2種類の物価 物価には、大きく分けて2種類あるような気がしている。
1つは、その値段で買って、自分で使うつもりで買う価格
2つは、その値段で買って、値上がりを待って売るために買う価格
100万円の絵を買って、自分の部屋に掛けて、毎日見て楽しんでるのは前者、100万円で絵を買って120万円になったら売ろうと考えるのは後者。
食料品や日用品を買う場合は大体前者、株を買う場合は大体後者。しかし株の利回りが定期預金よりいいから、ということで配当をもらうために株を買う場合は前者ということだろう。
会社の株を買い占め、子会社にして経営を改善し、シナジー効果も含めてグループの業績を上げるのは前者、会社の株を買い占め、配当をあげさせて、株価が高くなったら売り逃げるというのは後者。
土地を買い、開発して付加価値を高め、分譲して利益を上げるのは前者、土地を買い、値上がりを待って転売するのは後者。
前者の場合の価格を収益還元価格といい、後者の場合の価格を投機価格という。前者で得た利得はインカムゲインといい、後者で得た利得をキャピタルゲインという。
日本人はインカムゲインは「額に汗したカネ」といい、キャピタルゲインは「あぶく銭」といって区別してきた。アメリカはこの2つをなるべく区別しないような金融制度や会計制度、さらに経済価値観を世界標準にするよう努力しているように見える。
1つは、その値段で買って、自分で使うつもりで買う価格
2つは、その値段で買って、値上がりを待って売るために買う価格
100万円の絵を買って、自分の部屋に掛けて、毎日見て楽しんでるのは前者、100万円で絵を買って120万円になったら売ろうと考えるのは後者。
食料品や日用品を買う場合は大体前者、株を買う場合は大体後者。しかし株の利回りが定期預金よりいいから、ということで配当をもらうために株を買う場合は前者ということだろう。
会社の株を買い占め、子会社にして経営を改善し、シナジー効果も含めてグループの業績を上げるのは前者、会社の株を買い占め、配当をあげさせて、株価が高くなったら売り逃げるというのは後者。
土地を買い、開発して付加価値を高め、分譲して利益を上げるのは前者、土地を買い、値上がりを待って転売するのは後者。
前者の場合の価格を収益還元価格といい、後者の場合の価格を投機価格という。前者で得た利得はインカムゲインといい、後者で得た利得をキャピタルゲインという。
日本人はインカムゲインは「額に汗したカネ」といい、キャピタルゲインは「あぶく銭」といって区別してきた。アメリカはこの2つをなるべく区別しないような金融制度や会計制度、さらに経済価値観を世界標準にするよう努力しているように見える。