リモートワークが推進されていくと、
どういうことが起こるのでしょう?
そもそも、これまでの一般的な日本の働き方とは、
ある一定以上の階層のメンバーが集まり、
合議制でいろんな議題に関して意見を出し合い、
決断を下していくことでした。
ところが、リモートワークが中心となってくると、
組織の中で中間管理職的な人の居場所が
かなり無くなっていくことでしょう。
「とにかく、全て俺を通せ!」
「直接、あの部署に言うのではなく、
俺を通せば、うまく進めるから・・・」
的な立場の人の居場所が急激に無くなっていくと思います。
実際に決断を下す人Tと、その決断に従って実務をこなす人とが
ダイレクトにやり取りをした方が、圧倒的にスピードは上がる訳で、
緩衝材的な役割を担う人は、不要になっていくと思います。
リモートワーク、オンラインの時代には、
正直、これまで以上に格差が出るということは、
アンテナの高い人であれば、気づいていると思います。
マネジメント層の方は、素早い決断をするために、
日頃から情報収集を行ったり、
いろんなことを想定しているかが重要となるでしょう。
そして実務部隊は、とにかく行動と報告連絡相談のスピードが
これまで以上に重要になってきます。
緩衝材的な方がオンラインのミーティングに参加していなくても、
実際、組織として仕事を推進していく上では何の問題もない、
ということに皆が気づくのも時間の問題です。
来るべき時代に備え、自身の能力を高めておきましょう。