フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

歌詞

2017-11-24 23:35:25 | Weblog
我々がいつも紹介する歌謡曲や演歌の世界では、歌手だけではなく、作詞家や作曲家も重要な情報の一つです。いや、順番から言えば歌手が一番最後なのです。
作詞家と作曲家では、どちらと言えば、CDに書かれている順番の作詞家が上位なのです。日本語は多くの音を極限まで削ぎおとして五十音になりました。このように音の種類を少なくした代わりに言葉が聞き取り易くしたのです。外国語は日本語に比べてはるかに複雑な音を持つ言語です。ですから、外国の人にも易しく響くのです。外国から来た歌手が日本語の歌を易々と歌いこなすのは、そんなところに原因があるのでしょう。
演歌や民謡などでは、音よりも歌詞が優先するわけですが、それを理由にしてかつてカラオケ店で歌う歌の印税は作曲家にしかなかったのですが、作詞家の皆さんのこうした言い分が認められて、両方に印税が行き渡るようになったのです。我々ら歌詞がないと歌えないのですから、当たり前ですがね。