カミキリムシ科のヒメスギカミキリCallidiellum rufipenne (Motschulsky,1860)
原色日本甲虫図鑑Ⅳなどによると,
日本各地に分布するほか,朝鮮半島,樺太(からふと)(サハリン),琉球(りゅうきゅう)諸島,台湾にも産するスギやヒノキの害虫.
体長6~13ミリ.体はやや長く,平たくて黒色でかすかに藍(あい)色を帯びるが,変化があり,大部分が赤褐色のものもあり,上ばねの大部分あるいは肩部だけ赤いものもある.腹部は赤褐色.成虫は3,4月ごろから現れ,7月まで温帯樹林帯のスギの伐採木に集まる.成虫で越冬するが,北方では幼虫で冬を越す.
♂は青みを帯びた黒色に前翅の両端が赤く染まる.赤い部分の大きさは個体差がある.
♀は全身赤褐色,腹板は黄赤褐色.
2012.5.3 亀山森林公園
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