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モノサシトンボ科のグンバイトンボ Platycnemis foliacea sasakii
2013.5.20 三重県大台町の宮川河川敷にて,グンバイトンボを見つけた.
グンバイトンボ♂は,中・後肢の脛節が真っ白い軍配状を呈する.三重県レッドデータブック2005で絶滅危惧ⅠB類に選定されている種である.
八木孝彦氏の三重県のトンボ記録(3)によると,県内においても中央構造線南側に沿う帯状のエリアのみに限定され,産地も多くない.成虫は6~7月に多い.宮川の記録もあるが,「全くの本流岸辺草地にいたもので,どこから来たものか分からない」という.私が見つけたのも同じ環境のところであった.
本種の三重県最早記録はこれまで5月22日であったが,私が見つけたのは5月20日なので私が発表すれば5月20日が三重県最早記録となる.
かつて本種が群棲状態で見られた南伊勢町の押淵湿地は,もはや湿地ではなくなったと聞いている.あの湿地が貴重な湿地であるということは十分に知られていたはずなのに.
櫛田川水系での記録は少なく,雲出川水系では見つかっていないようだ.
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