鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3423回】 本当に自分がやりたいことを見つけるには?

2020年05月14日 | 住宅コンサルタントとして

多感な我が家の次男、

将来、自分がやりたいことが見えないそうです。

 

例えば私が大好きな武豊ジョッキーは、

幼い頃から騎手になりたくてジョッキーになられましたし、

イチロー選手も野球選手になると決めて、

あれだけのスターになられました。

 

次男はサッカーが大好きで、

サッカーのプロ選手になれるレベルであれば、

おそらくやりたいことが見えていたのでしょうが、

大半の子どもはスポーツでご飯が食べていけないことを悟り、

現実の社会でどう生きていくのかを

高校生~大学生の間に決めなくてはならないのです。

 

子どもの人生に口を出したくないので、

自分で決めればよいと思っておりますが、

私の経験をちょっとまとめますと、

まず1996年入社の時の就活は、バブル崩壊後で

いろんな企業が採用を絞っていたことと、

第二次ベビーブームで卒業する学生が大量にいたので、

もう就活は本当に厳しい年でした。

 

私、人の生活に直結する衣食住業界、

しかも営業や接客に絞って就活していました。

 

特にそこに意味はなく、

ただ住宅業界はお客様に深くかかわることができる、

という点が魅力でしたので、特に住中心に受けていました。

 

衣と食は、100社以上にエントリーシートを送りましたが、

早々に全滅してしまい、住しか残りませんでした。

 

そんな中で出来れば一部上場企業が良いなぁ、

という安易な考えで最初の会社に就職。

 

そこで自分のペースで働こうと思っていたら、

40代から50代で、会社に居場所が無くて

会社にしがみついている、やる気のないオジサンが多々いて、

 

「こんな40代、50代になりたくない!」

 

という危機感が芽生え、そうならないために勉強を開始。

必要とされる能力を身につけようと、本で学び、実践することを

日々繰り返す中で、お客様のお役に立つには、

自分の営業力を高めるだけではなく、

経営のことを勉強しなくてはならないと気づき、転職。

 

コンサル会社に転職して、猛烈に仕事をやっていく中で、

当初は仕事に没頭できていました。

 

ところが、社長交代後、

会社の方針と自分のやりたいこととのズレが大きくなり、

師匠の部下でなくなったこともあって独立。

 

そして今に至る感じです。

 

今、自分がやりたい仕事が100%、出来ています。

 

でも大学生の時、20代の頃に

本当に自分は何がやりたいか、なんで

正直、全く見えていませんでした。

 

自分に与えられた環境の中で、

精一杯目の前の仕事に全力で取り組む中で、

見えてくることっていうのは必ずあります。

 

これは、今成功している方の著書の中で

結構な割合でいろんな方が書かれてありますから、

おそらく間違いないのでしょう。

 

自分が本当にやりたいことは、

今を全力で生きる中で見つかるのです。

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