観易い時間帯のある公開初週の3月2日に行ってきました。
海沿いの街にある映画館を舞台にした、とある男女の出会いと別れのストーリー。主人公が精神疾患を抱える中年女性という設定がまず目を引きました。彼女、ヒラリーの感情の起伏を主演女優の方が本当に丁寧に演じており、石のような無表情時と嵐のように荒れ狂う感情爆発時、穏やかに日々を過ごす時など日々の変化に自然と感情移入してしまいます(自分も少々服薬中なので)。
クライマックスの、ヒラリーが映画館で映画を初めて観るシーンには思わず目がうるっとしてしまいました。
80年代の映画館、特に映写技師はデジタル化された昨今のシネコンとは違う温かみが。小説「キネマトグラフィカ」を読んでいたこともあり、35ミリフィルムの大きさ重さ、巻の数の多さを実際に目にするとその大変さが伝わってきます(つなぎ目の合図の印があるとは)。
そして、全編にわたって映像が素晴らしく、特に序盤の新年を祝う花火のシーンの優しい光は幻想的で温かくてそれだけで観に来て良かったと思える画でした。
映画館通いは最近の自分内ブームだから偉そうなことは言えないけれど(通常の映画料金は高いし)、これから映画館にもっと人が集まるといいな…と強く思いました。
海沿いの街にある映画館を舞台にした、とある男女の出会いと別れのストーリー。主人公が精神疾患を抱える中年女性という設定がまず目を引きました。彼女、ヒラリーの感情の起伏を主演女優の方が本当に丁寧に演じており、石のような無表情時と嵐のように荒れ狂う感情爆発時、穏やかに日々を過ごす時など日々の変化に自然と感情移入してしまいます(自分も少々服薬中なので)。
クライマックスの、ヒラリーが映画館で映画を初めて観るシーンには思わず目がうるっとしてしまいました。
80年代の映画館、特に映写技師はデジタル化された昨今のシネコンとは違う温かみが。小説「キネマトグラフィカ」を読んでいたこともあり、35ミリフィルムの大きさ重さ、巻の数の多さを実際に目にするとその大変さが伝わってきます(つなぎ目の合図の印があるとは)。
そして、全編にわたって映像が素晴らしく、特に序盤の新年を祝う花火のシーンの優しい光は幻想的で温かくてそれだけで観に来て良かったと思える画でした。
映画館通いは最近の自分内ブームだから偉そうなことは言えないけれど(通常の映画料金は高いし)、これから映画館にもっと人が集まるといいな…と強く思いました。
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