鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3191回】 知らないことを学び、実践することで成長する

2019年09月25日 | 住宅コンサルタントとして

学生時代に仕事や世の中をナメていた私は、

社会に出て実際に営業マンとなって、

口がうまいだけではお客様に買っていただけない、

という現実を突き付けられ、変わらざるを得なくなりました。

 

そこでとにかく営業本を読み漁り、

本で学んだことをお客様を訪問した際に実行する、

ということを試しては改善する日々が続きました。

 

でも、どれだけトークテクニックを磨いても、

それを使うシーンをつくれる訳でもありませんし、

営業本に書いてあるようなトークの流れになる訳もなく、

営業本をどれだけ読んでも成果につながりませんでした。

 

そこで営業本をあきらめ、別の本を探していたところ、

中谷彰宏さんの本を偶然発見することができたのです。

 

中谷さんの本の中には、テクニック的なことは書かれてなく、

ただただお客様に喜んでいただけることをする、ということや

コピー一つ取ることからでも学ぶことはある、という、

本当に基本的なことでした。

 

そこから自分自身、変わっていったと思います。

 

クレーム対応でお客様のところに行く際も、

以前なら「面倒だ」とか、

「クレームの原因をつくった工場の人が行って欲しい」

と思っていたのですが、

「クレームの対応をやることでまた良い経験ができる」

というように前向きにとらえられるようになったのです。

 

全ての業務が自分が成長する上で良い経験となる、

とプラスに捉えられるようになり、結果、どのお客様のところに行くときも

楽しんでニコニコして訪問できるようになっていきました。

 

そんな中、お客様はさまざまな問題を

抱えていることに気づくようになりました。

 

見込み客不足。

後継者問題。

工事でのミスが多く、利益垂れ流しの状態が続いている。

紹介がほぼ発生しない、などなど。

 

こうしたお客様から相談をいただく中で、

それに応えたいと思うようになり、

少しずつ経営の勉強をするようになっていきました。

 

住宅業界はもちろん、いろんな業界のいろんな事例を収集するため、

プレジデントやダイヤモンド、東洋経済などのビジネス誌や

日経新聞を読むようになり、とにかく情報収集を積極的に行いました。

 

更には稲盛和夫さんや斎藤一人さんの本も読むようになって、

もっと経営のことを勉強したいと思うようになりました。

 

営業マンとして成果が出ていたのですが、

30歳が近づくにつれ、自分の人生を考えるようになっていきました。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

いろんなことに興味を持ち、いろんなところから学び、

学んだことを実践していくことで、人は成長すると思います。

 

関心が無くなる。

勉強しなくなる。

行動が変わらなくなる。

 

これが退化のはじまりです。

 

そうならないよう、いろんな刺激を受けまくり、

自分の未熟さを日々、感じることが重要だと思っています。

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