鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3429回】 環境に適応し、生き残る

2020年05月20日 | 住宅コンサルタントとして

コロナにより、これまで当たり前だったことが

大きく変わることは明白です。

 

三密の空間には、おそらく数年は

足が向かない方が増えるでしょうし、

バイキングという料理の提供の仕方は、

しばらく支持されないでしょう。

 

全員が集まっての会議をしなくても、

ZOOMを使えば、会議が成立することを痛感した経営者。

 

出社をしなくとも、ちゃんと業務が回っていくことが理解でき、

これまでの我が社は無駄なことやってたな、

と気づいた優秀なビジネスパーソン。

 

結構存在感があると思っていた上司が、

実はスピードを上げて仕事をしていく上では邪魔だと

メンバーが気づいてしまった組織もあるかもしれません。

 

海外の観光客の方が多数訪れる観光地にあった

ドラッグストアや土産物店は、閉店ラッシュです。

 

学校関係者や旅行代理店と密接に結びついていて、

修学旅行の学生さんの受け入れだけでご飯を食べていた、

京都の旅館は大打撃をくらっていますし、

同じく京都で外国人ウケを狙って展開していた飲食店も

ほぼ壊滅状態と言ってよいでしょう。

 

そんな中、大ヒットテイクアウト商品を生み出し、

自粛モード前よりも売り上げを大幅に伸ばしている飲食店も

実は存在したりしているのです。

 

「コロナのせいで・・・」

「自粛モードのせいで・・・」

と売上減、客数減を外部環境のせいにしても、

何も解決しませんし、そんなこと言うだけ時間の無駄です。

 

特定の客層に頼ったビジネスは危険ですし、

またいつ大災害や新型ウィルスが発生するかもしれない。

 

そういうさまざまなリスクに備えて、

会社を潰さず、社員さんの雇用を守れるように経営することこそ、

経営者の仕事だと個人的に思っています。

 

そしてこれは企業経営者だけでなく、

一家の大黒柱である人も考えておく必要があります。

 

いつ、今の会社からの収入が途絶えるかもしれない。

 

その時に、家族にどうご飯を食べさせていくか?

 

私、サラリーマン時代から、そういう事態をイメージし、

自分だったらこう稼ぐ、という方法をいくつも考えていました。

 

外部環境、国、勤めさせていただいている会社などが、

守ってくれるとは限りません。

 

あるのは、自分が養っていかなくてはならないという現実のみ。

 

どういう環境になっても、大切な家族を養っていけるよう、

個人としてもシュミレーションをしておきたいですよね。

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