鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第61回】 驕るか謙虚な姿勢を貫けるか

2011年03月02日 | 住宅コンサルタントとして
結果を出そうと、自分なりに一所懸命頑張っていると、
その努力が実になり、結果が出ることがあります。

それまで年間4勝しかしていなかったプロ野球のピッチャーが14勝したり、
それまで年間4棟しか売っていなかった営業マンが14棟受注出来たり・・・。

単年度で結果を出すことは、もちろん素晴らしいことなのですが、
その1年をきっかけに大きく飛躍する人と、フロックで終わる人には
典型的な違いがあります。

それは、謙虚さです。

それまで大した結果が出ていなかった人が、たまたま1年を通していい結果が出た・・・。

そこで自分自身、どう考えるのかが分かれ目なのです。

「今まで全然会社に貢献できず、自分自身の給料すら稼げていなかった・・・。
だから、少しはお返しできたかな?
でも、まだまだ貢献が足りないから、来年も今年以上の結果を出すぞ!」

と思えたり、

「今年はたまたま運がよかっただけだ・・・。
もっと精進しなければ、来年はまた元の結果になってしまう・・・。
今年以上に精進するぞ!」

と思える人は、長期に渡って結果を出せる人です。

一方で、たかだか1年しか結果を出していないのに、
まるで天下を取ったような言動、立ち振る舞いをする方が稀にいます。

こういう人は、残念ながら継続してトップを取ることが出来ない人です。

そもそも、結果にだけ目が行ってしまって、その途中のプロセスや
基本的に継続して結果を出す人の思想になれていないのです。

仕事をする上でまず大切なのは、正しい思想です。
やり方、テクニック、ノウハウではありません。

正しいモノの考え方の上に、ビジネスモデルややり方、ノウハウが成り立っていなければ、
それは砂上の楼閣と同じなのです。

思想の部分で間違っている人は、決して長続きしないのです。

そろそろ年度末を迎える会社が多いと思います。

皆さんはタイプ的にどちらのタイプですか?
コメント
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