鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3411回】 リモートワーク中心の働き方で見えてくるもの

2020年05月02日 | 住宅コンサルタントとして

リモートワークが推進されていくと、

どういうことが起こるのでしょう?

 

そもそも、これまでの一般的な日本の働き方とは、

ある一定以上の階層のメンバーが集まり、

合議制でいろんな議題に関して意見を出し合い、

決断を下していくことでした。

 

ところが、リモートワークが中心となってくると、

組織の中で中間管理職的な人の居場所が

かなり無くなっていくことでしょう。

 

「とにかく、全て俺を通せ!」

「直接、あの部署に言うのではなく、

俺を通せば、うまく進めるから・・・」

 

的な立場の人の居場所が急激に無くなっていくと思います。

 

実際に決断を下す人Tと、その決断に従って実務をこなす人とが

ダイレクトにやり取りをした方が、圧倒的にスピードは上がる訳で、

緩衝材的な役割を担う人は、不要になっていくと思います。

 

リモートワーク、オンラインの時代には、

正直、これまで以上に格差が出るということは、

アンテナの高い人であれば、気づいていると思います。

 

マネジメント層の方は、素早い決断をするために、

日頃から情報収集を行ったり、

いろんなことを想定しているかが重要となるでしょう。

 

そして実務部隊は、とにかく行動と報告連絡相談のスピードが

これまで以上に重要になってきます。

 

緩衝材的な方がオンラインのミーティングに参加していなくても、

実際、組織として仕事を推進していく上では何の問題もない、

ということに皆が気づくのも時間の問題です。

 

来るべき時代に備え、自身の能力を高めておきましょう。

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