オニヤンマ科のオニヤンマ Anotogaster sieboldii (Selys)
答志島。休耕田があって,細い用水路には水が流れており,ちょっとした湿地帯となっている。そんなところで,ミゾソバの葉上に約5㎝ほどのオニヤンマの羽化殻を見つけた。オニヤンマは日本で一番大きなトンボだから,羽化殻もさすがに大きい。
羽化殻の大きさに感心して眺めていたら,すぐ近くに大きなトンボ成虫の死骸があることに気が付いた。すごい数の小さなアリがトンボに集まっていた。オニヤンマの成虫である。
羽化殻には原産卵弁という雌の器官があり,この死骸も長い生殖弁があるので雌。
羽化して直ぐにアリの襲撃を受けて死んでしまったのだろうか。
2011.7.12
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