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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2231回】 伸びしろ

2017年02月07日 | 住宅コンサルタントとして
経営力が無い経営者ほど、
同業他社がどういうことに取り組んでいるのか、ということに興味を持っていません。

もちろん、お客様がどういうことを求めているのか?
お客様を取り巻く環境がどう変わっていくのか?
こうしたことにも関心がありません。

異業種の新しい取組みや過去から続いている良き伝統などにも関心が無い。

結果、受注を上げることしか頭になく、広い視点で市場を俯瞰して見ることができないのです。

更に変なプライドもあって、素直に「教えて欲しい」と人に頭を下げることが出来ないのですね。

他社を視察させていただいた時なども、自社が勝っている部分だけをフォーカスし、

「ウチの方がこの部分では勝っているな!
ということはウチはもっと受注をアップできるはずだ!」

と見るポイントがずれていて、結果、他社さんを視察させていただいたことを活かせなかったりします。

だから発想も考え方もドンドン古くなる。
時代の変化に適応できていかなくなるのです。

伸びる住宅会社の経営者は、とにかく「教えて下さい」と人にお願いできます。
そして視察をさせていただいた会社の良い部分、優れたところをしっかりと見て学び、
謙虚に自社に取り入れようとされるのです。

他社さんの優れた事例をお伝えした際、

「それは素晴らしいですね!
ウチも是非取り入れさせていただきたいです!」

と考えるのか、それとも

「ウチもそれくらい、出来ていますよ!」
「ウチ、もっと徹底してそういうこと、やっていますよ!」

という反応をされるのか?

これで企業として成長するかどうか、結果は決まってきます。

トップに謙虚さがあるかどうか?
これがその会社の伸びしろを決めるのです。
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