鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3425回】 皆で使えば、業界全体で生産性が上がる

2020年05月16日 | 住宅コンサルタントとして

社会に出て最初に働かせていただいたメーカーでは、

北海道の旭川市と北見市で仕事をさせていただきました。

 

特に北見営業所に所属していた時は、

北見市内、紋別エリア、網走・斜里エリアと

非常に広範囲のお客様を担当させていただいており、

毎日200キロから300キロ移動していました。

 

すなわち、1日平均移動時間で

4時間から5時間、取られていたことになります。

 

だから朝7時半から夜12時過ぎまで働くという、

今では完全なブラックな労働環境の中、仕事をしていました。

 

更に当時の建築業界は、かなり勘違いした人が多く、

ファックスで見積書をお送りしようものなら、

 

「ファックスで送るなんて、お前も偉くなったもんだな」

「ファックスの感熱紙、メチャ高いんだぞ!

見積なんてお前が持ってこいや!」

 

と、自分を何様か分かっていない発言をするオッサンが多々いて、

見積提出や注文の打合せなども、何時間もかけて足を運ばせ、

自分を偉いと思いたがる人が、本当に多かったです。

 

まあ、そういう人のおかげで、

私は自分が頼む立場になった際、

絶対に感謝の気持ちを持って、丁寧にお願いしよう、

と思えたのですが・・・。

 

そういうオッサンのおかげで、

業界全体でガソリンをたくさん使う。

 

地球環境を悪くし、

更に時間とコストをかけさせるという、悪しき習慣がありました。

 

しかしながら、そういうオッサンは完全に通用しない時代に入りました。

 

住宅は、とにかく材料の種類が多く、

しかも収まりは千差万別のため、

打合せ回数は他の業種より圧倒的に多い。

 

現場で施工時だけならともかく、

見積、発注と、それぞれの過程でも

とにかく時間を取られることが多いのです。

 

しかしながら、ZOOM等を施工側も納材側も使うことで、

皆の時間を無駄にすることなく、

生産性は上がりますし、かつ言った言わないのトラブルも激減します。

 

皆で使えば、生産性は劇的に改善することでしょう。

 

建材店さんはITリテラシーが低い会社が多いですが、

今が本当にチャンスです。

 

働き方改革にも対応しやすくなりますし、

何より遠方の方にも販売することが可能になります。

 

今回のコロナがきっかけで、

勝ち負けがこれまで以上に

はっきりとすることでしょう。

 

でも業界全体の生産性向上や待遇改善のために、

この流れに乗っていかなくてはなりません。

 

良い時代になりました。

 

しっかりと時流に適応していきましょう。

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【第3424回】 クライアント様のスピード感

2020年05月15日 | 住宅コンサルタントとして

ここ数カ月のことですが、

クライアント様の中で、

提案させていただいたことを秒速で実行していただける、

素晴らしいスピード感を持った住宅会社さんが増えてきました。

 

もうこれはメチャ嬉しいことで、

私自身のモチベーションも上がりまくりです。

 

どれくらい速いかと言うと、

例えば午前中にSNSの改善案をご提案させていただいて、

お昼休憩の時に見たら、もう訂正されているとか、

動画制作のご提案をしたら2日後にUPしているとか、

もうそれくらいのスピード感です。

 

昨日お伺いしていたクライアント様も、

当日、お伝えしたことが夕方には形になっていて、

というか私の目の前ですぐに取り組んで下さり、

帰りの新幹線の中で既に成果が出ている、

というスピード感なのです。

 

各社様のスピード感が上がってきていて、

皆さん良い意味で競争意識を持って、

すぐに取り組んで下さっているのです。

 

このスピード感、一般的な住宅会社さんや工務店さん、

それから大手ハウスメーカーなんかは、

おそらくついて来れないと思います。

 

情報発信において、質ももちろん重要なのですが、

この変化の時代、スピードが何より大切で、

ここで圧倒的に差がつくと思っています。

 

このスピード感で、乗り越えていきましょう!

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【第3423回】 本当に自分がやりたいことを見つけるには?

2020年05月14日 | 住宅コンサルタントとして

多感な我が家の次男、

将来、自分がやりたいことが見えないそうです。

 

例えば私が大好きな武豊ジョッキーは、

幼い頃から騎手になりたくてジョッキーになられましたし、

イチロー選手も野球選手になると決めて、

あれだけのスターになられました。

 

次男はサッカーが大好きで、

サッカーのプロ選手になれるレベルであれば、

おそらくやりたいことが見えていたのでしょうが、

大半の子どもはスポーツでご飯が食べていけないことを悟り、

現実の社会でどう生きていくのかを

高校生~大学生の間に決めなくてはならないのです。

 

子どもの人生に口を出したくないので、

自分で決めればよいと思っておりますが、

私の経験をちょっとまとめますと、

まず1996年入社の時の就活は、バブル崩壊後で

いろんな企業が採用を絞っていたことと、

第二次ベビーブームで卒業する学生が大量にいたので、

もう就活は本当に厳しい年でした。

 

私、人の生活に直結する衣食住業界、

しかも営業や接客に絞って就活していました。

 

特にそこに意味はなく、

ただ住宅業界はお客様に深くかかわることができる、

という点が魅力でしたので、特に住中心に受けていました。

 

衣と食は、100社以上にエントリーシートを送りましたが、

早々に全滅してしまい、住しか残りませんでした。

 

そんな中で出来れば一部上場企業が良いなぁ、

という安易な考えで最初の会社に就職。

 

そこで自分のペースで働こうと思っていたら、

40代から50代で、会社に居場所が無くて

会社にしがみついている、やる気のないオジサンが多々いて、

 

「こんな40代、50代になりたくない!」

 

という危機感が芽生え、そうならないために勉強を開始。

必要とされる能力を身につけようと、本で学び、実践することを

日々繰り返す中で、お客様のお役に立つには、

自分の営業力を高めるだけではなく、

経営のことを勉強しなくてはならないと気づき、転職。

 

コンサル会社に転職して、猛烈に仕事をやっていく中で、

当初は仕事に没頭できていました。

 

ところが、社長交代後、

会社の方針と自分のやりたいこととのズレが大きくなり、

師匠の部下でなくなったこともあって独立。

 

そして今に至る感じです。

 

今、自分がやりたい仕事が100%、出来ています。

 

でも大学生の時、20代の頃に

本当に自分は何がやりたいか、なんで

正直、全く見えていませんでした。

 

自分に与えられた環境の中で、

精一杯目の前の仕事に全力で取り組む中で、

見えてくることっていうのは必ずあります。

 

これは、今成功している方の著書の中で

結構な割合でいろんな方が書かれてありますから、

おそらく間違いないのでしょう。

 

自分が本当にやりたいことは、

今を全力で生きる中で見つかるのです。

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【第3422回】 withコロナ時代の住宅会社が取るべき戦略

2020年05月13日 | 住宅コンサルタントとして

タイトル通りのことですが、

今月はこのことを徹底して

クライアント様にお伝えさせていただいております。

 

コロナのピークは過ぎておりますが、

やはり感染リスクを恐れ、

お客様の行動や動きはコロナ以前とは異なります。

 

ですから、コロナと共生していかなくてはならない、

withコロナ時代に適応できるよう、

自社のマーケティングや接客オペレーションを

時代に合わせて変えていかなくてはならないのです。

 

具体的には、コロナ対策を徹底していることと、

オンライン相談会を開催している、

わざわざ当社に足を運んでいただかなくとも、

家づくりを進めていただける、ということを

どれだけ分かりやすく発信するか、ということが

今の時代、欠かせないということです。

 

これに適応できるか否かで、

住宅会社として10年後、必要とされているかが判明します。

 

皆さんの会社は、withコロナ時代に

取るべき戦略を実行できているでしょうか?

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【第3421回】 我が家の教育方針

2020年05月12日 | 住宅コンサルタントとして

先日、テレビの報道番組で

夜、飲み屋さんで働いたり、

いろんな会合やイベントなどに派遣されるコンパニオンの女性が

コロナの影響で仕事が無くなり、

 

「この先生活していけるか不安」

 

という発言をしていました。

 

こういう業界でお仕事をされている方たちは、

本当に大変だとは思いますが、

おそらくコロナ終息まで時間がかかるのと、

終息後も三密を避ける方が増えるので、

夜の飲み屋さんに行く人も減るでしょうし、

せまい空間にたくさんの人を集める会合も減る、

ということは、おそらく現実のこととなるでしょう。

 

私なら、先を予測し、職を変えるために時間を使うなぁ、

と見ていて思いました。

 

また、その番組で報道されていたのは、

東北地方のある都市だったのですが、

番組の中で女性は、

 

「この田舎だと、雇用してくれる企業も少なくて・・・」

 

ともおっしゃっておられました。

 

ただ今の時代、どこに居ようがリモートで仕事ができますし、

職を選ばなければ、こういう状況の中でも

仕事は多々あるのです。

 

例えば物流の運転手さんは未だに人手は不足していますし、

例えば住宅業界なんかだとSNSの発信を外注で請けてくれる方や

動画の編集をしてくれる人など、募集してる会社は多々、あります。

(最初は外注で、という形でしょうが、

優秀な方だとすぐに正社員で、と言われるでしょう)

 

ちょっと厳しい考えかもしれませんが、

稼ぐ力、自分の頭で考える力が不足している、

と私は感じました。

 

そもそもどうやってお金を稼ぐのか?

稼いでいる人は、なぜお金を稼いでいるのか?

どうすれば、必要とされる人間になれるのか?

 

こういうマーケティング力をつける教育を

日本人は受けていない訳ですが、

文科省や学校、先生に文句を言っても何も解決しません。

 

自分の力で稼ぎ、自分の力で生きていかなければならない、

ということに気づけたか、そして準備できたかが重要なのです。

 

そしてそういうことを自分の子どもに教えるのが、

親が子にしてあげられる教育なのです。

 

という訳で、我が家の教育方針は、

自分で生きていける力をつけていくこと、

そして人から必要とされるためのポイントなどを教えて、

自分の人生、自分で決断できるようにすることです。

 

皆さんのご家庭の教育方針は何ですか?

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【第3420回】 情報弱者と過度な自粛ムード

2020年05月11日 | 住宅コンサルタントとして

いろんな施設の大半は閉まっていて、

開いているお店もテイクアウトのみのところが多い。

 

コロナは確かに感染力が強く、

また重症になり、死に至る可能性もありますので、

決して甘くみてはいけませんが、

ちょっとあまりにも自粛ムード強すぎじゃない?

って個人的にずっと思っています。

 

自粛の意味をはき違え、

他の人の行動に口を出し、

 

「自分は自粛しているのに、

なぜあなたのお店は営業しているの?」

 

と人の否定ばかりする自粛ポリスやレベルの低いワイドショー。

 

そしてそういう人の情報を真に受けてしまう情報弱者。

 

地方都市で、三密の環境がなかなか起こりにくいのに、

ただノリでお店を閉め、経済を止めてしまっている経営者。

 

県をまたいで移動する人をコロナウィルス運搬人のように見て、

叩こうとする県知事や、それを鵜呑みにする情報弱者。

 

日本という国、それから日本人の情報収集力や分析力の弱さが

本当に理解できたなぁ、というのが、個人的感想です。

 

都会の人口密集地域で、しかも狭い空間に多くの人を押し込む、

居酒屋さんや飲み屋さんなどは、やはり危険だと思いますし、

満員電車にマスクをせずに乗ることも危険だと思いますが、

地方都市の店舗面積が大きい飲食店や百貨店などが自粛するって、

正直、どうなのかなと思ってしまいます。

 

経済が止まることで、本当に困る人を何百万人と生んでしまう、

ということをどこまで地方都市の知事や役人、経営者が

理解しているのか、個人的には疑問なのですが・・・。

 

感染リスクを考えながら、

お客様・従業員さんに感染させないよう、

商品やサービスを提供していくことが、

本当の意味での社会貢献だと思っています。

 

騒いでいる人は、現実を数字で押さえている訳ではありません。

 

コロナの現状を詳しく知りたい、数字で現実を押さえたい方は、

こちらのサイトをご覧ください。

 

もう、過度な自粛ムード、やめませんか?

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【第3419回】 都心に憧れない価値観

2020年05月10日 | 住宅コンサルタントとして

私が住んでいるところは、自然豊かで

自宅からは琵琶湖が眺められ、

更には比良山や比叡山もすぐで、

琵琶湖の水面や山々の日々の変化を楽しめる、

本当に住むには良い場所だよな、と感じています。

 

そして京都駅までは電車で30分、

伊丹空港まで車で1時間と、

どこに移動するにもキーとなる駅や空港も近く、

それでいて地価も坪あたり20万以下と、

環境面だけでなく、コスパは非常に良いと思っています。

 

「東京に拠点を持たないのですか?」

「なぜ滋賀県に?」

 

というような質問を起業後、いただいたりもしました。

 

また、「東京の方がビジネスチャンスが広がる」

というような助言もいただいたりもしましたが

自然豊かな環境に住みたいし、

子どももそういう環境で育てたかったこともあり、

滋賀から全国に移動するという決断をし、

今に至ります。

 

起業した10年前に、このような感染症が広がると、

当然ながら予想なんてしていませんでしたが、

この立地が良くて適度な田舎という、今の環境は

本当に最高だよなぁ、と心から思います。

 

インスタのストーリーズでたまにUPしていますが、

ロードバイクを漕ぎながら、あの絶景を毎日、

眺められるっていうのは最高です。

 

今、毎日家族全員で散歩もしていますが、

徒歩で5分歩くと、カエルの声が聞こえる、

大きな田んぼがありますし、

歩道は非常に広くて三密なんてことがありません。

 

一方、都心部やその周辺の住宅地では、

スーパーの中も三密のようですし、

散歩しようにも歩道も狭かったり、歩道が無かったりと

ウィルスには非常に弱い環境のような気がするのです。

 

過疎化に悩む地方は、

今こそ自分の街の魅力をYouTube等で配信し、

移住者を増やす活動をするチャンスだと

個人的に思っています。

 

私、滋賀県大津市の広報担当になったら、

ここでこういう映像を撮影し、こういう音楽を流して、

 

「このエリアに住むとあなたの人生、こう変わる」

 

ということが伝わるようなマーケティングをしたいなぁ、

なんて、ロードバイクを漕ぎながら考えたりしています。

 

今、都会に憧れない価値観を持っている人が、

少しずつ増えていると思います。

 

都会に集中した人と富を地方に再分配する良い機会。

 

地方都市の首長さんや政治家、役人の方たちにとって、

千載一遇のチャンスだと思います。

 

そして住宅会社、不動産会社の方々も一緒になって、

地域を少しでも盛り上げていけば、

地方都市がもっと良くなるなぁ、と個人的に思います。

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【第3418回】 何がベストなのか、見極める情報分析力を持つ

2020年05月09日 | 住宅コンサルタントとして

ようやくですが、自粛解除の流れが地域によって出てきました。

 

ただ、自粛を緩めた結果、

また再び感染者が増えるかもしれません。

 

何が正解か、誰にも分からない訳です。

 

こういう時は、再び自粛モードに入り、

感染者数を抑制すれば良いのです。

 

それを「だからもっと、自粛期間を長くすれば・・・」と

後から批判する政治家やメディア、ワイドショーは多いと思いますが、

どうかみんなでそういう人の批判しかしない人たちは無視して、

やるべきことを粛々とやる大人が増えればいいなぁ、と

個人的に思っています。

 

コロナが一気に拡大したアメリカでは、

失業者がリーマンショックの時とは比較にならないくらい増えて、

4か月前まであれほど好調だった経済がガタガタです。

 

だからリスクを取って、いろんな先進国が経済を回し始めた訳で、

日本国民としても、感染しない、させないように細心の注意を払いつつ、

少しずつ経済を回すことに協力していかなければならないと思っています。

 

「自粛しろ!」「なんで俺は家に居るのに、コイツは外出てる?」

などと、他の方の発言や行動を否定ばかりする自粛ポリス、

それから政治家の否定ばかりしているネットのクレーマーたちは、

代替案など持ってなく、無責任な発言をしているだけ。

 

そういう方の発言に影響を受け、

代替案なき自粛や、リモートワークに無理に取り組んだりしても、

長い目で見た時に自社も地域社会もプラスになっていなければ、

それは正しい決断ではないような気がします。

 

SNSの発達により、

国民全員が自分の意見を発信できる時代になりました。

 

素晴らしい考え方で、

非常に参考にすべき意見を発言している方も

もちろんたくさんおられますが、

その逆に単なる人の否定ばかりしている人や、

浅はかな思考レベルで現状を捉え、無責任発言をしている方も

非常に増えている時代です。

 

世に出ている情報をただ鵜呑みにするのではなく、

情報をインプットしたら、自分なりに分析し、

 

「ベストな施策はこういうことではないか?」

 

と提言できる情報分析力を持ちたいものですね。

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【第3417回】 最近の心がけ

2020年05月08日 | 住宅コンサルタントとして

民放テレビのワイドショーでコメントしている人や、

芸能人の司会者が発言していること、

それからネットで政府の制作1つ1つに

批判的なコメントをしている人と、

日本の頭脳と言える方たちの、

個人課金のネット番組で発言している内容が、

相当違っていることをご存知でしょうか?

 

民放テレビは無料で視聴できますし、

ネットも基本、無料で大抵のものを見ることができます。

 

民放テレビは、視聴率を取って

いろんな企業から広告出稿してもらわないと経営が回らないから、

どうしても危機感を煽りがちで、

これらの情報を真に受けた情報分析力のない人たちが、

手段と目的を完全にはき違えてしまう。

 

過度に自粛をし、自粛ポリスがネットに大量に発生し、

その自粛ポリスの発言を受けて皆、自粛。

 

県外をまたいでの移動が悪のように報道され、

楽しそうに遊んでいる人たちを批判する。

 

「こんな時期にSTAYHOMEしていないなんて、なんて奴だ!」

 

と。

 

ということで、最近、私が心掛けていることは、

 

・民放のワイドショーやMCの個人的意見がかなり強い報道系の番組は見ない

・ネットのコメント欄も一切見ない

・価値ある情報は、お金を払って集めに行く

 

ということです。

 

何社かのクライアント様には、お伝えさせていただいておりますが、

本当に正しい情報をインプットし、

その情報を元に、自分たちの進む方向、取り組むべき課題を

決定することが重要なのです。

 

どんな環境になっても、市場に必要とされ、

組織を維持できるだけの収益性を持った経営をしていくこと。

 

クライアント様と実現していきたいと思っています。

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【第3416回】 嬉しいご報告

2020年05月07日 | 住宅コンサルタントとして

このゴールデンウィーク、

発信すべきことをお客様に対して発信し、

その発信内容がしっかりと伝わった会社には、

有望なお客様が来場されているかと思います。

 

自粛要請を受けて、このゴールデンウィーク、

お子様がいる子育て世代のご夫婦は、

ずっと家(賃貸アパート)に居て、

もう精神的に限界を感じている方もいたでしょう。

 

家づくりはまだ先、と思っていたけれど、

賃貸アパートはもう無理で、庭付きの一戸建てに住みたい、

と思った方もいたでしょう。

 

そういう方が価値を感じる情報を発信し続け、

こんな状況下でも、安心して来場いただける環境を

当社としてしっかりと整えています、ということも

合わせて発信して下さったクライアント様からは、

連休中も新規の来場のお客様が多かった、という

ご報告をいただきました。

 

また、商談がオンライン化する中、

オンラインでの商談打ち合わせのポイントを

クライアント様にはお伝えさせていただいておりますが、

オンラインでの打ち合わせを通して、

土地を実際に決めていただいた、

というようなご報告も頂戴しています。

 

商売の基本は、

お客様が何に困っていて、何に不満を感じているのか、

ということの解決を自社の商品・サービスでもって

解決して差し上げることです。

 

ですから、お客様の気持ちや本音を

どれだけ理解しているかが重要で、

お客様に関心が無かったり感度が不足している会社では、

お客様のことを理解することは難しい訳です。

 

コロナに不安を抱えている方が多い中でも、

ポイントを押さえたマーケティングを実施することと、

それ以前に市場から信頼していただけるような取り組みを

積み重ねてきた会社さんだと、

ちゃんとお客様は来場して下さるのです。

 

日々、積み重ねていることの成果が、

こういう時に出る時代なのです。

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【第3415回】 応援される企業を目指す

2020年05月06日 | 住宅コンサルタントとして

5月4日に、CNNニュースで次のような出来事が取り上げられていました。

 

以下、CNNより引用。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

(CNN) 新型コロナウイルス対策の規制緩和を受けて

飲食店などが営業を再開した米テキサス州で、

再開初日に来店した客が、店の経営を支えるために

1300ドル(約14万円)のチップを置いていく出来事があった。

 

オースティンのタパス料理レストラン「フロッグ&ザ・ブル」は

1日、数週間ぶりに店内飲食を再開した。

 

この日、家族と一緒に来店した男性は

過去にも訪れたことのあるリピーター客。

ステーキなどの料理を注文し、

代金は合計で337ドルだった。

 

ところがこの客はウェイターのジョシュ・ピコフさん(18)に、

その2倍の代金を請求してほしいと注文したという。

 

ピコフさんから相談された店主の

デービッド・フェルナンデスさんが確認したが、

男性の意思は変わらなかった。

 

そこで求めに応じて2倍の金額を請求すると、

男性はこの金額に加えて、ピコフさんのチップとして300ドル、

店のためとして1000ドルを上乗せした。

 

合計金額は2029ドル(約22万円)になった。

 

ピコフさんによると、男性は店を再開してくれたこと、

リスクに身をさらしながら地域社会に貢献してくれていることに

心から感謝しているとの言葉を残していったという。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

以上、引用終わり。

 

コロナ以前は、お金さえ支払えば、

いろんなサービスを受け取ることができる、

ということが当たり前でした。

 

だから、お客様は価格に対してのパフォーマンスや、

価格の安さに惹かれて足を運ぶお店を決めていました。

 

ところが、お金を持っていたとしても、

サービスを受けることにリスクを考えなくてはならない時代、

人は価格の安さやコスパよりも、

そのお店を応援したいかどうかで、

サービスを受けるお店を決める時代が来るでしょう。

 

お客様から応援していただける企業・お店の時代なのです。

 

では人は、どうしたらお店を応援したくなるのでしょう?

 

 

これ、感性が鋭くないと、気づけないんですよね。

 

一つ言えることは、経営者やオーナー自身が、

 

「人を応援したいという男気」

 

を持っていることがポイントになるでしょう。

 

逆にオーナーや幹部が、人を応援したいという感性を持ちえず、

自分のことばかり考えるような感性だと、

当然ながら、お客様から応援していただけないのです。

 

それなりの棟数の住宅会社なのに、

お客様とのつながりが希薄な会社もありますが、

それは経営者やオーナーの人間性がそのまま出ているのです。

 

人様とのご縁に感謝する。

人を大切にする。

常に余力を持てるような経営を心掛け、

他の人を応援できる力を持つ。

 

こうした会社が、支持を集め、勝ち残る時代の幕明けがスタートします。

 

皆さんの会社は、お客様から応援していただける会社ですか?

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【第3414回】 WITHコロナ時代、住宅会社の取るべき戦略

2020年05月05日 | 住宅コンサルタントとして

コンサルタントになって15年、

こんなに自分の時間を持ったことが無い鬼山です。

 

おかげで業界研究も出来ましたし、

ほぼ毎日、ロードバイクで40キロ近く走れていますし、

キングダムや鬼滅の刃も、全巻読めましたし、

趣味の料理も毎日、出来ております。

 

さて、非常事態宣言が一部の地域で緩和され、

少しずつお客様の動きも出てくると思われますが、

今までのような大量集客、三密での接客ということが

もう難しいと思われます。

 

コロナのワクチンや治療薬が出て、

その効果、副作用等が明らかとなり、

皆が安心できる時期はまだ先でしょうし、

コロナの先もまたいろんなウィルスの問題も出るでしょうから、

やはり過去の成功体験、成功パターンは

通じなくなると考えた方がよさそうです。

 

しばらくは、WITHコロナの中で

我々はビジネスをやっていかなくてはなりません。

 

で、住宅会社として何に取り組み、どうすれば良いのかを

テキストにまとめました。

 

題して

 

「WITHコロナ時代、住宅会社の取るべき戦略」

 

です。

 

結構なボリュームになりました。

 

これ、そのままセミナーで使えそうなくらいのテキストになりました。

 

かなり詳細にまとまっている上、

なぜそれに取り組まなくてはならないのか、という部分まで

ちゃんと1本の筋が通っている内容です。

 

具体的には、

 

1.来場≒成約の時代に

2.お客様に来場していただくために必要条件とは

3.オンライン相談の注意点

4.HPに組み込むべきコンテンツとは

5.WITHコロナ時代に、お客様に刺さる提案とは

 

ってな感じです。

 

この内容について、5月、6月に

クライアント様に分かりやすく整理して、

ガッツリとお伝えしたいと思います。

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【第3413回】 経営者の資質で今、何が必要か?

2020年05月04日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、経営者として欠かせないものは何か?

 

それは「5年後、10年後、自社をどのようにしたいのか?」

という意思を持つことだと思います。

 

5年、10年先、世の中はどうなっているのか、

誰しも予測しかできませんが、

間違っていても良いので予測をして、

その時自社をどういう状態にしておきたいのか、

ということを決めていない経営者は、

実は結構多いような気がするのです。

 

売上、棟数、人員構成、財務内容、出店エリア、事業領域など、

5年後、10年後、自社をどうしたいのかをまず決められることが、

中小企業の経営者としては欠かせません。

 

そして目指すべきところが決まれば、

トンネルを両側から掘っていくような感じで考えるのです。

 

大半の経営者は、「今何をすべきか?」ということに目が行きがち。

 

今であれば、オンライン相談を強化するとか、

動画でいろんな情報を発信するとか、

ちょっと考えれば、何をすべきかは分かりますよね?

 

ところが、5年先、10年先の

自社のあるべき姿をイメージできない経営者が、

実は結構多いのではないか、と思っています。

 

昨日、ネットで東京の小池都知事に対して、

 

「家にいろとしか言えないんだよね。この方は。

都民のモチベ上げる様な事を言ってくれ!」

「出口戦略が見えないと自粛はできません」

 

という声があがっているということが出ていました。

 

出口が見えないと、モチベーションは上がらないし、

社員さんも不安になってきます。

 

経営者にとって大切な資質は、

今と未来からの両方からトンネルを掘って、

中でつなげるような思考力と決断力、実行力である、

と個人的に思っています。

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【第3412回】 出口戦略を考える

2020年05月03日 | 住宅コンサルタントとして

連休明けには、東京や大阪などの一部の地域を除き、

非常事態宣言が緩和される見通しになってきました。

 

ただ、消費者が以前のような

行動パターンにすぐに戻ることはなく、

コロナと共存していかなくてはならない時代が続くでしょう。

 

今、まだ政治家の方や役所自体は、

体の傷口に絆創膏を貼るようなことばかりしていますが、

経営者やビジネスパーソンは、

出口戦略を考えて行動に移していった方が良いでしょう。

 

どれだけ自粛しようが、誰も救ってはくれませんので・・・。

 

 

今、何をやらないといけないか、ということは、

クライアントの皆様には、メールをお送りさせていただきましたが、

今後の消費者の価値観に合わせて、

住宅会社のビジネスモデルも変わってくるでしょう。

 

大量集客モデルは、おそらく通用しなくなりますし、

以前よりも気軽に来場される方が圧倒的に減少するでしょう。

 

基本的には、来場していただく前には、

さまざまな媒体における情報発信のクオリティを高めることと、

オンラインでの対応力を高めることが欠かせない時代となります。

 

来場してFACE TO FACEで商談するまでのハードルは、

以前とは比較にならないくらい、高くなるでしょう。

 

例えば、郊外の自然豊かな場所には、

多くの方が出かけることに不安を感じないでしょうし、

自分がよく知っている施設やお店にも、

足を運ばれる方は多くなるでしょう。

 

ところが、自分が行ったことがないお店や

始めていく施設には、かなり警戒心を持つ方が、

やはり増えると思います。

 

だから新規のお客様の来場は、

ありとあらゆる業種で難しくなっていく前提で、

自分たちのビジネスモデルをつくりなおす必要があるのです。

 

私自身、これだけ時間があるので、

そのあたりのことをじっくり、日々研究しております。

 

5月のコンサルティングから、コロナの出口戦略について、

具体的にご提案をさせていただきますね。

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【第3411回】 リモートワーク中心の働き方で見えてくるもの

2020年05月02日 | 住宅コンサルタントとして

リモートワークが推進されていくと、

どういうことが起こるのでしょう?

 

そもそも、これまでの一般的な日本の働き方とは、

ある一定以上の階層のメンバーが集まり、

合議制でいろんな議題に関して意見を出し合い、

決断を下していくことでした。

 

ところが、リモートワークが中心となってくると、

組織の中で中間管理職的な人の居場所が

かなり無くなっていくことでしょう。

 

「とにかく、全て俺を通せ!」

「直接、あの部署に言うのではなく、

俺を通せば、うまく進めるから・・・」

 

的な立場の人の居場所が急激に無くなっていくと思います。

 

実際に決断を下す人Tと、その決断に従って実務をこなす人とが

ダイレクトにやり取りをした方が、圧倒的にスピードは上がる訳で、

緩衝材的な役割を担う人は、不要になっていくと思います。

 

リモートワーク、オンラインの時代には、

正直、これまで以上に格差が出るということは、

アンテナの高い人であれば、気づいていると思います。

 

マネジメント層の方は、素早い決断をするために、

日頃から情報収集を行ったり、

いろんなことを想定しているかが重要となるでしょう。

 

そして実務部隊は、とにかく行動と報告連絡相談のスピードが

これまで以上に重要になってきます。

 

緩衝材的な方がオンラインのミーティングに参加していなくても、

実際、組織として仕事を推進していく上では何の問題もない、

ということに皆が気づくのも時間の問題です。

 

来るべき時代に備え、自身の能力を高めておきましょう。

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