tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

平和を創るのはなにか:8月15日を前に

2014年08月14日 10時18分45秒 | 国際政治
平和を創るのはなにか:8月15日を前に
 今年も8月15日が巡ってきます。69年前のあの日本中が晴れて暑かった日を境に、日本は歴史的な大転換をし、「争いをしない国」に生まれ変わりました。
 その後も世界にはいろいろな争いがありましたが、日本人は平和に過ごすことが出来ました。

 日本が国として「戦争はしません」と宣言したことは、絶大な力を持ったのです。今の世界は、種々問題はあるにしても、ルールも何もない弱肉強食の世界ではありません。 すくなくとも、国連もあり、国際法もあり、国際司法裁判所もあります。戦争をしないと宣言した国に戦争を仕掛けることは、世界の世論も認めないでしょうし、容易にできることではありません。

 かつては多くの人がそう思っていたかもしれませんが、強い武力を持つことが平和につながるという考え方は、次第に誤りだったという事が理解されてきているのではないでしょうか。

  今も毎日、TVで紛争地帯からの報道があります。そこでは、生活を破壊された人、家族を亡くした人、けがをした人、祖国に住めず難民になった人などが、一様に、戦争は止めてほしいと言っています。国民の大部分は「戦争は止めてほしい」と思っているのですが、一部に、戦争をしてでも、自分の主張を通したい、と考える人がいるのでしょう。

 そうした問題に対しては、「オレが出て行って事を収める」というのではなく、国連にその機能をしっかりと持たせるべきでしょう。
 もちろん、「国連はそこまで機能していない」という意見は多いでしょう。ならば、国連に頼るのをやめるのではなく、そうした機能を果せる国連にするためにはどうするかをみんなで考えるのが本当でしょう。

 今、何か世界が次第に不安定になっているような様相が見えています。ここで人類が今までと同じ過ちを繰り返すことは何としてでも避けるべきでしょう。
 幸い、日本は戦後の69年、そのために役立つ経験をしてきました。日本の為政者も、全ての日本人も、自分たちの本当の気持ちと、戦後の経験を素直に表現し、世界の本当の平和に向けて役立つような発言や行動をすべき時ではないでしょうか。


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