世界遺産仁和寺の裏山に、御室八十八ヵ所霊場があります。
本家の四国八十八ヵ所巡礼に行けない人には、ありがたいプチ巡礼体験です。
ここの存在は、前から知っていたのですが、今まで機会がありませんでした。
妻は子どもたちが小さい頃、子どもたちと一緒に登っていました。
私は現役時代、子育ては妻に任せっきり(反省)で、一緒に行ってないのです。
退職後のいま、やっと 八十八ヵ所めぐりにチャレンジということで、
秋晴れの昨日、行ってきました。
そもそも、御室八十八ヶ所は文政10年(1827)が始まりのようです。
江戸時代の当時は、四国八 十八ヶ所の巡拝が困難な時代であり、
そこで仁和寺29世門跡の本願で、四国八十八ヶ所霊場の砂を持ち帰り、
仁和寺 の裏山に埋め、その上にお堂を建てたのが始まりとされています。
約3kmにわたる山道に、八十八のお堂(札所)が点在し、
それぞれのご本尊・弘法大師をお祀り されています。
一番札所からスタート、8時49分です。
坂道を登ります。
札所と札所の間はとても短いのです。
次の札所が見えているでしょう
御婦人方がおしゃべりしながら私を追い抜いていきます。
二十三札所あたりから、京都市内の眺望です。
萩の花を見つけました。
もうすっかり終わったと思っていたので、驚きました。
四十三札所あたり、愛宕山が見えます。
四十八札所あたりに、「成就山(じょうしゅさん)頂上、標高236m」
の看板が立っていました。
京都市内の眺望です。
私は高所恐怖症で高いところは全くダメなのですが、
まわりに木々があると平気なのです。
同じく京都市内を一望できる如意ヶ嶽(大文字)は怖くてダメです。
双ヶ丘(古代古墳群)が眼下に見えます。
オレンジ色に紅葉した葉の上の黒い建物が仁和寺の二王門です。
後は大方下りです。
私は平地はそれなりの距離を歩いても平気なのですが、
筋力低下ゆえでしょうか、坂道、特に下りは足がカクカクします。
悲しいかな、お年寄りの方々にも追い抜かれてしまいました。
五十二番札所
八十一番札所
やっと、 八 十八箇所結願所です。
最後にもお参りし、終了です。
時間は10時58分、私の老脚で約2時間でした。
もう一度、来た道の仁和寺境内を通ります。
ここも、紅葉の見頃は先ですが、桜などの紅葉は進んでいます。
鐘楼の朱色が青空に映えてきれいでした。
五重塔です。
家に帰り着くと、足がふらふらです。
私も階段や坂道は苦手なんですが、ちょっと巡ってみたい気がします。
市内の眺望もいいですね。
近々、将軍塚に行こうと思っています。
私は一人で登りましたが、お友達やご家族とわいわいとお話しながらもいいかもしれません。
眺望の場所には木造のベンチもあり、昼食をとってもいいでしょう。
将軍塚も眺望がいいですね。
青蓮院の青龍殿もオープンして、そこも市内眺望が良いそうですね。
私は高所恐怖症で自信がないですが。