高校、大学と全く勉強せずに社会に出た私。
でも社会に出れば、自分はそれなりに仕事ができるようになるだろう、
と根拠のない自信に満ち溢れておりました。
私が大学卒業後、入社させていただいたのは、
一部上場かつ業界最大手の建築資材メーカー。
担当させていただいているのは、
地元の年商数億円、もしくは数千万円の地元企業の方々。
営業マンとして配属された私は、商売を完全にナメていて、
商品なんて簡単に売れるだろう、と勘違いしていたのです。
社会のことを理解していなかったので、売上の大きい会社が偉く、
売上が小さな会社は、売上の大きな会社の言うことを聞いてくれる、
というような、大いなる勘違いをしていたような気がします。
(←まあ、ホンマに頭の悪い学生だったのです)
でも、全くお客様は買って下さいませんでした。
それどころか、こちらの話すら、聞いて下さいませんでした。
ここで私、頭を思いっきり殴られたような感覚になり、
学生時代に自分が思っていた社会と実際の社会はまるで違う、
ということに気づくようになりました。
トップ営業マンになるつもり満々だったのに、
何一つ売れない日々が続き、焦りが出てきました。
そんな中、先輩は簡単に毎日、お客様から注文をいただいてきて、
更にかなり年上のお客様からも頼りにされています。
その姿を見て、自分を変えなくてはならない、ということに気づき、
自分を変えるために本屋さんに毎日通って、
いろんな本を買いあさるようになりました。
社会に出て、すぐにたくさんの注文をお客様からいただいていたら、
私のことですから、完全に勘違いして、図に乗りまくっていたでしょう。
そして勘違い甚だしい奴に成り下がって、
パッとしないビジネスパーソンになっていたような気がします。
最初に順調でないことは、実は大きなチャンスなのです。
足を止めて、現実を受け止め、自分の勘違いに気づくことができますから・・・。
今、順調でないことは、変わるチャンス。
チャンスを逃さないようにしたいものですね。