スズメガ科のクロメンガタスズメ幼虫 Acherontia lachesis (Fabricius, 1798)
庭に植えたトマトに大きな幼虫を見つけた.これまで見たことのない幼虫であったが,どうやらクロメンガタスズメの幼虫のようである.尾角が強く湾曲しているので,近似のメンガタスズメの幼虫ではなさそうだ.
幼虫の食餌植物は,ゴマ科のゴマ、ナス科のナス、ジャガイモ、チョウセンアサガオ、タバコ、クコ、ゴマノハグサ科のキリ、ノウゼンカズラ科のキササゲ、マメ科のフジマメなど.
終齢幼虫の体長は80~90mmとのことなので,私が見つけた幼虫は終齢幼虫だと思われる.
クロメンガタスズメは南方系の種で,その分布は本州,九州,屋久島,沖縄諸島沖縄本島;台湾,中国,マレー,インド.
近年は関東の方でも見つかっているようだ.
鈴鹿山脈のあちこちで灯火採集をすると,時々成虫の姿を見かけることがあって,山地性のものかと思っていたが,まさか海岸近くでお目にかかるとは.
2013.9.3
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