週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

太陽とカーニバル!

2013年09月12日 | ★江戸っ子エッセイ★

  
 
       地元アサヒビールのサンバチーム

 まだ夏ネタで引っ張ります

 燦々と照る今日の太陽のせいかな。

 浅草の新しい風物詩といえば、7月のおわりの隅田の花火に、8月の締めにサンバカーニバル! 

 伝統の植木市やほうずき市、酉の市などと違い、どちらもおいらが物心ついてから再開、もしくはスタートしたイベント。

 このカーニバルも32回目となる。それなりに風格が出てくるもんだね。

 今年の来場者は49万5000人と いう。

 なんでも、北半球で最大のサンバらしいですぜ、アミーゴ。

  
   


   「褐色が包む下町夏サンバ」 海光

 
 この日は気温がぐんぐん上がって、そこここにいるだけで汗が噴いてくる。

 褐色の肌が似合う陽気、まさに南米の踊りにぴったり。

 沿道に詰め掛けた観客も、カメラと団扇と冷えた発泡酒を片手に見入っている。

 アンタも好きね。

  

 第1回目のことをよく憶えている。

 テレビニュースでも取り上げていた。子供心に地元が評価されてるようで嬉しかったんだ。

 ブラジルのリオの招待チームの腰に度肝を抜かれた。

 これぞ、胸騒ぎの腰つきだよ!

 対する日本人のチームのカラダがやたらに貧弱に見えた。

 だって信用金庫の行員さんだもんね。細く白い肌に、むりやり着せた露出の多い衣装は妙に生々しいエロさで、10代にも痛々しかった。

 褐色と健康的な肌だからこその衣装なんだな、と納得だ!

  

 現在では、ご覧のように日本全国のサンバチームが結集する。

 日本人女性の体型も変わり、綺麗に焼ける術も学んだんだね。本場の黒さには叶わないけど。

 南の香りの太陽、サンバに、どぜう鍋に、冷えたエビス。

 浅草の夏ももうお仕舞い。

 来週は十五夜。

 夏がまた一つ心に残った



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