鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第62回】 品のある会社になる

2011年03月03日 | 住宅コンサルタントとして
スタッフの採用に関して、重要なことは何か?

住宅会社にしても、建築資材販売会社にしても、組織の一体化を図らなければならないため、
基本的に素直な人、前向きな人を採用していかなくてはなりません。

近年、クレーマー体質で、権利ばかり主張し、義務を果たさない、どうしようもない輩もいますので、
こういうスタッフは決して採用してはいけません。
(採用する前に見分けられればいいのですが・・・)

また、何でも否定から入る人、後ろ向きな人も採用すると、組織のパワーが落ちます。

では、どういう人を採用すればいいのか?

これはやはり品のある人、所作の美しい人、
言葉遣いが美しい人を採用した方がいいと個人的に思います。

品のある言葉遣い、食事の仕方、歩き方や座っている時の姿勢が美しい人は、
ちゃんとした躾を小さい頃から受けているということです。

三つ子の魂百まで、ではありませんが、小さい頃からちゃんと躾けられている人は、
やはり組織の中でも分をわきまえていたりしているような気がします。

さらに、両親が商売人のお子様であれば、
猛烈に仕事をすることが当たり前の環境で育っていますので、
仕事に対するスタンスが素晴らしい人が多い気がします。

先日、とあるクライアントの来年四月の入社予定の方を拝見したのですが、
前向きで目が澄んでいて、猛烈に仕事をするのを楽しみにしている感がありました。

「今どきの若い人は・・・」なんていう声をよく耳にしますが、
ちゃんと出来る人は存在するのです。

まあ、その比率は下がっているかもしれませんが・・・。

逆に、ちゃんと躾をされていない人、
親が定時に帰ってくるのが当たり前の仕事という家庭で育った人は、
業界的にちょっと向いていないと思います。

さらに、会社として一流を目指すのなら、
会社全体として品のある立ち振る舞いが出来るようにならなければいけません。

お客様が帰るときに、外までお見送りし、
さらにお客様が見えなくなるまでちゃんとお見送り出来ているか?

来社予定のお客様の情報が共有されているか?

飲み物は1時間に1回は取り換えにお伺いしているか?

お客様が座る机、椅子、使用されるかもしれないトイレ、洗面所、
さらには玄関はキレイになっているか?

こうした品のある会社に進化しなければ、質の高いお客様はついてきてくれません。

品のある会社になるには、品のあるスタッフを採用することと、
トップ自ら品のある行動をおこなうことが大切です。
そしてスタッフ一人一人に、その立ち振る舞いを体で覚えるよう、
徹底して指導していく必要があるのです。

皆さんの会社は、品のある会社でしょうか?
皆さん個人は、品のあるビジネスマンですか?
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