鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2237回】 時間の作り方

2017年02月13日 | 住宅コンサルタントとして
自分自身、ずっとこういう生活をしているので自覚は無いのですが、
お知り合いになってまだ間もない方に、
自分の仕事のスケジュールや移動距離、移動時間のことをお話すると、
結構ビックリされます。

日々のコンサルティングの準備、毎日のブログ、それから業界や異業種の研究、
広告の製作、チェック、クライアント様のHPや雑誌掲載の文章の制作、
移動手段や宿泊施設の手配、請求書の発行などなど、
これらも大昔から全部、一人でやってきているので、自分にとっては普通のことなのですが、
空気を吸うのと同じような感覚で日々、やっています。

クライアント様の中にも猛烈に仕事ができる方が結構おられて、
例えば年間24棟を受注し、かつ部下の同席にも入り、
店長として店の運営、会社の幹部として会社の運営にも携わり、
更に研修やセミナーにも参加され、その上でプライベートを満喫している、
猛烈に仕事ができる方もおられますが、その方も日々、涼しい顔で仕事されています。

あるクライアント様の社長は、いろんな団体の会合で結構な時間を取られ、
会社のいろんな部署の会議、研修に参加されています。
それなのに、地鎮祭やお引渡しにもしっかりと参加され、
社員さんの全員の日報にも目を通され、
伊勢神宮などにも参拝され、釣りにも行き、話題の映画もしっかりと押さえておられます。
しかも突然の私の誘いにも時間を空けて参加して下さったりするのです。

外から見たら、猛烈な仕事量をこなしているはずなのに、
心に余裕があり、涼しげな顔で仕事している人。

時間的に余裕が無くとも、イライラしていません。

こういう人の特徴として、

・決断がとにかく早い
・決断が間違っていたとしても、失敗したとしても気にしない
。すぐに修正する、という決断をする
・仕事の段取りが良いので、報告の電話はかかってくるが、確認の電話は少ない

ということが挙げられるなぁ、と個人的に思います。

こういうポイントを押さえた人が、自分の時間をつくれる人なのです。

皆さんは仕事が忙しくとも、自分の時間をつくることができていますか?
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【2236回】 所作と器

2017年02月12日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとても充実した1日でした。

2つの業態を徹底的に調査をしていたのですが、
本当に札幌はクオリティーが高く、しかも価格は安い!

「これ、東京だと○○円、大阪や京都だと○○円くらいなのに・・・」

と驚くことが多々、ありました。

大体20~40%くらい、安いのです。
(具体的に書けなくてすみません・・・)

北海道に住んでいた頃、当たり前だと思っていましたが、
今、本州の物差しで札幌というか、北海道を測ってみると、本当にコスパが良いんです。

リタイア後、東南アジアに行く人、結構多いですが、
北海道もメッチャ良いと思います。

また、夜は札幌で人気店のとあるお鮨屋さんに・・・。

おまかせのみですので、大将が出して下さるお料理をいただいたのですが、
まず大将の所作が美しいんですね。

私、大将の手の動きにずっと釘づけでした。

ネタはどれも抜群の状態で出して下さって、
例えば中トロのヅケは、1週間熟成させた後、特製たれに6時間漬けていて、
口に入れたとたんに何ともいえない旨味が広がります。

しかも口に入れた瞬間にシャリとネタが一体となるように、
シャリを繊細に握っておられるのです。

お鮨をお皿に乗せた際、ネタの重みでふわっと沈んでいく様子は、
石川のすし処めくみさんと同じでした。

また、器も素敵だったのでどこの焼き物が質問すると、なんと唐津焼で、
しかも隆太窯さんの中里太亀さんのものが中心、とのこと。

「ウチの食器の大半は、その妹さんの中里花子さんの器なんです!」

なんて話でメッチャ盛り上がりました。

個人的に思うのですが、一流のお店には共通するポイントがあります。

所作が美しい。
器や緑、花にまでトコトンこだわっている。
そしてお店の休みを利用して、自分でいろんなところに足を運び、調査研究を欠かさない。

昨日、お伺いさせていただいた「すし 宮川」さんもそんなお店でした。
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【2235回】 札幌雪祭りにて感じたこと

2017年02月11日 | 住宅コンサルタントとして
昨日から札幌に来ています。

札幌にきた目的は、とある2つの調査なのですが、それは企業秘密(笑)。

もともとの予定よりも早く札幌に来ることが出来ましたので、
昨日は札幌雪祭り会場にも行ってきました。

北海道に9年、住んでましたが、
北海道時代、雪祭りに全く行きたいと思ったことは全くありませんでした。

今回、初めて伺ったのですが、
パリの凱旋門の氷像とか、本当に細かなところまでつくられていて、
凄い技術だなぁ、と感じましたし、数多くのお金と手間がかかっているんだろうと
祭りの裏側のことまで考えておりました。

当然、いろんな企業の協賛金のもとで成り立っているとは感じるのですが、
とても素敵な氷像の横に、協賛している企業名、
それからその氷像をつくった製作者のお名前が明記されたプレートが立っているのですが、
そのプレートのデザインが、メッチャダサいんです!

後、いろんな会場にはいろんなお店が出店されているんですが、
そのお店の看板とかもセンスが無いものが結構多いんですね・・・。

中にはとても素敵な看板やお店もあるし、
氷の像は芸術的にも素晴らしいのに、本当に残念・・・。

日本人、若い方でセンスの良い人は着実に増えてきていると感じますが、
40代(って私も40代ですが・・・)以上の人の感性は、まだまだダサいよなぁ・・・。
全体的に・・・。

イタリアやフランス、ニューヨークのこういったイベントを見たことがありますが、
会場内のお店のセンス、それから誰が制作したのかが分かるプレートに至るまで
本当に洗練されたデザインで、会場の中でうっとりしてましたが、
せっかくの素敵な札幌の街、氷の芸術作品をもっと活かせることってできるよなぁ、
と感じながら見ていました。

ミラノ万博の会場とか、ホンマ、カッコ良かったもんなぁ・・・。

住宅会社のマーケティングも同じで、建物以外にさまざまなディテールに至るまで
デザインを統一させ、お客様が違和感を感じないように発信していかないと、
と改めて感じました。

企業のブランディングやイベントの会場に関して、
海外から学ぶことは本当に多いです。

あっ、ちなみに告知しちゃいますが、2018年は海外視察、また企画しますよ♪
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【2234回】 感性が高い人

2017年02月10日 | 住宅コンサルタントとして
感性が高い人になるためには、相手の気持ちを考える癖付けをすることが重要です。

自分がどう思うか、ということももちろん重要なのですが、
それよりも相手が気持ちよく過ごせるのかということに
関心が行くように自分を変えていくことが大切なのです。

例えば研修を受ける時や講演を聴く時の態度。

感性が低い人ほど、自分がどう思うかということだけを考えて
話をしてくれている人がいるのにも関わらず、
平気で携帯をいじっていたり、隣の人と雑談していたりします。

話をしてくれている人、それから周囲で一所懸命聴こうとしている人のことなんてどうでも良く、
自分を何よりも優先してしまうのです。

で、「今回の研修、大したことないよね」とか、平気で言ったりするのですが、
自分が場の空気を壊していることすら気づいていないのですね。

このように、相手や周囲に気が利かず、自分優先で行動するのが感性が鈍い人です。

こういう人はこれからの時代、ビジネスで成功することは無いでしょう。


感性が高い人は、自分の感情はさておき、まずは場の空気を良くすることを最優先します。

研修や講演会では、話をしてくれている人が気持ちよく話せるよう、
しっかりと目を見て聴いていたりしますし、笑うべきところで笑い、うなずくべきところでうなずいたりします。

こうした人は、いつでも周囲の人に気を遣えるようになり、
結果、ドンドン感性が鋭くなっていくのです。

もちろん、いろんな方から愛され、認められ、応援されるようになっていきます。

感性を磨くために重要なのは、周囲の空気を読むことです。

それが感性を高めていくことにつながり、ビジネススキルに直結していきます。

いつまで経っても、基準が自分しか無い人が、
結局感性が無く、仕事が出来ない人になってしまうのです。
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【2233回】 人をおもてなす心、喜んでもらいたいという心

2017年02月09日 | 住宅コンサルタントとして
社員さんが気持ちよく働ける会社。
常に良い空気、良い波動が社員さんから出まくっている会社。
お客様がたくさん集まってくる会社。

こういう会社に共通するポイントを1つあげるとすれば、
それは企業トップ自身の、人をおもてなす心だと思います。

周囲の方に楽しんでもらいたい。
気持ちよく過ごしていただきたい。
喜んでもらいたい。

こういうことを常に心の底から思っている人っていうのは、
結局、体中から愛情が溢れ出ているのです。

こういう方がセッティングした、例えば宴会などの場におじゃますると、
とにかく圧倒的に心地良いんです。

お料理の質。
お店の雰囲気。
長時間、居ても疲れないような椅子かどうか?
そしてお客様の帰りのことまで考えて下さっていたりします。

社員さんや協力業者さん、職人さんに気持ち良く働いていただくために、
約束を守る、義理を果たす、細かな部分まで見て評価する。
そして段取りの良い仕事をし、スムーズに働ける環境をつくる。
更にはどこを目指しているのか、ビジョンも明確。

こういう会社にいろんな人が自然と集まってきます。
そして皆が気持ちよく、そして楽しく仕事ができるようになっていくのです。

実務をとっとと卒業し、
良い会社にしていくこと、みんなが気持ちよく働ける環境をつくることが
経営者の仕事なのです。
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【2232回】 古い経営者

2017年02月08日 | 住宅コンサルタントとして
今の時代、家づくりを検討しているお客様には、選択肢が豊富になります。
正直、自社でなくてもいろんな会社で家を建てることが可能ですし、
いろんな会社が分かりやすい情報を発信しているので
お客様はいろんなことを調べることが可能なのです。

ただ、選択肢が豊富なのは、お客様だけではありません。
自社で働いてくれている社員さんにも選択肢があるのです。

価値観や発想が古い経営者は、未だに社員さんのことを

「雇ってやっている」
「給料を払ってやっている」

と上から目線であり、社員さんを支配している感覚だったりするのですが、
そういう経営者に今の時代、誰がついていきたいと思うでしょう?

社員さんにもお客様にも豊富に選択肢があるのです。

また、感覚が終わっている経営者ほど、
お給料を高くすれば社員さんが来てくれると思っていたりするのですが、
今の若い世代の方は、お金だけで人の心は動きません。

食べるのに困って、お金のありがたみを痛いほどわかっている、という世代の方は、
稼ぐためにどんな困難にも耐えられるかもしれませんが、
時代は完全に変わっているのです。

働いてくれる社員さんの気持ちが分からない経営者の元には、
人が次第に集まってこなくなるのです。


今の時代、業績を高めることよりも、
社員さんが働き続けてくれる会社にすることの方が、
はるかに難しい時代になりました。

住宅業界でも、一時的に業績は良いのですが、
いつの間にか、組織が崩壊している住宅会社も結構、あるのです。

社員さんが気持ちよく働き続けてくれる会社にするために、
何が必要だと思いますか?
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【2231回】 伸びしろ

2017年02月07日 | 住宅コンサルタントとして
経営力が無い経営者ほど、
同業他社がどういうことに取り組んでいるのか、ということに興味を持っていません。

もちろん、お客様がどういうことを求めているのか?
お客様を取り巻く環境がどう変わっていくのか?
こうしたことにも関心がありません。

異業種の新しい取組みや過去から続いている良き伝統などにも関心が無い。

結果、受注を上げることしか頭になく、広い視点で市場を俯瞰して見ることができないのです。

更に変なプライドもあって、素直に「教えて欲しい」と人に頭を下げることが出来ないのですね。

他社を視察させていただいた時なども、自社が勝っている部分だけをフォーカスし、

「ウチの方がこの部分では勝っているな!
ということはウチはもっと受注をアップできるはずだ!」

と見るポイントがずれていて、結果、他社さんを視察させていただいたことを活かせなかったりします。

だから発想も考え方もドンドン古くなる。
時代の変化に適応できていかなくなるのです。

伸びる住宅会社の経営者は、とにかく「教えて下さい」と人にお願いできます。
そして視察をさせていただいた会社の良い部分、優れたところをしっかりと見て学び、
謙虚に自社に取り入れようとされるのです。

他社さんの優れた事例をお伝えした際、

「それは素晴らしいですね!
ウチも是非取り入れさせていただきたいです!」

と考えるのか、それとも

「ウチもそれくらい、出来ていますよ!」
「ウチ、もっと徹底してそういうこと、やっていますよ!」

という反応をされるのか?

これで企業として成長するかどうか、結果は決まってきます。

トップに謙虚さがあるかどうか?
これがその会社の伸びしろを決めるのです。
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【2230回】 成功する人の目の付け所

2017年02月06日 | 住宅コンサルタントとして
ジャパネットたかたの創業者である高田明氏といえば、日本の通販業界の革命児。
知らない方はほぼ、いないのではないか、と思います。

その高田明氏のこれまでのあゆみが日経MJに連載されています。

高田氏の実家は、もともと商売をされていましたが、
高田社長が1979年に佐世保に支店を出されました。

「カメラのたかた 佐世保営業所 所長」の肩書を持って、
最初はホテルの宴会場で観光客を撮影していたそうです。

ただ、それだけでは食べていけない。
カメラ店はフィルムの現像依頼をどれだけ獲得するかが勝負なのです。
(今のデジカメしか知らない若い方には分からないかもしれませんが・・・)

そこで高田社長は公共工事をしている建設会社に営業に行くことに決めました。

というのは、公共工事ですから、書類と写真を役場に提出し、初めて予算が役所から下りるのです。

とにかく建設業の現場を徹底的に回ってフィルムの依頼をたくさん獲得し、
その次にタバコ屋さん、お米屋さん、化粧品屋さんなどに、
フィルムの現像の取り次ぎをお願いして回ったそうです。

いろんなカメラ屋さんが同じことをやていたそうですが、ちょっとやるか、徹底的にやるかの違いで、
高田社長のお店は1日500本を超えるまでに成長し、地域一番店になったそうです。

現像・プリント事業が軌道に乗ったこところで、品ぞろえを広げました。
まずはソニーの支社に働きかけビデオカメラを扱わせてもらい、
パイオニアの支社に行ってカラオケも扱わせてもらえるようにしたそうです。

そしてフィルムをお店に出しに来たお客様と仲良くなって、
「家まで行っていい?」とお願いし、家に上がりこんでビデオカメラで子どもさんを撮影し、
それをテレビにつないで映したそうです。

その瞬間、子どもさんはテレビのスターとなり、喜んだ親やおじいちゃん、おばあちゃんが買うのです。

こうしたことをコツコツやっていった結果、わずか2か月で九州で1位か2位になったそうです。
ソニーからもも「何で佐世保でそんなに売れるんだ?」と驚かれたとか・・・。

訪問販売で1日に売ったのは100万円。

同じ時期に同じ商売をしていた人は多々、居たと思うのですが、
やっぱり成功する人って、目の付け所と行動力が全く異なるのですね。

常に商売のことを考え、いろんな仮説を立て、実行し、検証する。
いろんなものに興味を持ち、そこからドンドン考えを発展させていく。

同じものを見たとしてもそこから広がる発想の次元が異なるのです。


高田社長の記事、本当に商売の勉強になります。
オススメですよ!
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【2229回】 自分への投資

2017年02月05日 | 住宅コンサルタントとして
若い女性で貯蓄に励む方が結構おられるようで、
そういう女性を冨女子(ふじょし)と呼ぶそうです。

昨年の12月21日に発刊された日経MJに掲載されていました。
(出張時に読めなかった日経MJが莫大に溜まっていて、
それを一気に読んでおります)

5年で1000万円貯めることを目標に掲げる女性もいれば、
不動産投資にチャレンジする方もおられるそうです。

「いつまでも今と同じように働き続けられるか分からない」
「結婚しても幸せになれるかどうかも分からない」
「結婚しても、旦那とずっと一緒にいれるかわからない」

と考える方も結構おられるそうですね。

個人的に感じたのは、
幸せは誰かがもたらしてくれるものではなく、自分で掴むものじゃないの?
後、自分の旦那さんを信じられないの?
ということです。

後、お金を貯めることよりも、お金の稼ぎ方を知る方が本質じゃないの、とも感じました。

若いうちからいろんなことを経験し、勉強したことが
30代、40代になって生きてきます。

若いうちに自分に投資しないでどうすんの?
メッチャ、小物になるやん!

というのが個人的な感想です。
(←あくまでも、私の超個人的な考えですが・・・)

若い頃、というかいくつになっても重要なのは、自分に投資することだと思うのです。
そしてお金を貯めることよりも、お金の稼ぎ方をマスターすることの方が重要。

若い頃から自分の器や発想が小さくならないようにしたいですね。
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【2228回】 正論で相手を追い詰めない

2017年02月04日 | 住宅コンサルタントとして
人間、完璧な人などいません。

どんな時もモチベーションが高く、仕事のクオリティーも一定。
ミスも無く、報連相も欠かさない。
お客様や協力業者さんに対しての考えも常に一定。
どんな日も仕事を休まず、誰に対しても完璧。

そんな人、存在しないのです。

気分が乗らないこともあれば、ミスが続出する時もある。
いつもは普通にできる報連相もできない。
お客様や協力業者さんへの言葉の配慮が欠けてしまった。
プライベートな用事が仕事に重なってしまい、休んでしまった。

仕事に対して真面目に取り組んでいる人でも、こういう日もあると思うのです。

それを発見した瞬間、正論で相手を追い詰めていったら、
最終的にその人は辞めるしかなくなります。

成長する組織は寛容な空気があります。
人はそもそも、完璧では無い、という大前提でみんな、仕事しています。

もちろん、厳しく指導したり、指摘することはありますが、
正論で逃げ道なく、相手を追い詰めていくのではなく、
相手に考えさせるような言い方だったり、逃げ道をつくってあげていたり・・・。

少し余裕、少しあそびがある組織の方が、人が定着し、成長していけるのです。

正しいことを自分がしているからといって、
成果が出ていない仲間を正論で追い詰めていませんか?
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【2227回】 モチベーションの源

2017年02月03日 | 住宅コンサルタントとして
このお仕事をさせていただいて最も喜びを感じるのが、
クライアント様の業績が向上し、その結果社内の雰囲気が良くなって
スタッフさんが楽しそうにお仕事されているのを拝見することです。

ご縁を頂戴しているクライアント様のスタッフさんが幸せそうにされているのを拝見できる。
これが最もうれしいのです。

ではどうすれば皆が幸せそうな表情をされるのか?

もっとも大きな要因は、エンドユーザー様から選ばれること。
エンドユーザー様に感謝されることだと思うのです。

スタッフさんのモチベーションは、職場環境や待遇にも左右されるかもしれませんが、
もっとも大きいのは、自分のお客様に選んでいただけるかどうかです。

仕事上の問題は、多くは結果を出すこと(=お客様から選ばれること)で解決されていくものです。

だから私自身、クライアント様に研修をさせていただく際は、
単なる知識やテクニック、ノウハウだけをお伝えするのではなく、
長期にわたって多くのお客様から応援していただけるようになるための
基本的な考え方や姿勢までを含めてお伝えさせていただいているつもりです。
(まだまだ未熟なので、うまく伝わっているか、不安ですが・・・)

仕事で長きにわたって成功するためには、
お客様をはじめ、多くの方々に応援される人間にならなくてはなりません。

そこが本当に伝わり、全スタッフさんが
お客様から応援していただけるようなビジネスパーソンになれば、いいなぁと思っています。


そんな私も、お客様(=クライアント様)からの一言で、本当にやる気が出ます。

昨日もコンサルティングが終了し、帰る間際に
クライアント様の若手スタッフさんがわざわざ追いかけてきて下さって、
お礼を言って下さったのです。

資金的に不安をお持ちのお客様を担当されていたそうで、
たまたま前月、私が遺族年金のことをお伝えしたのですが、
そのことを思い出し、徹底的にご自身でお調べし、お客様にお伝えしたところ、
商談が前に進んだ、ということだったそうです。

大したことをお伝えしたわけでもないのに、そのことに感謝の気持ちを持っていて下さる。
そのお気持ちに、本当に胸が熱くなりました。

こうしたことで、またやる気が湧いてくるのです。

今年は例年以上に、本当にいろんな方々のおかげでモチベーションを高く維持できています。

この環境に感謝し、そしてお役に立てるよう、自分自身、ひたすら調査・研究をつづけ、
更には研鑽も怠らず、今に感謝したいです。
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【2226回】 人間力を高めなければ、必要とされなくなる

2017年02月02日 | 住宅コンサルタントとして
仕事上、数字を出し続けているけれども、
自己主張が強く、周囲の人とうまくやっていけない人。
仕事上、それほど成果を出せてはいないが、みんなのことを常に考え、
周囲の人と協調してやっていける人。

経営者がどちらかの社員さんを選ばなくてはならなくなった時、
当然ながら後者が選ばれます。

特に会社がある一定の組織となっているのならば、なおさらです。

仕事は一人ではやっていくことができません。
いろんな人と連携をしながら、やっていかざるを得ないのです。

特に接客業においては、チームの雰囲気が非常に重要になってきますから、
自分の感情を出しまくる人や自分を優先する人がいると、場の雰囲気が悪くなってしまうのです。

結果、お客様に評価していただけなくなってしまう・・・。

自分のことよりも周囲のことを優先でき、場の空気が読める。
困っている人がいたら、自然と助けてあげる。
いつもニコニコしていて、場の空気を柔らかくする。
率先垂範して動ける。

こういう人が重宝されるのです。

そしてこれは全てのビジネスパーソンが知っておかなくてはなりませんが、
年齢を重ねたオッサンでこういうことが分かっていない人が、
組織の中で浮いていき、居場所がなくなるのです。

オッサンになればなるほど、周囲に気を遣えたり、
尊敬される人間性を身に着けておかなくては、不要となります。

そうならないために、若いうちから人間力を高めておきたいですね。
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【2225回】 6日ぶりの帰宅で感じること

2017年02月01日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は6日ぶりに自宅に帰ることができました。

出張はできれば、3泊以内と決めているのですが、
移動距離が長い日が続く場合、どうしても長期出張となってしまいます。

長期出張の際のホテルの選び方も完璧なので、
自分にあったベッドと枕のホテルしか手配しないため、
そんなに体に疲労はたまらないのですが、
子どもとワンコに会えないことが、やっぱりちょっと寂しいんですよね・・・。
(ちなみに子どもは高2と高1の、私より背が大きい男子ですが、何か?笑)

昨日は最寄りの駅まで家内に迎えに来てもらい、
その車の中にはうちの娘(ワンコ)が乗っていて、
もう全身で喜びを表現してくれるんです。

つくってはいない、その本能のままに喜んでくれている姿に本当に癒されます。

ちなみに家内も子どもも、いつも本当にそっけなく「お帰り」という言葉を
ボソッと言ってくれるだけですが、何か?笑

家に帰って、すぐにジムに行って筋トレと有酸素運動をおこない、
帰宅後、家内がつくってくれた野菜中心の食事をいただく。

家族みんなが健康で、充実した日々を過ごしてくれている。
そして居心地が抜群の自宅で何気ない会話をする。

自宅に久しぶりに帰ってくると、こうした何気ないことに幸せを感じます。

やっぱり、自宅ってとても重要なんですよね?

どんな家に住むかで、家族の暮らしも時間の流れ方も絶対に変わると思います。

そんなことを感じるからこそ、本当に良い家が日本に1棟でも多く建っていくようにしたい。
素晴らしい住宅会社に1社でも多くなっていただきたい。

そこを目指して、仕事に向き合っていきたいと思います。
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