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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2134回】 強い組織をつくるために・・・

2016年11月02日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社が堅調に成長していくためには、2つの要素が必要だと思っています。

1つは、お客様との出会い→受注→仕様打合せ→着工→お引渡しという実務を
ミス少なく、かつ効率よく回していくしくみをつくること。

このしくみが確立できていなければ、当然ながら受注は安定せず、経営は不安定になります。

逆にこの部分がしっかりとできていれば、目先の仕事は回っていきます。

しかしながら、この業務を回しているだけでは、会社は成長していかないのです。

この業務を効率よく回せるようになると、スタッフ全員が相当忙しくなり、
日々の仕事をこなすことで手一杯となり、
場合によっては経営者も実務にどっぷりつかってしまうことになります。

住宅業界で長きにわたり、安定成長していくためには、
やはり素晴らしいチームをつくり、チーム全体の成長が欠かせません。

営業、設計、コーディネーター、監督、事務スタッフさん、協力業者さんや職人さん。

素晴らしい人たちに集まっていただき、共に学び、成長していかなければ
会社も順調に推移していかないのです。

ですからもう1つのポイントとは、チームをつくり、成長していくしくみをつくることです。

そのためには、経営者は実務に溺れることなく、しっかりと経営しなくてはなりません。

自分は猛烈に働き、バリバリ仕事を受注している。
その自分と比較すると、他のスタッフの仕事のクオリティーやスピード、
更には仕事に対するスタンスがどうも物足りない。

経営者自身がこういう部分を気にしていては、チームは成長していかないのです。

スタッフの成長がチームの成長につながりますから、
トップは自社のスタッフが成長できるような環境をつくったり、
時にはトップ自らが教育者となり、スタッフにいろんなことを伝えていかなくてはなりません。

スタッフが成長できる環境をつくっていくことが、住宅会社の成長に欠かせないのです。

そしてスタッフの成長に真剣に向き合うことで、経営者はあることに気づくのです。
それは、同じ環境でも、成長する人としない人に分かれるということ。

成長しないスタッフは、変わることを嫌い、学ぶことに嫌悪感を感じ、
すなおではない、頑固な性質を持っています。
こういうスタッフが組織内にいると、変わることに抵抗するので
組織の成長の足を引っ張ることになるのです。

そして採用の重要性に気づき、そこに投資をするようになるのです。

会社を成長させるためには、最終的に誰をバスに乗せるのかが重要になるのです。


皆さんの会社は、実務が順調に推移しているからといって、満足していませんか?

チーム全体が成長できていますか?
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