくりを担ってきた町工場の意地を見せる...

【著者紹介】*********************************************************

池井戸 潤

 1963年岐阜県生まれ。
 慶應義塾大学卒業後、三菱銀行(当時)入行、95年退職。
 98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。
 10年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を受賞。
 第145回直木賞受賞。