多感な我が家の次男、
将来、自分がやりたいことが見えないそうです。
例えば私が大好きな武豊ジョッキーは、
幼い頃から騎手になりたくてジョッキーになられましたし、
イチロー選手も野球選手になると決めて、
あれだけのスターになられました。
次男はサッカーが大好きで、
サッカーのプロ選手になれるレベルであれば、
おそらくやりたいことが見えていたのでしょうが、
大半の子どもはスポーツでご飯が食べていけないことを悟り、
現実の社会でどう生きていくのかを
高校生~大学生の間に決めなくてはならないのです。
子どもの人生に口を出したくないので、
自分で決めればよいと思っておりますが、
私の経験をちょっとまとめますと、
まず1996年入社の時の就活は、バブル崩壊後で
いろんな企業が採用を絞っていたことと、
第二次ベビーブームで卒業する学生が大量にいたので、
もう就活は本当に厳しい年でした。
私、人の生活に直結する衣食住業界、
しかも営業や接客に絞って就活していました。
特にそこに意味はなく、
ただ住宅業界はお客様に深くかかわることができる、
という点が魅力でしたので、特に住中心に受けていました。
衣と食は、100社以上にエントリーシートを送りましたが、
早々に全滅してしまい、住しか残りませんでした。
そんな中で出来れば一部上場企業が良いなぁ、
という安易な考えで最初の会社に就職。
そこで自分のペースで働こうと思っていたら、
40代から50代で、会社に居場所が無くて
会社にしがみついている、やる気のないオジサンが多々いて、
「こんな40代、50代になりたくない!」
という危機感が芽生え、そうならないために勉強を開始。
必要とされる能力を身につけようと、本で学び、実践することを
日々繰り返す中で、お客様のお役に立つには、
自分の営業力を高めるだけではなく、
経営のことを勉強しなくてはならないと気づき、転職。
コンサル会社に転職して、猛烈に仕事をやっていく中で、
当初は仕事に没頭できていました。
ところが、社長交代後、
会社の方針と自分のやりたいこととのズレが大きくなり、
師匠の部下でなくなったこともあって独立。
そして今に至る感じです。
今、自分がやりたい仕事が100%、出来ています。
でも大学生の時、20代の頃に
本当に自分は何がやりたいか、なんで
正直、全く見えていませんでした。
自分に与えられた環境の中で、
精一杯目の前の仕事に全力で取り組む中で、
見えてくることっていうのは必ずあります。
これは、今成功している方の著書の中で
結構な割合でいろんな方が書かれてありますから、
おそらく間違いないのでしょう。
自分が本当にやりたいことは、
今を全力で生きる中で見つかるのです。