鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3413回】 経営者の資質で今、何が必要か?

2020年05月04日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、経営者として欠かせないものは何か?

 

それは「5年後、10年後、自社をどのようにしたいのか?」

という意思を持つことだと思います。

 

5年、10年先、世の中はどうなっているのか、

誰しも予測しかできませんが、

間違っていても良いので予測をして、

その時自社をどういう状態にしておきたいのか、

ということを決めていない経営者は、

実は結構多いような気がするのです。

 

売上、棟数、人員構成、財務内容、出店エリア、事業領域など、

5年後、10年後、自社をどうしたいのかをまず決められることが、

中小企業の経営者としては欠かせません。

 

そして目指すべきところが決まれば、

トンネルを両側から掘っていくような感じで考えるのです。

 

大半の経営者は、「今何をすべきか?」ということに目が行きがち。

 

今であれば、オンライン相談を強化するとか、

動画でいろんな情報を発信するとか、

ちょっと考えれば、何をすべきかは分かりますよね?

 

ところが、5年先、10年先の

自社のあるべき姿をイメージできない経営者が、

実は結構多いのではないか、と思っています。

 

昨日、ネットで東京の小池都知事に対して、

 

「家にいろとしか言えないんだよね。この方は。

都民のモチベ上げる様な事を言ってくれ!」

「出口戦略が見えないと自粛はできません」

 

という声があがっているということが出ていました。

 

出口が見えないと、モチベーションは上がらないし、

社員さんも不安になってきます。

 

経営者にとって大切な資質は、

今と未来からの両方からトンネルを掘って、

中でつなげるような思考力と決断力、実行力である、

と個人的に思っています。

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