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トンボ科のヒメアカネ Sympetrum parvulum
津市河芸町の里山。明るい林縁。
林縁の生き物を探していて,マイコアカネとは少し色合いが違うかなと思いながら撮影した。
このトンボはどうやらヒメアカネの若い♂であろう。
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,ヒメアカネは「小型種で,腹長21~22㎜,後翅24~27㎜。♂腹節には下方部に黒紋がある。日本では北海道・本州・四国・九州に局地的に産する。7月下旬から10月上旬に出現する。」
成熟した雄は腹部が赤くなるものの,マイコアカネ♂のようには額が青くならない。
トンボ屋のT氏なら,トンボでの誤同定は無い。T氏が誤同定しようものなら,それは信用に関わる。私はトンボ屋ではないから,トンボでの誤同定はありうる。誤同定しても,自分ではなかなか気付かないから,誰かに教えてもらって初めて分る。生物の同定は本当に難しい。いろんな分野で,二種であったものが一種になったり,一種が二種に分かれたりしている。昔,ある昆虫学者がいっぱい新種を見つけたとして発表したが,そのほとんどは別の人がすでに見つけていたものであることが後日明らかとなった。学者でもいっぱい間違えるのだから,素人が間違えたって,大した事じゃない。注意はしているが,あまり気にしても仕方ない。
成熟したヒメアカネの雄に会いに出かけよう。
2010.8.1
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