日本経済の健全さ
「風強くして勁草現る」ではありませんが、今回の世界金融危機の中で、日本の経済は思いのほか健全だったことが見えてきたようです。
金融機関の傷みかたも欧米ほどではないし、実体経済の構造も確りしているし、ということで円高が進んでしまうようです。プラザ合意による円高の長い後遺症である失われた10年をやっと克服してきた、「病み上がりの」日本経済ですが、日本人の真面目さがもたらしたものでしょう。
確かに一部の日本人はマネーゲームに踊りましたが、多くの日本人の中にはまだ「額に汗したカネ」と「あぶく銭」とを識別する能力も残っているようです。経済というのは、本当は「モノ(サービスを含む)作りに根ざした実体経済だ」という健全な見識も失われていません。
ところで、日本には1500兆円という膨大な個人貯蓄があり、その半分強は国・地方政府が借りていたり、今度の株暴落で多少は目減りしたかもしれませんが、政府や金融機関などにとってはそれをどこに投資するかは重要な問題です。
その一方で、多分、冷静に見れば、現在、資金を投資すべき優良対象国の第一に日本は挙げられるでしょう。外国は、いろいろな偏見もあり、そうは見ないかもしれません。しかし日本人は、日本政府は、日本の金融機関は、今こそ、「日本に投資すべき」でしょう。
国際競争を勝ち抜きうる投資対象は日本国内にいくらでもあります。中小企業のモノづくりの卓越した技術・技能を筆頭に、各種の微細技術、バイオ、新エネルギー分野、省エネルギー分野、光やディスプレーの分野、淡水化の水処理技術、などなど。
地道に努力すれば必ず結果は出ることを示している日本経済のパーフォーマンスを見れば、今こそ国民の貯蓄を国内の産業と技術の発展のために徹底して活用することが最も得策のようです。
それが、日本経済の中で多くの世界をリードする分野を育て、経済成長、財政の健全化、社会保障負担の増大も賄うことに貢献できる最も近道ではないでしょうか。
青い鳥は外にではなく手元にいるようです。
「風強くして勁草現る」ではありませんが、今回の世界金融危機の中で、日本の経済は思いのほか健全だったことが見えてきたようです。
金融機関の傷みかたも欧米ほどではないし、実体経済の構造も確りしているし、ということで円高が進んでしまうようです。プラザ合意による円高の長い後遺症である失われた10年をやっと克服してきた、「病み上がりの」日本経済ですが、日本人の真面目さがもたらしたものでしょう。
確かに一部の日本人はマネーゲームに踊りましたが、多くの日本人の中にはまだ「額に汗したカネ」と「あぶく銭」とを識別する能力も残っているようです。経済というのは、本当は「モノ(サービスを含む)作りに根ざした実体経済だ」という健全な見識も失われていません。
ところで、日本には1500兆円という膨大な個人貯蓄があり、その半分強は国・地方政府が借りていたり、今度の株暴落で多少は目減りしたかもしれませんが、政府や金融機関などにとってはそれをどこに投資するかは重要な問題です。
その一方で、多分、冷静に見れば、現在、資金を投資すべき優良対象国の第一に日本は挙げられるでしょう。外国は、いろいろな偏見もあり、そうは見ないかもしれません。しかし日本人は、日本政府は、日本の金融機関は、今こそ、「日本に投資すべき」でしょう。
国際競争を勝ち抜きうる投資対象は日本国内にいくらでもあります。中小企業のモノづくりの卓越した技術・技能を筆頭に、各種の微細技術、バイオ、新エネルギー分野、省エネルギー分野、光やディスプレーの分野、淡水化の水処理技術、などなど。
地道に努力すれば必ず結果は出ることを示している日本経済のパーフォーマンスを見れば、今こそ国民の貯蓄を国内の産業と技術の発展のために徹底して活用することが最も得策のようです。
それが、日本経済の中で多くの世界をリードする分野を育て、経済成長、財政の健全化、社会保障負担の増大も賄うことに貢献できる最も近道ではないでしょうか。
青い鳥は外にではなく手元にいるようです。