広島G7サミットはどんな形になるか、心配と興味の入り混じる中で見守っていました。
当初、広島サミットの主要テーマとしては、いわゆるグローバルサウス(先進国と途上国の関係)関連問題、ジェンダー問題、AIの進歩とルールの問題、食料や保健の問題といった多様な問題が列挙されていました。日本政府はそれに加えて、広島サミットという事で核拡散問題を上げていました。
これらはいずれも、人類社会が当面する重要問題であることには間違いなく、サミットでの討議が期待されたところでした。
然し、始まってみると、核問題はロシアの核の脅しと広島の原爆投下の惨状に関わる議論、そしてウクライナ侵攻問題に及び、ゼレンスキー大統領の急遽参加で、結果的には戦争のないこと、平和の重要性が決定的な重要を持つといった認識の中で終幕になったようです。
G7以外の招待国の中には、ロシアに対しても等距離外交の姿勢の国もありましたが、こうした国のあることも、ロシアのウクライナ侵攻問題の解決のプロセスでは重要となることも当然予測されます。
マスコミの中には対ロシアの結束の強化を狙うとするものが多いように見受けますが、この戦争がロシアの意思というよりプーチンの戦争と言われますように、独裁者プーチンとロシアとを分けて考えなければならない時期がいつかは来るのでしょう。
G7首脳が、揃って資料を訪問し、原爆慰霊碑に献花したことは、矢張り画期的なことで、これは岸田総理の最大の希望でもあったのでしょうが、(これを岸田総理や自民党が選挙に利用するかどうかは別として)矢張り大きな意味を持つ歴史上の事実という事になるのではないでしょうか。
広島サミットの「まとめ」は、招待国も含め参加国の首脳の心な中ですでに出来上がっているのでしょうが、報道で見聞きした多くの人々もそれぞれに、自分としての結論を出すことも大事のように思います。
当初から議題とされていたLGBTQといったジェンダーに関わる問題も、AIがこれからの社会にいかなる影響を与えるかも、もちろん重要ですが、そうした問題を人類がより快適な人類社会の発展のために議論する以前に、人類がまだ野蛮だった時代の遺物である戦争が「なくなる」ことがまず必要という意識は広く共通するところでしょう。
印象に残ったのは、ゼレンスキー大統領が、原爆直後の広島の写真を見て、ウクライナの戦場も共通するといったことです。規模の大小、放射能汚染といった違いはあるかもしれませんが、戦禍の跡は、基本的には同じ破壊と殺戮の跡なのです。
先程のニュースで、ブラジルのルラ大統領は、交渉がなければ停戦はない、原爆投下は戦争の激化の結果だ、交渉の場を作らなければならないと言っていました。
世界のあらゆる良識の結集を期待したいと考えさせる発言でした。
当初、広島サミットの主要テーマとしては、いわゆるグローバルサウス(先進国と途上国の関係)関連問題、ジェンダー問題、AIの進歩とルールの問題、食料や保健の問題といった多様な問題が列挙されていました。日本政府はそれに加えて、広島サミットという事で核拡散問題を上げていました。
これらはいずれも、人類社会が当面する重要問題であることには間違いなく、サミットでの討議が期待されたところでした。
然し、始まってみると、核問題はロシアの核の脅しと広島の原爆投下の惨状に関わる議論、そしてウクライナ侵攻問題に及び、ゼレンスキー大統領の急遽参加で、結果的には戦争のないこと、平和の重要性が決定的な重要を持つといった認識の中で終幕になったようです。
G7以外の招待国の中には、ロシアに対しても等距離外交の姿勢の国もありましたが、こうした国のあることも、ロシアのウクライナ侵攻問題の解決のプロセスでは重要となることも当然予測されます。
マスコミの中には対ロシアの結束の強化を狙うとするものが多いように見受けますが、この戦争がロシアの意思というよりプーチンの戦争と言われますように、独裁者プーチンとロシアとを分けて考えなければならない時期がいつかは来るのでしょう。
G7首脳が、揃って資料を訪問し、原爆慰霊碑に献花したことは、矢張り画期的なことで、これは岸田総理の最大の希望でもあったのでしょうが、(これを岸田総理や自民党が選挙に利用するかどうかは別として)矢張り大きな意味を持つ歴史上の事実という事になるのではないでしょうか。
広島サミットの「まとめ」は、招待国も含め参加国の首脳の心な中ですでに出来上がっているのでしょうが、報道で見聞きした多くの人々もそれぞれに、自分としての結論を出すことも大事のように思います。
当初から議題とされていたLGBTQといったジェンダーに関わる問題も、AIがこれからの社会にいかなる影響を与えるかも、もちろん重要ですが、そうした問題を人類がより快適な人類社会の発展のために議論する以前に、人類がまだ野蛮だった時代の遺物である戦争が「なくなる」ことがまず必要という意識は広く共通するところでしょう。
印象に残ったのは、ゼレンスキー大統領が、原爆直後の広島の写真を見て、ウクライナの戦場も共通するといったことです。規模の大小、放射能汚染といった違いはあるかもしれませんが、戦禍の跡は、基本的には同じ破壊と殺戮の跡なのです。
先程のニュースで、ブラジルのルラ大統領は、交渉がなければ停戦はない、原爆投下は戦争の激化の結果だ、交渉の場を作らなければならないと言っていました。
世界のあらゆる良識の結集を期待したいと考えさせる発言でした。